カイボイスン [2ページ目]

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カイ・ボイスン(Kay Bojesen)はデンマークの木工細工職人であり、デザイナー。 銀細工師のジョージ・ジェンセンの下で技術を学び、1910年に修行を終える。 その後、ショップや展示スペースをアーティスト共同組合と共同して開拓する活動を行い、1919年には北欧デザイン界のデンマーク職人として代表的な一人となっていく。 結婚し、息子のオットーが生まれたことでインスピレーションを得て、木材を使って作るおもちゃなどの作品作りの魅力が増していき、1930年代からは本格的に木工細工作品に取り組む。 子供が遊ぶおもちゃのデザインとして角のない丸みを持たせ、なおかつ子供が遊びたがるデザインにこだわり、本物の動物を正確に模写するのではなく彼曰く「線が微笑む」形状のデザインをポリシーに作品を生み出していた。 72歳でこの世を去り、店舗も一旦は閉店してしまったものの、家族の働きかけで彼のデザインは復活を遂げ、いまや世界中で愛される木工細工となっている。 カイ・ボイスンの作品の中で最も知られているのはやはり「モンキー」である。ひょうたん型の身体に見事に丸みのあるパーツで組み合わされた「モンキー」は、おもちゃとして子供が遊ぶだけでなく、コレクターとして飾る人も少なくない。オイル仕上げで口に入れても安心という徹底した作りで、子供から大人にまで親しまれている。 デザイナーとしての代表作は1938年にデザインしたカトラリーが有名。デンマークの王室や大使館などでも使用されており、シンプルながら機能美に優れているとして世界中で愛用者がいる。おもちゃと同じく、使い手の視点を大切にして作られた持ち手の曲がったベビースプーンなどが有名である。

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