手抜きに見えない「一つ結び」。仕事にも使えるアレンジをマスター
「不器用だから、凝ったお団子・編み込みアレンジは難しい・・・」
そんな時に頼れるのが、「一つ結び(ひとつ結び)」のヘアアレンジ。
たかが一つ結び、されど一つ結び。
パーツを追加
今回は、普通の一つ結びに、もう一工夫♪ アクセを使ったりねじったり編んだりとアレンジできる、手抜きに見えない一つ結びのテクニックをご紹介します。大人女性に似合う「おばさんぽく見えない一つ結び」、ぜひ筆者と一緒に見つけてみましょう。
*髪短めな「ショートボブの方」へ、おすすめの一つ結びstyle
1.トップに高さを出して、ラフに結ぶ
ストレートの髪を生かし、トップをふんわりさせたローポニースタイル。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
裾のあたりを中心に、コテを使ってゆるく巻いておきます。髪全体にワックスをもみこみ、低い位置で一つ結びに。トップから後頭部にかけて、ゆるく髪を引き出し、ふんわりさせましょう。顔周りと後れ毛をすこし多めにつくって、ワックスをつけた指先で撚って、動きを出して。毛先を外側にはねさせるように整えたら完成。
・ワンポイントアドバイス
髪を引き出すときは、表面から毛束をすこしずつ引き出し、立体感をもたせるとうまくいきます。
ストレートの髪質を生かしたスタイリングですが、顔周りの毛や後れ毛、毛先にほんのり巻きが入っている方がこなれて見えます。トップから後頭部にかけては、すーっと流れるようなストレート感を生かしてまとめましょう。
2.上の方で結ぶ、ちょこんとお団子風
トップから髪を厚めに、襟足からはざっくりとまとめて、高い位置でお団子風に結んだ一つ結びスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
粗めのクシを使って、サイドの髪を残しつつ、トップからゆるく髪をひとつにまとめたら、そのまま襟足側の髪を集めて、ゴムで結びます。毛先をくるんとまるめて、お団子風に。バックの後れ毛は短めのアメピンなどでさりげなく留めておきましょう。サイドの髪をすこしつまむように、動きを持たせたら出来上がり。
・ワンポイントアドバイス
バックの毛が落ちやすい場合は、スタイリング前に太めのコテでゆるく巻いておくとまとまりやすくなります。
可愛らしい雰囲気の高め位置のお団子風一つ結びは、耳が隠れるくらいサイドの髪を残した方がおしゃれ。サイドをきっちりなでつけてしまうと、表情もちょっぴりきつく見え、おばさんぽさが出てしまいます。
3.ゆるく編み込んで、大きなバレッタでとめる
大きくゆるい編み込みをバレッタで留めた簡単一つ結びアレンジ。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
上の毛束をざっくりとまとめ、下の段と合わせながら、ゆるい編み込みを作ります。襟足のあたりまできたら、全体をひとつにまとめてバレッタで留めて。編み込みは崩し過ぎないように注意しながら、全体の毛束をゆったりと引き出し、ラフな雰囲気に仕上げましょう。
・ワンポイントアドバイス
バレッタで留めただけでは、落ちてきそうと感じたら、髪色に馴染むゴムで結び、その上からバレッタをつければOK。
アシンメトリーにバレッタをつけるとこなれ感が生まれます。顔周りの毛はゆるやかに流して。後れ毛のまっすぐ感が強すぎるときは、すこしヘアアイロンでクセ付けしておくと、若々しく見えます。
4.後れ毛を出さず、あえて、かちっと結ぶ
きっちりと毛流れを整えて、後れ毛なしで魅せるすっきり一つ結びスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
ワックスを手に取り、毛先からつけて、全体に馴染ませます。トップから後頭部にかけてしっかりとブラシをかけながら、ひとつにまとめ、耳のラインを目安にゴムで結びます。クシで後れ毛を表面になでつけて、整え、ピンで押さえて。前髪にも軽くワックスをつけてツヤ感を出すと◎。
*「ミディアムヘアの方」へ、おすすめの一つ結びstyle
きっちり巻きすぎると、バブリーな前時代的になりますので、あくまでもゆるく巻くようにしましょう。
5.サイドの後れ毛を残して、低めの一つ結び
