「rolca(ロルカ)」について
繊維の街として知られる倉敷市児島に拠点を置く「rolca(ロルカ)」。上質な天然素材や長年の経験で培われた産地の技術力、ずっと変わらない普遍的な価値のあるものを大切にして、生まれる服。袖を通せば、暮らし方まで豊かになりそうな、そんな魅力にあふれています。
伝統を継ぎ、現代の服を作るメーカー
児島には、洋服作りのプロフェッショナルが集まっています。生地作りから縫製、加工に至るまで、この地域で完結できてしまうのがすごいところ。そんな土地柄にあって、「rolca」が大切にしているのは、丁寧なものづくり。業界では海外生産が多いカットソーやニットも、国内生産にこだわっています。
よいものを作るためには手間暇惜しまず、妥協もしない。そんな高い意識を持って作られるのは、安価で手軽なものとは一線を画す、本当に信頼できる洋服です。
繊維のまちから生まれる上質な日々の服
「大人になったら、もうちょっといい服を着なさい」と言われたのはいつだったか?若いうちは、あまり気にかけず忘れてしまう言葉も、年を重ねてそれなりに大人になると妙に納得することってありますよね。今思えば、いい服というのは高級なハイファッションというのとは違って、身の丈にあったきちんとした服ということ。「rolca」の服は、大人の女性が求める快適さをしっかり備えています。
繊維の産地のメーカーとして、まずこだわったのは素材。厳選された上質な生地は、その質感、色合いともに、とてもきれいでやさしい。一枚でさらっと着て、さまになるから、ついつい毎日手に取ってしまう。着ていると気持ちがよくて、自然と日々のことも楽しめたり...。暮らし方にまで影響を与えると思えば、自分に合った洋服選びって、結構大切ですよね。
「rolca」が作るハチミツのお話
「rolca」のファクトリーの裏山に並ぶ養蜂箱。洋服メーカーで...?と、ちょっと不思議に思うかもしれませんが、養蜂もされているのです。季節の花々が咲き乱れる春から夏は、ミツバチたちが蜜を集めに活発に動き回ります。自然豊かな場所で、自然の営みを目の前にしながら、季節を感じることは、美しい洋服作りにおいても良い影響があるのかもしれません。
「rolca」の裏山のミツバチたちがせっせと集めたハチミツ。なんと、私たちも手にすることができるのです。「瀬戸内百花蜜」という名前の通り、瀬戸内の自然に育まれた多様な花々の蜜がブレンドされた、まさにここでしか手に入らない、天然のハチミツです。評判も上々で、WEBショップでもすぐになくなってしまう人気商品。試してみる価値がありますよ。
岡山特産のおいしい果物に国産のハチミツと甜菜糖を加えた「はちみつジャム」。保存料・香料はもちろん、水も一切添加されずに作られたジャムは、素材そのものの色や香り、味がストレートに表れたおいしさ。パンに塗って食べるのはもちろん、炭酸で割った特製ドリンクもおすすめです。
「rolca」が提案する春夏の服
rolca on the notes(ロルカ オン ザ ノーツ)
いつでも手に取りたくなるベーシックで上質な日常着。春夏は、やさしいカラーと軽い着心地が魅力のアイテムが揃いました。
若草色が春の訪れを連想させるクルーネックのコットンカーディガン。胸元のハーブの刺繍が清々しい印象を与えます。ストレッチデニムで仕立てたワイドパンツを合われば、軽やかなスタイリングの完成です。
気候が不安定な時期は、気負わずさらりと羽織れるジャケットがあると便利。ノーカラーのジャケットは、しわ感のある生地が、ナチュラルで肩の力の抜けた雰囲気。ふんわり広がるリーフ柄のジャカードスカートとの息もぴったりです。
空気を孕んだようなゆったりとしたシルエットのVネックのプルオーバー。カッティングの技術が巧みで、身体を立体的に美しく見せてくれます。合わせたのはベーシックなスリムパンツ。ウェストが総ゴム仕様で楽ちんなのに、きちんと感もちゃんと出せるのが優秀です。
「rolca」のアイリッシュリネン
