セシルカットと言う名前は、1950年代にヒットした映画『悲しみよこんにちは』で、ジーン・セバーグ演じる主人公“セシル”のショートヘアがブームになったことから名付けられました。

因みに、有名な映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンがしていたピクシーカットもセシルカットと同じスタイルを差します。

映画がきっかけと言うこともあって、女優のような上品な雰囲気や、おしゃれなレトロさが漂います。また、すっきりとしたカットは女性のかっこよさも引き出してくれます。

海外では定番の人気を誇るセシルカット。ただ、思い切ったカットですし、日本人には馴染みが少なくなかなか踏み出せない方も多いと思います。ここからは、セシルカットの挑戦をまだ悩んでいる方に、お悩み別Q ＆Aをご紹介していきますよ。

外国映画の女優が由来のセシルカットですが、もちろん日本人の顔にも馴染みます。
はっきりした顔立ちの外国人はクールな雰囲気になりますが、対称的な優しい顔立ちの日本人とセシルカットの組み合わせは、まさに妖精のような愛らしい雰囲気になります。

セシルカットが似合う顔型は、面長型や逆三角型。すっきりした顔型の方に似合いやすいです。もちろん他の顔型でも似合わせ可能です。ひし型や丸顔はサイドを長めにすると、小顔見せが出来ますよ。

短いショートヘアは、メンズライクな印象がありますよね。女性らしさを引き出すためには、メイクを華やかなカラーにしてみたり、前髪を少しぱっつんめにしたり、パーマでエアリー感を意識してみてください。

しなやかなニュアンスパーマは、女性らしいやわらかな雰囲気に。アクセサリーでアクセントを付けるのもおすすめ。

艶感の出るスタイリング剤を付けてストレートにすれば、清楚で穏やかな印象になります。表面だけアイロンやコテで少し動きを付けると立体感のあるヘアスタイルに。

くるくると細かなパーマは、外国の男の子のようなマニッシュな雰囲気に。19mmほどの細めのコテで巻くと、繊細なパーマになりますよ。

大人っぽくて品の良い雰囲気をつくれる黒髪のセシルカット。落ち着いたカラーでどんなファッションにも馴染みやすく、飽きが来ないのが魅力。

垢抜けた大人の雰囲気が魅力のダークブラウンのセシルカット。日本人の顔や肌色に合うカラーで、ナチュラルな印象になります。初めてセシルカットにする方におすすめのカラーです。

春夏のヘアカラーにぜひおすすめしたい、爽やかでハツラツとした印象のオレンジ系。ヘルシーなセシルカットとの相性も抜群です。

外国人のようなかっこいい雰囲気が漂うハイトーンのセシルカット。まさに、海外映画の主人公のような華やかな佇まいが素敵です。セシルカットは髪量が少ないので派手過ぎず、挑戦しやすいですよ。

セシルカットはなかなか挑戦するのに勇気がいるかもしれませんが、アレンジ次第で様々な雰囲気を作れます。また、自分の顔に似合うヘアカラーや長さを見つけることで似合わせることも出来ますよ。思い切ってイメチェンしたい方、人と被らないヘアスタイルを目指す方など、ぜひ挑戦してみてくださいね。