サイドに後れ毛を残し、ゆるく一つに結んだスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
両サイド、耳周りや襟足のあたりから少し毛束を引き出して、残しておきます。そして、低い位置で一つ結びをして、トップをつまみ、ふんわりさせましょう。ちょっと後れ毛を耳にかけたら、出来上がりです。
・ワンポイントアドバイス
あらかじめ太めのコテで髪の毛を巻いておくと、トップがふんわりしやすくなります。
ゴムで結んでも素敵ですが、その上に、レザーやゴールド素材の髪留めを組み合わせても◎オフィスのスーツスタイルにも相性がいい一つ結びアレンジですよ。
6.ハーフアップ+一つ結び
ゆるいハーフアップ&二つ編みを一つにまとめたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
全体をコテで巻いてから、毛量少な目のハーフアップを作ります。ハーフアップのラインのすぐ下の髪を二つ編みにして、真ん中の束ねた部分に巻き付けピン止め。全部の髪をひとつにまとめて、トップからすこし毛束を引き出しボリュームをもたせます。後れ毛をバランスよく引き出して完成。
・ワンポイントアドバイス
どの工程もあまりきっちりと作らず、手櫛でなでつけながら髪を集めると、ほどよくルーズな雰囲気に出来上がります。
結び目にバレッタやメタルモチーフゴムなどを使うと、アクセントに。短めでも長めのでも品よく作れる一つ結びスタイルです。
7.低めの位置で、ラフなお団子 or きつめの編み込み
低めの位置でざっくりとひとつにまとめた、ラフなお団子一つ結びです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
顔周りの毛は多めに残し、耳が隠れるようにざっくりと低い位置で毛束をまとめ、ゴムで留めます。毛先を抜き切らず、そのままくるんと丸めてお団子に。後頭部から左右にかけて膨らみを持たせるよう、毛束をすこしずつ引き出します。顔周りに残した髪にワックスをつけ、束感を出したら完成。
・ワンポイントアドバイス
顔周りの毛がバラバラだと疲れた印象に。ワックスをつけて、ツヤ感を出しながら、指先で薄く束を作っていくようにスタイリングすると決まります。
首のラインがきれいに見えるスタイルです。襟ぐりの詰まった服よりも、ボートネックやキーネック、抜き襟気味に着るノーカラーシャツなどがよく合いますよ。
後れ毛を出さずに、きっちり編み込んでつくる一つ結びスタイル。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
手櫛で髪をざっくり集めたら、後れ毛を出さないようにきつめに編み込みをつくっていきます。下まで編み込んだら、ゴムで留めて。編んだひと山ごとに髪をゆるく引き出します。耳周り、襟足付近にワックスやスプレーなどを軽くつけ、髪が落ちてこないようにして完成です。
・ワンポイントアドバイス
きっちりと編み込んだままだと校則の厳しい学校の学生さんに見えてしまいます。輪を崩さないように、髪を束で引き出すとこなれた雰囲気がプラスできますよ。
結んだゴムの上からレザーの紐を結ぶとガーリーな印象に、細めのゴムで結ぶときちんとした印象になります。合わせる洋服によって、結び目のスタイリングを変えてみるといいですね。
8.高さを出して結んでみる
高い位置で一つに結び、四つ編をさらに下で結んだスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
トップから髪をしっかり集め、高い位置で一つに結びます。前髪はすこしだけ残しておきましょう。ポニーテールに結んだ下の部分は四つ編みにして、毛先を長めに残してさらにゴムで結びます。ゴムより下の部分にはワックスをつけ、すこし毛先に動きをつけて。指先に残ったワックスで、前髪にも束感を出して完成です。
・ワンポイントアドバイス
あらかじめ、ごくごくゆるくコテで毛先に動きをつけておくと、バランスよくまとまります。
耳周り、襟足がすっきりと見えるスタイルです。揺れるピアスやイヤリングで、前髪や束ねた下の毛が揺れるイメージを再現すると全体にほどよいリフレイン感が生まれますよ。
9.サイドを編みこんだ一つ結び
