広大な大地に真っ白い雪景色が美しい北海道。冬の北海道もロマンチックで素敵な風景がいっぱいです。

雪や氷、流氷、樹氷など、自然がもたらす芸術は、自分の目で直に見るとさらにその美しさが伝わります。夏の観光シーズンも良いですが、冬も北海道を旅してみませんか？北海道の中でも特に素敵な場所をご紹介します。

夏は雲海で有名な「星野リゾート トマム」。冬には雪や氷でできた街「アイスビレッジ」が登場します。真冬にはマイナス20℃を下回ることもあるトマム。とっても寒いですが、幻想的な景色が広がります。

アイスビレッジは全てが雪や氷で作られています。こちらは「氷のバー」。氷のバーカウンターでは氷のグラスでドリンクをいただきます。

その他、雑貨屋さんやスイーツカフェ、滑り台など色々楽しめるアイスビレッジ。クリスマスやニューイヤーなどには様々なイベントも行われているそうです。

幻想的な氷の教会もあり、実際に挙式が行われます。セレモニー後には花火が打ちあがりますので、ぜひご一緒にお祝いしてくださいね。

アイスビレッジとは離れていますが、「水の教会」も素敵です。12月にはスノーキャンドルが輝くクリスマスイベントが開催されます。北海道の大自然の中で行うウェディングは憧れですね。

オホーツク海に面した知床や網走などでは、毎年1～2月ごろには海面を真っ白に覆う流氷が見られます。どこまでも続く真っ白な風景はここでしか見られません。

流氷観光には、網走の砕氷船「おーろら号」がおすすめです。紋別では「ガリンコ号」も運行していますよ。分厚い流氷を割ったり削ったりしながらの航海は迫力満点。自然のすごさを感じさせます。

流氷の下に生息する「クリオネ」は流氷の天使と呼ばれています。とっても小さいですが、ひらひらと泳ぐ姿は本当に天使のよう。クルージングではカモメが寄ってきたり、アザラシが顔を出していることも。シカやキツネが流氷の上を歩いていることもよくあります。

道東の阿寒湖で冬の早朝に見られる「フロストフラワー」。結氷した湖の上に、氷から昇華した水蒸気が付着して結晶になり、それがどんどん大きくなったもので「霜の花」とも呼ばれます。まるで湖一面に白い花が咲いたように美しい自然現象です。

本当に可愛らしい花のようなフロストフラワー。気象条件が揃った冬の朝にしか見られないのだそう。でも、フロストフラワーが見られなくても、この時期にしか見られない様々な風景に出会うことができます。ガイドツアーも行われていますので、参加してみてはいかがでしょうか。

ふかふか、サラサラのパウダースノー。雪質の良さは多くのスキーヤーやスノーボーダーの憧れの的。もちろん初心者さんでも楽しめるコースもありますよ♪

ずっと眺めていたくなるような、広大で美しい景色が広がります。北海道の大地の広さを感じられますね。ニセコ周辺にはホテルやペンション、温泉などもあり、旅行におすすめです。

小樽運河や小樽の街が温かなキャンドルの光で包まれる「小樽雪あかりの路」。毎年2月に開催されています。ノスタルジックでいつも素敵な小樽運河の風景ですが、この期間は幻想的でさらに美しさを増します。

道端にはこんなかわいい雪だるまも。思わずほっこりしてしまいますね。

富岡教会ではキャンドルでハートのモニュメントを。ぜひカップルで訪れたいですね。教会の中もキャンドルが飾られていますよ♪

とても寒さの厳しい上川町層雲峡で毎年1月から3月まで行われる「層雲峡氷瀑まつり」は、石狩川上流の水を氷点下の中で吹き付けてできる、氷の建造物やオブジェを楽しむイベント。夜には7色にライトアップされて、とってもきれいです。

会場では花火が打ちあがります。夏の花火もきれいですが、氷の上に打ちあがる花火もまた素敵ですね。

冬の函館はロマンチックな街がイルミネーションでライトアップされて、さらにロマンチックになります。観光名所である八幡坂もイルミネーションで彩られて素敵ですね。

五稜郭の堀がライトアップされて星形がくっきりと浮かび上がる「五稜星の夢」も12月から行われます。五稜郭タワーから見るのがおすすめですよ。とても夜景の美しい函館の街に星形が加わり、さらに輝きを増しますね。

北海道ならではの雪景色や寒さを満喫できる冬の旅。大自然が織りなす冬の絶景はぜひ見ておきたいものです。北海道の冬に旅行をする際は、暖かい服装で防寒対策をしっかりとして、雪道の運転は細心の注意を払ってくださいね。