「自分だけの」「人と被らない」という言葉にクラッとくる人はきっと多いはず。
かくいう私もそのうちの一人で、10~20代は古着収集に明け暮れ、少し大人になってからは自分の足型でレザーシューズをあつらえてもらうなど、その時々の自分に似合う「特別」を探してきたのですが、ふとジュエリーに関してはノーマークだったことに気付きました(作業中に邪魔になることや片方のピアス穴が塞がってしまったことに加えズボラな性格が災いした)。ふだん使いはもっぱらインパクトのあるイヤカフなど、一点投入で事が済む「ラクでかわいい」アクセばかりでしたが、ひとつだけ特別な思い入れがあるジュエリーがありました。
かくいう私もそのうちの一人で、10~20代は古着収集に明け暮れ、少し大人になってからは自分の足型でレザーシューズをあつらえてもらうなど、その時々の自分に似合う「特別」を探してきたのですが、ふとジュエリーに関してはノーマークだったことに気付きました(作業中に邪魔になることや片方のピアス穴が塞がってしまったことに加えズボラな性格が災いした)。ふだん使いはもっぱらインパクトのあるイヤカフなど、一点投入で事が済む「ラクでかわいい」アクセばかりでしたが、ひとつだけ特別な思い入れがあるジュエリーがありました。
写真の通り、何百、何千?という中から自分だけのパールを選ぶので、それはもう迷うんです。大きさも色も多種多様、ほかのお客さんもみんなほぼ無言、血眼です(笑)。ベースになるアクセサリーパーツを決め、びわ湖パールを組み合わせてああでもないこうでもないと悩むこと小一時間、オリジナルのアクセサリーがやっと完成。小さいころ、砂浜で黙々と貝殻やシーグラスを拾ったことを思い出す、無心になれる楽しい時間でした。
パールの質の良さはもちろん、華奢で安っぽく見えないパーツも魅力。服装によって、エレガントにもモードにも表情を変えます
そんな一期一会もあり、出来上がったジュエリーが自分の手元に届いたときの喜びもひとしお。年を重ねるごとに、「自分だけのパール」をひとつずつお迎えするのって、なんだかとっても贅沢な楽しみです。今度はネックレスを作りたいな。
この記事を書いた人
キナリノ編集部
編集 シリー
キナリノインタビュー担当。古いもの、まじめな手仕事が好きです。全国で出合った日本のものづくりや、ささやかで愛しいアイテムを紹介していきます。
迷い抜いて選んだパール。反射によって変わる宇宙のような光彩と、不思議な形に惹かれました