ジュエリー感覚で纏いたい。お洒落心をくすぐる「kikiki optique」
デザインユニット「kikiki optique」が生み出す眼鏡です。小幡泰久さん、夕起子さんという、柔らかい雰囲気のご夫婦が手がけられており、「普段の生活の中に潜む魅力を拾い上げ形にする」をコンセプトに掲げておられます。
普遍性と遊び心―― 相反するもののバランスを大切に
「kikiki optique」は、そんな気持に寄り添って、ファッション感覚、アクセサリー感覚で楽しめるような「着飾る眼鏡」を提案しています。
生活必需品としての「普遍性」と、ジュエリーのような「遊び心」。相反しているように思えますが、程よいバランスで調和がとれています。それは、デザイン段階での、きめ細やかな検討があってこそ、成し遂げられていることです。
「着飾る眼鏡」が生まれるまで
ここで少し、kikiki optiqueとしてメガネを作っている、小幡泰久さん、夕起子さんご夫婦についてご紹介したいと思います。
実は泰久さん、もともとデザインの方に興味があり、「atelier kikiki」を立ち上げる前は、建築関連の仕事に就いていました。実家が眼鏡店を営んでいたものの、ご自身が眼鏡屋になるというイメージがわかず、お店を継ぐ考えもなかったとのこと。
ですが、眼鏡の産地・鯖江で眼鏡づくりの魅力に触れたことを機に、その魅力に目覚めます。幼い頃から親しみ深い眼鏡、デザインのご経験など、すべてがリンクして、「作家として活動する」という決意に至ったそうです。
鯖江を訪れたことが、眼鏡を作るという方向性の決め手になったのですね。
そして当時、WEBデザイナーとして働いていた夕起子さんが「本格的に彫金を始めたい」という想いがあったことなど、様々なきっかけがつながって、おふたりで眼鏡づくりをスタート。綿花由来の樹脂や、彫金の装飾パーツが織り成す、ジュエリーのような素材感の眼鏡を生み出し、注目を集めます。
メガネの職人としての技術を身に付けた泰久さん、アクセサリーが大好きな夕起子さんによる、少し異なる視点でのこだわり。「普遍性」「遊び心」のように相反しているようで、調和がとれているように感じられます。
物語が見えてくる「kikiki optique」。ラインナップを一部ご紹介
それでは、早速「kikiki optique」の眼鏡をご紹介したいと思いますが、その前に・・。
「kikiki optique」の眼鏡で、もうひとつチェックしてほしいポイントがあるんです。それは、眼鏡に付けられている名前。
眼鏡ひとつひとつにストーリーが込められており、装飾なども、イメージぴったりにデザインされているんです。
例えばお花をテーマにした作品では、このように、両サイドにお花の飾りがきらり。着用して、鏡を見るたびに顔がほころんでしまいそう。
そんなこだわりとともに、ラインナップを見てみましょう。
「Girl journey」は、“すこしおしゃれをしてスローな旅に出る時、一緒に連れていきたくなる”という想いがこめられています。
バイカラーで、品よく主張するデザイン。シンプルなファッションにあわせると、ジュエリーのように、きれいなアクセントになってくれます。まさに「着飾るメガネ」という言葉がぴったり。
天文学者をイメージしたメガネ「Astronomer set」。
星の軌跡を思わせる、金属のツーブリッジの美しさが光ります。さらに、ちょこんと惑星をイメージした淡水パールが付いているんです。乙女心をくすぐりますね。
古いアンティークの門をくぐるとそこは若葉のしげる森――。そんな、物語の世界のようなコンセプトストーリーが添えられているのが「Humming bird」。
こちらは、atelier kikikiのジュエリー「森のピアス」とあわせてスタイリング。同じべっ甲のような質感、色味も統一感があって素敵です。
こんなに愛らしい「猫」モチーフも!
こちらにも“裏路地からひょっこりと現れたおしゃまな猫”という、コンセプトストーリーがあり、よく見ると、おしゃまなお顔ですよね♪
ファンシーすぎるデザインではないので、普段使いしやすいのも嬉しいところ。
「kikiki optique」の世界を、直接覗いてみたいあなたへ
できるだけ多くの人にメガネを実際に手に取って選んでほしい、という思いから、2019年2月現在メガネの通販を休止している「kikiki optique」。今すぐに欲しい、という人にとっては残念なことかもしれませんが…。
現在は展示会や取扱店舗の他、各地のイベント出店などで「kikiki optique」の眼鏡に出会うことができます。詳しくは、オフィシャルサイトのnewsから情報をチェックしてください。
※遠方でご来場が難しい方は、メールでお問い合わせください。
イベント情報
会場:テンポラリ(東京都墨田区京島3-49-14)
*全てのメガネをご試着できる他、モチーフを選べるセミオーダーの受け付けを行います。数に限りがありますが、即売も可能です。ぜひお気軽に起こしください。
アクセサリーは、「creema」、「minne」などのWebショップで取り扱っており、気軽に購入いただけます。
kikiki optiqueで、あなたも着飾ってみませんか
ぜひイベント情報をチェックして、一度手にとって、着飾ってみて下さい。きっと新しい世界が広がります。
kikiki optiqueのメガネには度が入っていませんので、度入りレンズをご希望の方は別途お問い合わせが必要となります。
おふたりは、2014年よりジュエリーとハンドメイド眼鏡の2ラインを扱うブランドとして「atelier kikiki」を立ち上げます。
2018年より、ハンドメイド眼鏡、そして眼鏡とコーディネートができるコンセプチュアルジュエリーのラインを「kikiki optique」とし、 新しくスタート。その美しい眼鏡で注目を集めるようになります。
そこで、ふと疑問が浮かびませんか。どうして“眼鏡”にいきついたのでしょう。