レジンなら簡単にマイデザインのピアスやアクセサリーが作れる♪
レジンを使えば本格的な仕上がりで、かつお好きなデザインのものが簡単にできちゃいますよ♪
今回は、レジンについての知識から基本的なレジンアクセサリーの作り方・技法・材料、素敵なデザインの作品まで幅広くご紹介します。
レジンってどんな素材?
レジン(英語:resin)とは「樹脂」の意味
レジンの種類について
主に「エポキシレジン」「UVレジン」「LEDレジン」の3種がある
UVレジン液とは
【特徴】
・1液タイプのレジン
・紫外線に当てることで硬化する
・UVライトを使えば短時間で硬化できる
・手軽に扱える
UVレジン液は、紫外線を当てると約5分ほどで固まる、1液だけ使うタイプのレジンです。さらにUVライトを使えば短時間で硬化させることができ、また1液性なので液を混ぜ合わせる必要がなく、手軽に作り始めることができます。
エポキシレジン液とは
【特徴】
・2液混合タイプのレジン
・混合することで起きる化学反応で硬化する
・硬化には1日以上かかる
・作成時に計量が必要
エポキシレジンは、主剤と硬化剤の2液を混合し化学反応で硬化する2液混合タイプのレジンです。硬化には1~2日ほどかかります。温度が高い環境では硬化が早く、低いと遅くなります。
LEDレジン(UV-LEDレジン)とは
【特徴】
・1液タイプのレジン
・UVライトとLEDライトどちらでも硬化する
・LEDライトを使えば短時間で硬化できる
・手軽に扱える
UV-LEDレジンは2017年頃から登場した新しいレジン液です。紫外線(UVライト)とLEDライトどちらでも硬化するレジン液で、LEDライトを照射すると約1分という速さで硬化します。
作りたいものに合わせて使い分けよう
UVレジンとLEDレジンの長所と短所
UVレジンとLEDレジンは液を混ぜ合わせたり、計量する必要がなく、短時間で硬化する手軽さが長所です。すぐに固まりますが、逆にライトが届かないと固まらないので、立体など厚みにあるものを作る場合や中に他の素材を入れる場合は何度かに分けて硬化させる必要があります。また液に粘度があるので気泡が抜けにくいです。
長所:硬貨が早い、手軽
短所:厚いものには向いていない、気泡が抜けにくい
こんな方におすすめ::薄くて小さなアクセサリーなどを作りたいレジン初心者さん
エポキシレジンの長所と短所
エポキシレジンは、2液混合のための計量や混ぜ合わせが必要となりますが、厚手の物や大きいサイズのものも長時間置くことで硬化させることができます。透明度が高く、硬化後はとても硬くなるので研磨などもしやすいです。
長所:厚いものや大きいものも作れる、透明度が高い、気泡はそのまま置いておけば自然に消える
短所:混ぜ合わせと計量が必要、硬化に時間がかかる
こんな方におすすめ:厚みのある立体やアート作品、レジンテーブルなど大型のもの、透明感のあるオルゴナイトなどの作品が作りたい方
ハードとソフトなど粘性の違いもポイント
レジン液にはハードとソフト、グミータイプの3種類があります。ハードは硬くてしっかりとした仕上がりですが、ソフトは硬化後も少し柔らかく、ちょっとベタつくような感触も。グミーは、お菓子のグミのように指で曲げられるぐらい柔らかいのが特徴。ハサミやカッターでカットすることも、硬化後に自分の好きな形のパーツを作ることも可能です。また、液だれしてもカット処理できるので、押し花などのコーティングにも向いています。
まずは必要な材料を揃えよう
レジン液の選び方
初心者さんには「UVレジン液」がおすすめ
初心者さんに一番おすすめの「UVレジン液」は手芸店で購入できます。
最近では100円ショップでも手に入れられるようになりました。ただ、安価すぎるものは完成後にベタついたり変色する場合もあるそうなので注意が必要です。
ハードタイプやソフトタイプ、カラータイプ、ラメ入りなど、さまざまな種類があります。
作りたい作品によって変わるので、レシピに書いてあるものを用意しましょう。
わからない場合は手芸店の店員さんに聞いてみましょう♪
おすすめのレジン液
UVクラフトレジン液
清原の『UVクラフトレジン液』は、適度な粘性でぷっくりとした作品が作りやすいです。硬化不良もなくべたべたしません。また、レジン特有の匂いがほとんどしないので、匂いが苦手な方にもおすすめです。気泡も入りにくく黄変もしにくいバランスよいレジンなので、初心者の方はまずこちらを試してみてはいかがでしょうか。
UVレジン「綺麗」
清原の『綺麗』は、名前のとおり透明度が高い仕上がりで、シリコン型を利用した際の反り返りが少なく、形良く綺麗に仕上がります。また、ボトルは逆さに置けて、作業中に場所をとらず使い勝手がいいのも魅力です!
