生地の特徴を活かし、丁寧に作り上げる「十布」
十布の製品は「tenp01(正方形のダブルガーゼ)」「tenp02(福島の刺子織)」「tenp03(トートバッグ・コレクション)」「tenp04(リネン)」「tenp+(コラボレーション)」の5つにカテゴライズされています。以下では一つずつ順にご紹介していきます。
十布の魅力的な商品の数々
tenp01:正方形のダブルガーゼ
肌触りが良い綿100%のダブルガーゼに動物や植物などのかわいらしいモチーフが描かれたシリーズ。カラフルなのに落ち着いた雰囲気が魅力です。
すごく細かく描き込まれているので、ついつい見入ってしまいますね。魚やカニ、はまぐりといった海の生き物と鹿の組み合わせというのも斬新です。
サイズはL・M・Sの3サイズ。Lサイズはひざ掛けやテーブルクロスなどに。ファッションやインテリアのアクセントとして使えます。吸水性が良いので、十布のデザイナーの福田さんは旅行先でバスタオルとして使っているそう。
使い込むほどに柔らかくなるので、スカーフにするのもおすすめ。気持ちの良い肌触りを楽しめます。
柔らかいダブルガーゼは赤ちゃんの肌にも安心。Lサイズはおくるみに、Sサイズはスタイにちょうどいい大きさです。(画像はMサイズ)
tenp02:福島の刺子織
「刺子」とは、布地に図柄を刺繍して縫い込む手芸の技法のひとつ。布の目に沿って、一針一針規則的に刺していき、途方もない時間をかけて美しい幾何学模様ができ上がります。
東北地方の伝統的な手芸技法の「刺子」。その「刺子」のような幾何学模様を織り機を使って織り上げるのが「刺子織」です。十布の刺子織は、福島「三和織物」の大峽健市さんという刺子織の職人さんと共に生み出されました。
幾何学模様の図案は森や花をイメージして作られたもの。抽象化された図案なので、見る人によって想像するものが違ってくるのも魅力。
こちらは刺子織の大判ハンカチ。手を拭くのはもちろん、お弁当包みに使うこともできます。曲げわっぱのお弁当箱との相性もバッチリ。包みを広げたらそのままランチョンマットとして使うのも素敵です。
めずらしい縦長のがまぐちは、ペンケースやめがねケースに。右端にちらっと見えているのは刺子織のコースター。
この他、カードケースやポーチ、クッションカバー、ミニバッグなどの商品があります。色はいずれもレッド・ブルー・ライトブルー・オフホワイト・ネイビーの5色。同じ図案のはずなのに色によって模様の見え方も変わりますね。
以下のリンクでは、この刺子織の生地を購入できますので、自分のオリジナルの品も作れますよ。
tenp03:トートバッグ・コレクション
パズルのように配置された動物達。何がいるのか一つひとつ確認したくなる楽しいデザインです。帆布で作られていて丈夫なので、重いものを入れても大丈夫。
すました顔をしている猫が何ともキュート!周りの繊細な植物のデザインも素敵です。
猫が抱えているのは魚のようですがよく見るとギター!猫におあつらえ向きの魚型のギターなんて、遊び心溢れるデザインですね。
tenp04:リネン
吸水性が高い国産リネンの特徴が活かされたキッチンクロス。実は吊ったときに美しく見えるような形にデザインされているんです。何気なく吊っているだけだと生活感が出やすいキッチンクロス、吊ったときのことまで考えられているなんて心憎いですね!
吊ったときに美しくなるのは、このように三角やひし形になっているから。キッチンクロスをこんな形にするなんてなかなか無いアイディアですよね!端が細いのでコップの底などをふきやすそう。
tenp+:コラボレーション
フィンランドの「Jokipiin」というリネンメーカーとのコラボでできたランチョンマット。フィンランドリネンという厚手の生地に4羽の鳥が輪になっているデザインが描かれています。
フィンランド在住のデザイナー・浦田愛香さんとのコラボによるバッグ。ドイツ製のウール100%のフェルトを使って手作りされているので、温かみがあります。
実はこのフェルトは水力発電だけで作られていて、しかも土に戻すことができる、という環境に優しい商品でもあります。
生活のワンシーンに十布でアクセントを
リネンやガーゼなどそれぞれの布の特徴を活かしつつ、楽しいデザインが施されている十布の布プロダクト。どれか一つを暮らしに取り入れれば、きっと素敵な輝きを放ってくれるのではないかと思います。ぜひ一度手に取って、その魅力を楽しんでくださいね。
「十布(テンプ)」はイラストレーター・福田利之デザインの布プロダクトブランド。ガーゼ、リネン、刺子織など布それぞれが持つ風合いや特徴を活かしながら、デザイン性が高い製品を生み出しています。丁寧に作られた製品からは十布の布プロダクトに対する想いが伝わってきます。