サイドを編み込み、全体をゆるくまとめた一つ結びスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
両サイドの髪を残し、低めの位置でまず一つに結びます。両サイドに残した髪で、ゆるく三つ編みをつくり、真ん中の毛とあわせ、一つ結びに。トップから後頭部にかけての髪を全体的に引き出し、丸みのある頭の形に沿うようにスタイリング。顔周りの毛にワックスをつけて、束感を出して整えれば完成。
・ワンポイントアドバイス
あらかじめ太めのコテで髪の毛を巻いておくと、まとまりやすくなる上、後頭部のゆるやかなウェーブ感を活かせます。
飾りボタンのようにシンプルなヘアアクセのほか、大きめ三角バレッタやスカーフゴムなどボリュームのあるヘアアクセもよく似合うスタイルです。
*「ロングヘアの方」へ、おすすめの一つ結びstyle
10.低めにルーズに結んで、ヘアアクセサリーでアクセントを足す
低い位置でゆったりと一つに結んで、リボンをつけたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。顔周りの毛をすこし残して、襟足くらいの低めの位置でゴムで一つに結びます。持ち手が長くなっているテールコームなどを使って、後頭部から結び目あたりの髪を束にしながら、すこしずつ引き出し、形を整えて。ゴムを隠すように、リボンを結んで完成。
・ワンポイントアドバイス
裾の方の髪にも動きがあった方が可愛らしく見えます。髪を巻くときは裾の方までランダムに巻きましょう。
リボンはレザーやベルベットなど、表面に表情のあるタイプを選ぶと◎。髪の長さに合わせて、リボンの長さを決めるといいですね。垂らしたリボンが長すぎるとバランスが悪くなります。ゴムの部分にぐるぐると何重かに巻き付けてから結べば、長さの調節も簡単です。
一つに結んだあと、ゆるい三つ編みをして、バレッタで留めたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。トップから髪を手櫛で集めて、襟足で一つに結びます。あとで結び目に巻き付ける髪束をすこしだけ残し、残りの毛でゆるく三つ編み。下まで編んだら、ゴムで留めます。三つ編みの輪の部分の髪を束にしながら、すこしずつ引き出し、輪をルーズに大きく。襟足付近にのこしておいた髪をぐるぐる巻いて、上で留めているゴムを隠します。巻き終わりは、ピンで留めるか、毛先を長めに残し、裏側のゴムに通してもOK。トップから全体にかけて、ゆるく毛束を引き出し、形を整えます。バレッタをアクセントにつけて完成。
・ワンポイントアドバイス
引き出す毛の量が多すぎると、乱れただけの髪型に見えます。テールコームなどを使って、くいっとすこし表面から浮かせる感じで引き出してみましょう。
一つ結びにした襟足あたりがはっきり見える襟ぐりの大きなトップスが良く似合うスタイルです。ノーカラーのトップスの方が、三つ編みのゆったりとした雰囲気が生かせます。
ゆるい三つ編みを短く作り、一つ結びにしてからバレッタで留めたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ごくゆるく巻いてクセ付け。髪全体にワックスをつけてから、ゆるい三つ編みを2編みほどしてゴムで結びます。結び目を隠すように、バレッタをつけて完成。
・ワンポイントアドバイス
三つ編みを始めるときは重心を下目にとって、サイドの髪をふんわりさせるとバランスよくまとまります。
低い位置で三つ編みを始めているので、大人っぽい印象です。髪表面の艶やかさがあると、より上品に。小さめの三つ編みの横幅に合わせたくらいのバレッタを選ぶと見た目が安定します。
11.低めにラフなお団子を作る+バレッタ
低めの位置で、くるんと折りこんだ簡単お団子をつくり、バレッタで留めたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。ざっくりと手櫛で上側の髪を三分の二ほど、後頭部で一つに結びます。このとき、毛束をくるんと折りこんで、丸みをつくりお団子のようにしてから、毛先をゴムに通して留めて。頭頂部の髪を引き出し、ボリューム感を出します。結び目を隠すように、バレッタで留めて完成。
・ワンポイントアドバイス
