グスタフスベリ
グスタフスベリ(GUSTAVSBERG)はスウェーデンの陶磁器製キッチンウエア及びインテリア雑貨メーカーである。 1825年スウェーデンにて創業。陶磁器を使ったアイテムの制作を始める。 様々な北欧のデザイナーを迎えての製品造りが話題になり、作品の人気はもちろんのこと、現在でも名の残る人気デザイナーを多数輩出してきたことでも有名。現在デザインしたアイテムが発表される度に話題を呼ぶリサ・ラーソンもその一人である。 食器類からオブジェに至るまでさまざまな作品があり、北欧ブームに乗って日本で注目度が高まっているが、陶磁器好きな人の中では元々とても人気のあるメーカーでコレクターもいる。 食器類の中でも、スウェーデンで最も有名だったと言われる陶芸家スティング・リンドベリの作品で、白い陶磁器にグリーンの葉っぱの絵柄が入った「ベルサ」シリーズがすば抜けた人気を持つ。 同じく植物の絵柄の人気作品では、「アスター」シリーズが挙げられる。名前の通りアスターの花や蕾、葉っぱが描かれていて、少しくすんだ青と落ち着きのある赤の2ラインがある。 名デザイナーを多数輩出してきただけあり、作家それぞれのデザインの個性が溢れ出ていて、同じメーカーと思えないほど幅広いデザインの作品がある。 1955年に発表された「スピサリブ」シリーズと1950年代から発売されていた「アダム」シリーズは懐かしさを抱いてしまう温かい雰囲気が人気。「スピリサブ」シリーズは白い陶磁器に茶色の縁取りとブラックのストライプが入ったシンプルなデザイン。「アダム」シリーズは細いラインの上にドット柄が整列した絵柄。どちらもすっきりした印象で普段使いに馴染みやすい。 北欧食器に共通の点であるが、グスタフスベリの作品も例に漏れず和空間や和食が不思議とハマる感じがある。