「アンティークビーズ」 で、大人のお洒落を楽しみませんか
アンティークビーズとは？
長い歴史を持つ「ビーズ」
アンティークとヴィンテージ
年代物のビーズを指すものとして「アンティークビーズ」「ヴィンテージビーズ」という言葉がよく使われます。アンティークとヴィンテージというのは似ていますが、正確には異なる言葉です。
アンティークは、「製造から100年以上を経た手工芸品・工芸品・美術品」という国際的な定義があります。
ヴィンテージは、明確な決まりはありませんが、おおむね「製造から30年～100年程度経ったもの」という意味合いで使われることが多くなっています。
「アンティークビーズ」「ヴィンテージビーズ」の魅力
アンティークビーズやヴィンテージビーズは、職人さんの丁寧な手作業の美しさや年月を経たからこそ出せる深みのある色合いなど魅力がたくさん。すこしいびつなビーズには、現代の精巧なモノ作りとはまたひと味違った良さを感じることができます。
どんな時代に、どんな目的で作られたものなのだろうと想像するだけでも、心が躍りますよね。繊細なビーズは、貴婦人のドレスを彩るために作られたのかもしれません。
大切に保管されてきたビーズたちが新たなアクセサリーとして生まれ変わるなんてとても素敵なこと。希少価値の高いコレクティブなビーズは、これからも長く使い続けていきたいものです。
アンティークビーズ・ヴィンテージビーズの素敵なアクセサリーをご紹介
細かなビーズを生かした、華奢な上品デザイン
日本では竹ビーズともよばれる細長い筒状のビューグルビーズ。ニュアンスのあるフューシャピンクは、すこし色むらがあって、年月を感じさせてくれます。ゴールドフィルド以外はすべてヴィンテージのビーズを使い、温もりのあるブレスレットに仕上がっています。
アースカラーの大きめビーズをアクセントに使ったアンティークロングネックレスです。細かなビーズを使っているので、三重にしても軽やかなイメージを保っています。肌馴染みの良い色合いなので、ニットやカットソーにはもちろん、襟ぐりのあいた素肌にもよく似合います。
ラベンダークォーツの左右にフランスのヴィンテージビーズを合わせて。すっきりとしたシルクコードにほんの少し、ビーズをプラスすることで、高級感のある雰囲気を演出しています。天然石と国や時代が異なるビーズがお互いを引き立てあっています。
フランスで1929年～1950年代に製造されたヴィンテージビーズを贅沢に使ったピアス。当時は、貴重な自然原料である金・銀・銅・コバルトをたっぷりと使って着色していたので、長い時間を経ても色褪せることなく、美しい発色を保っています。やわらかなグラデーションが繊細な手仕事を感じさせてくれます。
こちらはイギリスのヴィンテージガラスビーズを使ったロングピアスです。シンプルですっきりとしたデザインで、顔周りをさりげなく華やかに見せてくれます。カジュアルにもエレガントにも使える重宝デザインです。
フランスのヴィンテージビーズをアイスグレーの糸でボリューム感のあるデザインに仕立てたネックレス。シックな装いの襟元を上品に格上げしてくれます。ベージュゴールドという肌馴染みのいい色味で、さりげないゴージャス感がありますね。
ごくシンプルな一重のネックレスは、1950～60年代頃に作られたフランス製のヴィンテージゴールドビーズをたっぷりと使った豪華なもの。ひと粒ひと粒の不揃いな感じが、かえってキラキラとした光を反射させてくれます。およばれの席はもちろん、もっと気軽にカジュアルシーンにも使いたくなる汎用性の高さがあります。
こちらのブレスレットに使われているのは、インドネシアの出土品でなんと1000年以上前のビーズだそう。漆黒のビーズは、マットな質感のものと艶感のある二種類が使われています。連なるビーズのつぶつぶとしたテイストが可愛らしいですね。
ころんと大きなトップとしてつけられているのは、ヘブロンというアンティークガラスビーズです。パレスチナの聖地で、死海の塩を使って作られたといわれています。ダイナミックで味わい深いヘブロンは希少価値が高く、あまり目にすることのないビーズです。絹糸にあこや真珠をプラスしてユニークなネックレスに仕上がっています。