話題のUV-LED対応 レジン液「REJICO」
UVレジン液と並んで手軽に扱えるLEDレジン液ですが、硬化が早いため、作っている途中で固まり始めてしまうことも。ただ、レジンは一つの層が固まらないと次の層を重ねることができないので、少し慣れてきて次々と作品を作りたい方にはLEDレジン液がおすすめです。
「REJICO」は、時間がたっても黄色く変色しにくいと評判の商品。また、硬化時間も短くベタつきもないので使いやすいのが嬉しい。硬いハードタイプなので欠けにくく、アクセサリー作りに最適なんです。
UVライトの選び方
大は小を兼ねる。大型の「36W」がおすすめ
UVライトには主に、小型の「9W」と大型の「36W」の2種類あります。9Wはライトが1本しか付いておらず、一方向からしかライトを当てられない他、大きなものが硬化できません。一方、36Wはライトが4本付いており、様々な角度からライトを当てられるので、大きなものでも硬化でき、硬化時間の短縮や一度に複数硬化することも可能です。持ち運びしにくいのが難点ですが、それ以外の点では36wのほうが優れています。
また、最近ではUVとLEDの2つのライトが搭載された「UV-LEDハイブリッドタイプ」も出ていて、大概のUVレジン液なら問題なく硬化できるそう。ただ、UVとLEDでは光の波長が異なる為、LEDレジン液を使う方以外はUVライトを選ぶほうが確実かもしれません。
おすすめのUVライト
36W UVライト
こちらのUVライトは、大容量の36wで口も広く、大きめの作品や、一度にたくさん硬化できるので便利です。スライドトレーもあるので、きちんと奥まで配置できます。常時点灯だけでなくタイマー機能もあるので、ライトの切り忘れも防げます。
【商品のポイント】
・36w ハイパワー
・UVレジン液に対応
・大容量&大開口
・スライドトレー取り外しOK
・タイマー機能&常時点灯可
12W UV-LEDライト
こちらはとってもコンパクトな12wのUVライトです。LEDにも対応しているので、UV-LEDレジンを短時間で硬化することもできます。片手で持って照射できるので、立体的で固定ができない作品も、手で持ちながら硬化することができます。
【商品のポイント】
・12w
・UV、LED両レジン液に対応
・便利な3段階タイマー
・軽量&折り畳み式で持ち運び◎
・usb給電
・付属品多数
36W UV-LEDライト
こちらの36Wのネイルドライヤーは、UVライトとLEDライトのW硬化で、UVとLED両レジン液、ほぼ全種類のネイルに対応可能な優れもの。センサー機能によって、手を入れるだけでON・OFFが自動で切り替わるほか、3段階タイマー付きで効率的に使えます!また、手がすっぽり入る大きさなのに意外とコンパクトなんです。
さらに、最新の理学療法LEDを搭載。目から入る紫外線の量を減少させて、目と手に優しいのも嬉しいポイントです。
【商品のポイント】
・36w
・UV、LED両レジン液に対応
・人感センサー機能搭載
・便利な3段階タイマー
・肌に優しい&安全
そのほかの基本の道具
そのほかにも、以下のような道具が必要です。
・つまようじ:レジンを流し込んだ時の気泡をつぶすのに使います
・ピンセット:飾りで使うチャームや背景のペーパーなどを配置するときに使います
・シリコンマット:底のないパーツにレジンを流しこむ際に使います
レジンの取り扱いには注意して
レジンアレルギーの防ぎ方
レジンアレルギーの症状は、硬化前のレジン液が手などの皮膚についてしまうことで起こるそうです。そのため、レジンはきちんと硬化すること、レジン液を触らないことが大事です。作業中は手袋をして、万が一皮膚についてしまった場合はすぐ洗うようにしましょう。
また、レジンの作業中は換気をよくして、研磨する場合も粉塵を吸い込まないようにマスクをしましょう。
アクセサリー用の材料・パーツも揃えよう
ミール皿
レジンアクセサリー初心者さんにも使いやすい基本の材料です。この中にレジン液を流しこんで、好きなパーツなどを配置します。
種類豊富なので、選ぶのも楽しみの一つ。こちらのようにアンティークな雰囲気のタイプも素敵です。
シリコン型・モールド
ミール皿ではなく、お好みのシリコン型を使うのもおすすめです。透明感のある作品や、立体的な作品なども簡単に作ることができます。
こちらは、高品質のシリコーンで作られたジュエリーペンダント型のモールド。適度に柔らかさがあるのでジュエリーを作るのに最適です。
