レデッカー
レデッカー(Redecker)はドイツの老舗ブラシメーカー及び、生活雑貨メーカー。 創業者であるフリードリヒ・レデッカーは4年の年月をかけてゆっくりと視力を失っており、盲学校でいくつかの訓練を学んだ。 1936年、彼は妻や3人の息子達を養っていける小さな会社を創業する。 息子に代替わりする際には様々な問題があったものの、1987年に無事にブラシやほうきの製造販売のスタイルを確立。屋台で商品を販売するなどして、期待以上に大きな成功となる。 1980年代には職人市場で大きな活躍をし、自宅をオフィスにして徐々に規模を広げていく。1980年代後半には運送ドライバーを雇うまでになり、小規模ではあるものの卸売企業としての基盤が固まる。見本市などの展示会にも積極的に参加し、知名度を上げていった。 1990年代に食品会社の倉庫を買い取り、リフォームしてオフィスを作る。 現在も創業者のレデッカー家の子孫によって会社は継がれ、世界的に注目を集めるブラシ及び生活雑貨を製造、販売している。 ブラシがメインの会社と聞くとそれほど使う場所がないのでは?と感じるかもしれないが、意外と需要がある。髪を梳かすヘアブラシをはじめ、はたきやほうき、トイレブラシなどの掃除用品。衣類のケアに使うブラシに、ボトルや哺乳瓶などを洗うキッチン用品としても活躍する。それぞれの用途に合わせた“専用ブラシ”が豊富に揃っているのがレデッカー社の特徴である。 製品には天然木製の持ち手が付き、天然素材を使った毛が付いていて、ひとつひとつ職人の手で作られた温かみのある製品ばかり。実用性と、生活感がありながらも素敵に生活空間に馴染むのがレデッカー製品の人気の秘密である。
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