ビーズのカラフルなカラーバリエを楽しめる、華やかデザイン
なんともいえない深みのある青が美しいこちらのビーズは、日本製のヴィンテージ品。アメリカへの輸出用でしたが、そのまま使われずに倉庫で眠っていたというデッドストックだそう。まるで湖の中を覗き込んでいるような透明感がありますね。ぶどうをモチーフにしたネックレスに仕上げています。
フランスやドイツのヴィンテージビーズを集めたカラフルなネックレス。大きさや色合いも様々なビーズをリズミカルにつないでいます。森の中にある色合いを少しずつ集めたような優しい雰囲気が素敵です。
ボンダ族に伝わる茶色のシードビーズとカンネとよばれるストライプのビーズを合わせたロングネックレスです。カンネは1800年～1900年代初頭のヴェネチアで作られたものだそう。幾重にも手首に巻いて、ブレスレットとして使うこともできます。
熟したりんごのように赤いシードビーズは1800年～1900年代初頭のヴェネツィアのもの。鈍いゴールドとの相性も抜群で、大人の耳元を愛らしく演出してくれます。艶やかなローズ系レッドで、顔周りをぱっと華やかに彩ります。
クラシカルでエレガントな、コスチュームジュエリーデザイン
アンティークビーズとチェコグラスパールを組み合わせたピアスは、お花が咲いたような可憐な雰囲気。
ゴールドのグリッターを閉じ込めた1970年代のヴィンテージビーズを二種類使い、ボリュームのあるネックレスに仕上げています。淡くキラキラと光って、フォーマルな場にもよく似合う豪華さがあります。大切な人とのおでかけにつけていきたくなりますね。
こちらはアンティークビーズといろいろな天然石をぎゅっと合わせて、お花のようにアレンジした美しい指輪です。見る角度によって色味が違って見えるのも面白いですね。ネイルをきれいに整えて、そっと指にはめましょう。
約100年前のヴィンテージビーズやヴィンテージパールをあしらったピアスは華やかで、気持ちまで上向きにしてくれる優秀アイテムです。ひとつひとつのビーズの煌めきがとても優雅で、上品です。
質感を生かした、大ぶりのモダンデザイン
1920年～40年代頃にかけて、高い技術で作られていたヴィンテージジャーマンビーズを使った質の良いネックレスは、モダンなデザインでシンプルなファッションによく似合います。この頃のジャーマンビーズは、職人さんが微量の金属をガラスに添加して色合いを引き出していたそう。今では出せない色合いというのは、希少価値が高いものですよね。
深みのあるボルドーのヴィンテージビーズにグレイッシュなウッドパーツを合わせたインパクトのあるピアスは、毎日の装いをワンランクアップする力を持っています。クリアなビーズの美しさと重さのあるウッドパーツの滑らかさがうまくマッチしています。
とろみのある優しい色合いがお洒落なこちらのピアスに使われているのは、ガラスのヴィンテージジャーマンビーズ。職人さんがひとつひとつ、長年の経験と勘で色合いを引き出しています。穏やかな色味がふんわりと顔周りを彩ります。
希少なヴィンテージジャーマンビーズを使ったアシメントリーな三角をモチーフにしたネックレスは、ナチュラルテイストのファッションにもよく似合います。絵画や建築、モダンアートなどからインスピレーションを受けたというデザインは、軽やかで現代的。装いのアクセントに、いつも選びたくなる存在感ですね。
アンティークビーズの華麗な輝きに魅せられて
アンティークやヴィンテージといわれる長い時間を経たビーズたちは、製造されてから、少しずつ色合いや風合いを変化させ、より味わい深い美しさを見せるようになります。
多くの人を魅了してきたアンティークビーズを使ったアクセサリーを身につければ、心もふっと上向きになりそうです。あなたもお気に入りのアンティークビーズアクセサリーを見つけてみてくださいね♪
人類は、古くから貝や骨、石に穴を開け、模様を書き入れたりして装身具として使っていました。日本でも古墳の中から発掘され、弥生時代にはガラスの勾玉を作っていたことも分かっています。
時を経て、ビーズはアフリカやヨーロッパ、アジアなどで盛んに作られるようになり、その種類も豊富になっていきました。