ここでは、手仕事でひとつひとつ丁寧に作られた、素敵なブローチをご紹介していきます。あなたもコーディネートのワンポイントに、おひとついかがですか?
ちょっぴり不思議な世界観に惹かれる、谷内良太さんのブローチ
自然や宇宙をモチーフにした谷内良太さんのブローチ。まるで絵本の中から飛び出してきたかのような、かわいくもちょっぴり不思議な雰囲気のブローチたちを目にした瞬間、たちまちその世界に引き込まれます。
谷内良太さんについて
谷内良太さんは彫金作家。京都の北白川にて雑貨店「ちせ」を営みながら、アクセサリーを製作しています。谷内さんの手によって生み出される作品たちは、自然や生き物、宇宙への愛情を感じる、繊細で美しいものばかり。
森羅万象は網の目のように繋がって影響し合っています。日々の暮らしと普段忘れてしまっている宇宙との繋がり、太古の昔から未来への連鎖、そういったものを感じたり想像しながら作品を作りたいと考えています。
また谷内さんは、アクセサリーは装飾品としてだけでなく、お守りや魔除けなど、人が願いを込める入れ物としても存在していると考えているのだとか。
私の作るアクセサリーも、人の思いが入って初めて完成します。身に付けてくれる方がそれぞれの思いや物語を込めて頂ければ幸いです。
思いを込めて身に付けたい。ひとつひとつ手作業で作られるブローチたち
こちらはチューリップやバラのような花たちを、花冠のように繋げた"花の環のブローチ"。主張しすぎない、控えめなかわいらしさです。
真っ直ぐに伸びる一輪の花をモチーフにした"一輪の花のブローチ"は、凛としたかわいらしさ。胸元のさりげないワンポイントになってくれそう。
ちょこんと佇むにわとりさんがキュートな"くだかけ(鶏)のブローチ"。「くだかけ」はにわとりの古名なんだとか。丁寧に手彫りされた表面の風合いと、少しゆがんだ形が味わい深いですね。
太陽の周りを回る地球の軌道と、地球の周りを回る月の軌道を表現したという、ユニークなコンセプトの"月の軌道のブローチ"。胸元に付ければ、アンティークな雰囲気のワンポイントに。
800万年前~600万年前にかけて南アメリカに棲息していた大きな鳥・アルゲンタビスをモチーフにしたというブローチ。ひとつだけでなく複数付けしても素敵です。
こちらはなんともユニーク。生きた化石・シーラカンスをモチーフにしたブローチです。鱗は、叩き出すことでできた凹凸で表現されています。
三日月のブローチはそのシンプルさゆえに、叩き出しの風合いが存分に楽しめますね。シーラカンスやアルゲンタビスのブローチと一緒に付けて、ストーリーを作っても素敵です。
キュートなモチーフをレザーで大人っぽく。co-yoの革製ブローチ
普段使いのバッグやアクセサリーを製作している、co-yoこと杉崎陽子さんのレザーブローチ。
一点一点時間をかけ丁寧に磨かれた革に、繊細な草花の模様が彫られています。キュートなボタニカルモチーフたちが、レザーによってちょっぴり大人っぽく。丈夫で軽い付け心地なのがうれしいですね。それぞれのブローチに合わせて、台紙に描かれた手書きのイラストも素敵。プレゼントにぴったりです。
さまざまな装いに馴染む、ボタニカルモチーフのブローチ
ぱっと開いたお花のブローチは、大地にしっかりと根を張り、太陽の光をさんさんと浴びているよう。胸元に付けるだけで元気をもらえそうです。
重なった綿毛をモチーフにした、シンプルなブローチ。襟の真ん中に付けて、クラシカルなワンポイントに。
蕾がほころんだお花のブローチは、可憐なその姿が目に入るたびにココロ躍りそうです。
かわいさと大人っぽさが同居するボタニカルモチーフのブローチは、品のあるレザーで、さまざまな装いやアイテムに馴染んでくれます。あなたのコーディネートにも一輪、お花を咲かせてみませんか?
素敵なブローチで楽しい毎日を
今回ご紹介したブローチは、どれも手仕事のあたたかみを感じられるものばかり。薄着になることが増えるこれからの季節、胸元やシャツの襟、ストールや帽子、バッグなどにちょこんと付けて、いろいろなコーディネートを楽しんでみてくださいね。
シンプルなワンピースの胸元やシャツの襟、ストールや帽子、バッグなど、いろんなところにちょこんと付けて、コーディネートに自分らしさをプラスできるアイテム"ブローチ"。付けるだけでいつもの装いを華やかにしてくれたり、カジュアルになりすぎないよう引き締めてくれたりするスグレモノです。