着色用のマニキュア

ミール皿などの台座に塗って背景に色を付けたり、レジン液に混ぜて着色するのに使います。
普段使っていて残ってしまったマニキュアの有効活用にもなりますね。
レジンに封入する素材・パーツ
切手やコラージュペーパー、クラフトなどの紙もの

可愛い絵柄がプリントされたコラージュペーパーや切手など。切り取ってレジンの中に閉じ込めて使います。もちろん、自分で印刷したものを使ってもOKです。
イラストや写真が印刷された封入素材は、透明なフィルムに印刷されたもの、ネイルシールのようにはがすと粘着するものなど様々です。
シール状になっているものは、封入時にデザインの場所を決めやすく使いやすいですし、フィルム状のものはレジンの透明度を損なわないほか、好きにカットできるのでデザインの幅を広げるのに役立ちます。
こちらはフィルムタイプ。まるで本物のようなリアルな金魚や花びら、水藻につい見入ってしまいます。
メタルパーツ
お好みのメタルパーツを封入するのもいいですね。
いろいろな種類があるので迷ってしまいそう。
出番の多いパーツを厳選したこちらのセットは、ホワイトパールやラインストーン、ゴールドとシルバーのネイルブリオンなどがバランスよく入っていて、評判がいいです。
押し花やドライフラワー
押し花やドライフラワーを入れると、カラフル系やナチュラル系など、お好きな雰囲気を作り出すことができます。
こちらは色別のセットになっていて、レジンで作る指輪などのアクセサリーサイズにほぼ合っているので使いやすいのだそう!
ビーズやクラッシュシェル、カレットなど
ビーズやクラッシュシェル、ラメ、ホログラムなどを入れても◎より光沢感をプラスしたいときにおすすめです。
こちらのシェルを加工したカラフルなマニキュアグリッターパーツは、とってもナチュラルな印象でレジンアクセサリーにも活躍してくれるでしょう。
プラ板/プラバン
初心者さんには、スターターキットやセットもおすすめ
必要なパーツが揃ったキットも販売されています。
こちらのセットは、3種類の粘度がお試しできるレジン3本、 UV LEDライト、着色材、シリコン型や飾り用のパーツも複数入っていて、すぐに始められます。
100均ショップでも揃います
初心者さんも安心!基本の作り方レシピ
レジンヘアゴムの作り方
フレームイヤリング・ピアスの作り方
ダイソーのフレームパーツを使ってレジンアクセサリーを手作り!
いろいろな着色の仕方
【色付け技法①】月や星をちりばめた「宇宙塗り」

マニキュアは黒・白の他に濃い青系のラメなどを使うとモチーフがより映えますよ。
【色付け技法②】「海塗り」
【色付け技法③】「グラデーション」
球体のシリコンモールドを使って
透明感をキレイに出すコツ
質の良いレジン液を使うこと
ホコリや気泡を取り除く
仕上げに研磨する
ハンドメイドサイトで見つけた、素敵なデザインアイデア集
ネックレス
イヤリング、ピアス
ヘアゴム、バレッタ
ブローチ
指輪(リング)
キーホルダー
かわいいスマホケース
レジンアクセサリーのおすすめ本をご紹介
基本のやり方をプロセスから学べる
「a.k.b.のいちばんわかりやすいUVレジン教室」a.k.b. (著)
着色や型どり、セッティングなどの基本的なプロセスを学びながら、可愛いアクセサリがーが作れます。基本の教科書として持っておきたい1冊です。
「基本からよくわかる レジンのアクセサリー」キムラプレミアム、くらげ雑貨店、地球屋、××Psyche××、ArtRier (著)
5人の人気レジン作家による素敵なレジンアクセサリー作品を50点以上も掲載。こちらも、材料や道具、基本知識などを丁寧に解説している本です。落ち着きのある大人っぽいデザインのレシピが多いです。
基本ができたらもっと凝ったデザインも
「UVレジンでつくる鉱物レシピ」ビーズママ (監修)
レジンで本物そっくりの鉱石を作るテキストです。立体的なかたちになり、オリジナルの型を作ったりするので中級~上級者向けのレシピとなっています。
枠にとらわれず、自由に作品を手作りしてみてください♪
簡単にオリジナルアクセサリーが作れるので、是非チャレンジしてみてください!
上手にできたらプレゼントにしてもいいですね。
レジン(resin)とは英語で『樹脂』を意味します。
アクセサリー作りは、紫外線に当てることで好きな形に硬化させることができ、あとは穴を開けたり削ったりと加工もできる、液体状の透明樹脂(=レジン液)を材料に使います。