前髪もすべて梳かして、まとめるスタイルなので、コテなどでクセ付けするときは、側頭部や前髪のあたりの毛はごくごくゆるく巻くだけにしましょう。まっすぐめに流れていく毛流れの方がまとまりよく見えます。
前から見るとすっきり、後ろから見るとほどよく手が込んだ雰囲気になるスタイリング。オフィスや学校などきちんと感がほしいときにもおすすめです。
12.サイドを編み込んで、低い位置で結ぶ
サイドの髪をごくゆるくロープ編みにして、低い位置で一つ結びにしたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。左右の髪をごくゆるいロープ編みにして一つにまとめ、毛束をひと筋だけ残して結びます。残した毛束を結び目に巻き付け、毛先をゴムに通して留めて完成。
・ワンポイントアドバイス
太めのコテで巻いておくと、ゆったりとした毛流れを作りやすくなります。
やわらかく可愛らしい印象のスタイリング。レースやニット素材などフェミニンな素材のトップスがよく似合います。
ゆるい編み込みをつくり、くるりんぱしてゴムで留めたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。サイドと後頭部から髪をざっくりと取って、編み込みをしながら、一つ結びにします。くるりんぱで、髪に立体感を持たせたら、すこし髪を引き出しながら調えて。ヘアアクセ付きのゴムで留めたら完成。
・ワンポイントアドバイス
ワックスを軽くつけて、編み込みするときの毛束感を出すと、より立体的な仕上がりに。髪の丸みをつぶさないカーブ型のヘアアクセをつけると◎。
低めの位置でゴム留めしているので、とても上品な印象ですよね。べっ甲のカーブヘアアクセやリボンモチーフのバレッタ、スカーフ素材のヘアアクセなどがよく似合います。
サイドを編み込み、一つ結びしてからひと房だけ三つ編みにしたスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。両サイドの毛を残し、低い位置で一つに結びます。両サイドの毛を編み込み、裾まで編んだら結んだゴムを隠すように巻き付け、ピン留め。結び目の下の垂らした毛のひと房を取り、三つ編みにして結びます。トップの毛を毛束にしてすこしずつ引き出し、スプレーをかけて完成。
・ワンポイントアドバイス
顔周りの毛は自然に残った毛にワックスをつけて、束感を出すくらいでOK。最初から顔周りの毛を残しておかなくてもよいでしょう。
編んだ髪の毛がヘアアクセ代わりのスタイルです。凝っている印象を受けるので、ちょっとよそ行き仕様のコーデにもおすすめ。
13.一つ結び+逆りんぱの、合わせ技
低めの位置で一つ結びにしたところに、もう一組の一つ結びを逆りんぱして、ひとつにまとめた一つ結びスタイルです。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
まずは髪全体をコテなどで、ゆるく巻いてクセ付け。サイドの髪を残し、低めの位置で一つに結びます。顔周りの毛をすこしだけ取り、残したサイドの髪を先に結んだ結び目の上あたりで一つに結び、逆りんぱ。普通のくるりんぱは、上から毛束を通しますが、逆りんぱは、下から毛束を通します。バレッタやリボンなどのヘアアクセで一つにまとめ、完成。
・ワンポイントアドバイス
顔周りの毛にはワックスをつけてツヤ感を。毛先が乱れると疲れたおばさんぽく見えてしまいます。
いつものくるりんぱとはすこし違った表情が出る逆りんぱ。後れ毛がない方がすっきり整った印象に。ヘアアクセ次第で、カジュアルコーデにもきちんとコーデにも使える重宝ヘアスタイルです。
くせ毛を生かし、トップをふんわりさせたローポニースタイル。
・HOWTO(このアレンジの作り方)
髪全体にワックスをもみこみ、低い位置で一つ結びにします。トップから後頭部にかけて、ゆるく髪を引き出し、ふんわりと。耳周りの後れ毛を整えて完成です。
・ワンポイントアドバイス
ワックスをつける際は、髪の根元は避けて。頭皮にワックスがつくと、べたつき、ぺたっとした仕上がりになってしまいます。
束ねた毛先が短めなので、ツヤ感があった方が上品に見えます。指先に残ったワックスで毛流れを整えて。ラフな雰囲気がおしゃれなスタイルなので、ノーマルゴムやシンプルなスプリングゴムなどがおすすめ。