「rolca on the notes」で展開するアイリッシュリネンのアイテム。その発色の鮮やかさとしなやかなシャリ感は絶妙。カジュアルな中に、大人の品の良さを一匙加えたいとき、アイリッシュリネンのアイテムはおすすめです。
詰まった襟元とゆったりとしたドルマンスリーブが、個性的な対比を見せるプルオーバー。高品質なアイリッシュリネンのさらりとした肌触りは、湿気の多い季節でも快適さを保ってくれます。洗いざらしで着られる気軽さも嬉しいですね。
アイリッシュリネンの柔らかな風合いを見た目にも肌にも存分に堪能できるスタンドカラーのチュニック。シンプル、ミニマルなデザインだけど、ドロップショルダーや深めのVネックなど、ディティールでリラックス感を演出しているのが秀逸。豊富なカラーバリエーションの中から、自分らしい1枚を見つけたくなります。
waltz for rolca(ワルツ フォー ロルカ)
大人の女性にはいろんな顔がある。仕事の大事な場面やハレの席で...ちゃんとはしたいけれど、がんばりすぎている感じはちょっと苦手という方に。等身大な自分に似合う`特別な日に着たい服’がここには揃っています。
肩の落ち感が絶妙なオーバーシャツ。小さめの襟はボタンをとめればきちんと感がでるし、外して抜け感も演出もしやすいデザイン。裾をウェストにインしたりアウトにしたり、着こなし方で表情が変わるのも魅力的です。
ミニマルで洗練されたブラックワンピースは、フォーマルな場にも似合うしアレンジもしやすいので、とても重宝するアイテムです。上質なリネンツイルの素材とクラシカルで上品なデザイン。ずっと愛用したくなる、定番だけど特別なワンピース。
バイヤス使いにしたストライプがシャープで洗練された印象を与えるオーバーシャツ。後ろの襟部分がきれいに立ち上がるデザインになっているので、首元をすっきり見せてくれる効果も。全体的にゆったりとしたデザインの中に、ドレープやタックを入れることで、ナチュラルな立体感と動きが生まれます。爽やかで凛とした表情が魅力的ですね。
動きやすくリラックス感あるガウチョパンツをきれいめスタイルに。光沢が美しい滑らかなサテン生地が、大人っぽくて上品。深めに入ったボックスプリーツが作る陰影も印象的です。シンプルにシャツと合わせて、スマートに着こなしてみたくなります。
いい空気、やさしいものに触れられる場所、「森の8カテン」
「rolca」の世界観を満喫
オフィスの隣のファクトリーをリノベーションして作った「森の8カテン」。そう、あの養蜂箱を設置している裏山もすぐそばです。豊かな自然とのどかな空気、そしてこだわりも詰まったこの場所で、暮らしを楽しむために必要な要素を8つセレクトしました。「衣・食・住・遊・学・農・工・働」、ただの洋服屋さんではない、「rolca」ならではの視点と世界観がうかがえます。
明るく落ち着いた雰囲気の店内には、「rolca」が作る新作の服が並びます。帽子やバッグ、アクセサリーなど、オリジナル以外にも、ナチュラルで質の高いものがセレクトされています。実際に見て触れて、「rolca」の洋服を着た時のイメージを膨らませられるのもお店だからこそですよね。
児島のモノ、コトに触れられる場所
「森の8カテン」には、児島の魅力を伝えるべく、地元の作家さんが作る雑貨も並びます。「rolca」自慢のハチミツをはじめ、きちんと思いをもっていいものをセレクトしていることが分かるディスプレイ。児島に来た記念にもなる、素敵なお土産まで見つかりそうです。
ここに来たら、楽しみにしたいことがもう一つあります。実は、児島で30年続くイタリア料理の名店「トラットリア ボーノウーノ」が併設されているのです。「rolca」の世界観を堪能したら、最後はおいしいお料理でお腹を満たして、幸せな一日を締めくくりましょう。
江戸時代より綿花の栽培が始まり、今日に至るまで、繊維の街として知られる児島。この地で、古い工場をリノベーションして建てられた「rolca」のオフィス。膨大な服作りの記憶が今に生かされ、新しい服が生み出されていく。そんな連綿とした流れを感じます。