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乙女心を抱きながら、東京散歩へ。

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2023年02月07日作成
ここ最近、行きつけだった喫茶店に若い人たちの姿をよく見かけるようになりました。お店が繁盛しているのはとっても嬉しいことなのですが、どことなくちょっぴり寂しいこの気持ち(インディーズのバンドがメジャーデビューしてしまった感)。

空前のレトロブームにドギマギしながらも、注文したパフェを目の前にすると、そんなことはどうでもよくなっているわけで。愛らしい造形美にときめいて、懐かしい甘さにとろけ、また来ようと思うのです。

ふと思い出すのは私たち世代のバイブル、甲斐みのりさんの『乙女の東京』。当時上京したての大学生だった私は、この本を必死に読み漁って東京中のかわいいお店へ向かっていました。

それから早15年。令和版にアップデートして帰ってきた『乙女の東京案内』(左右社)が、今の私のバイブルです。
本を読んでいたら甘いものが食べたくなり、急遽作ったホットケーキ。やっぱりギンガムチェックのランチョンマットは欠かせません。本の表紙もギンガムチェックで可愛い!

本を読んでいたら甘いものが食べたくなり、急遽作ったホットケーキ。やっぱりギンガムチェックのランチョンマットは欠かせません。本の表紙もギンガムチェックで可愛い!

本を開くと、まずこの一文にハッとさせられます。

「年齢や性別問わず誰でも、なにかにときめいたり、憧れたり、夢中になる“乙女心”を抱いていい。」(「はじめに」より)
先ほどドギマギした自分に恥ずかしくなり、ちょっと反省(笑)

本書にはお馴染みの「名曲喫茶ライオン」などの喫茶店をはじめ、クラシカルなホテルや博物館、美術館、バーから居酒屋まで、まだまだ知らない東京がたくさん!甲斐みのりさんが乙女心を揺り動かされた懐かしくて新しいロマンチックな東京が詰まっています。

令和版ということで、コロナ禍でよく訪れていたというお気に入りの場所や、個人的に興味深く読んだ「思い出の東京」という特別ページも必見。(東大にビアホールがあったなんて……!)
可愛らしい写真も豊富に掲載されているので、眺めているだけでも乙女心をくすぐられました。

冒頭でとやかく言いましたが、レトロブームに乗っかって、思いっきり“乙女”を満喫しようと思います。
みなさんもぜひ、この本を片手に東京散歩に出かけてみませんか?

この記事を書いた人

編集 こじめぐ
キナリノ編集部
編集 こじめぐ
ファッション担当/キナリノコエスタッフ。ボブ歴8年目のボーダー好きなアラフォー。健康のためにピラティスを始めたものの、何かと理由をつけて行っていない。

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