“レトロ和モダン”が心地よい――『Riki(リキ)』の腕時計
古き良き“和”の面影を残しつつ“現代”が融合した、懐かしさと新しさが混ざった雰囲気に、なぜか“ほっ”とする――レトロ和モダンな世界観をデザインに落とし込んだ『Riki(リキ)』の腕時計を身に着けると、同じようにそう思えるのです。
そんな『Riki』から、この春に新しく登場した腕時計は、これまでにも増して“懐かしくて新鮮”な佇まいをしているよう。名デザイナー・渡辺力氏のデザインスピリットを受け継いだシンプルモダンなデザインに、どんなエッセンスが加わっているのでしょうか。
この春の新作は、どこか“ぶりきのおもちゃ”みたいな昔懐かしさ
ノスタルジー溢れる『メタルウオッチ』の魅力を、共にある暮らしのシーンと一緒に見ていきましょう。
トラッドな装いが、ワンランクおしゃれに
特徴的な分厚いリングは一見すると無骨なようですが、小ぶりなサイズ感とメタリックなブラウンゴールドで、落ち着いた雰囲気。エレガントな大人の女性が着けても違和感がありません。全部で3色あるうち、このブラウンにはちょっと特別な誕生秘話があります。
『メタルウオッチ』のモチーフは1970年代に渡辺力氏がデザインし、残念ながら当時は生産に至らなかった幻のクロック(後に復刻:アルミニウム・クロック)。初期プロトタイプ(試作品)は、同氏が大変愛着を持っており、親交のあったイームズ夫妻*に贈呈し、長らく夫妻のオフィスに飾られていたそうです。ブラウンはそのプロトタイプの銅色を再現したもの。著名なデザイナー同士の心温まるエピソードに、より『メタルウオッチ』への愛着もわきそうですね。
丁寧な暮らしのシーンに、しっくり馴染む
春の訪れを感じ、庭に生える草花の手入れをはじめる。ときに面倒に感じる家仕事も、レトロ和モダンな腕時計を着けるとモチベーションが上がることに気がつきます。昔の人たちは、きっとこんな時間を過ごしていたのかな……。ネイビーのベルトとシルバーメタルの組み合わせは、クラシカルな和のイメージで丁寧な暮らしのシーンによく馴染みます。
小ぶりなサイズ感でも、シンプルでとても見やすい文字板のデザイン。インデックスに使われている特徴的なアラビア数字もレトロな雰囲気を醸しだしています。
なんでもない日常が、心地よく感じられる
春眠暁を覚えず――本を読んでいたら、つい眠り込んでしまうときもあります。ピンクゴールドのメタルはやさしく輝き、ベージュのベルトとの組み合わせがとてもナチュラルな印象。肌馴染みがよくて、リラックスしているひとときに寄り添ってくれるようです。チクタクと時を刻む秒針も、心地よいリズムに。
分厚いメタルリングのつるりとしたフォルムが、どことなく“ぶりきのおもちゃ”を連想させノスタルジックな雰囲気。懐かしさがあるのに、新しさも感じる。まさに『Riki』の真骨頂といえるアイテムかもしれません。
ノスタルジーを感じながら、自分らしい毎日を過ごそう
昔からずっと続く時間のなかに「今」があることを腕時計に感じながら、なんでもない毎日を大切に過ごしていきませんか?
新生活がはじまり、服装から“きちんと”を心がけたいもの。シンプルにまとめたいから、洋服は色のトーンを揃えて小物で少しアクセントを。チェックのスカートを取り入れ、レザーのショルダーを合わせたトラッド感のあるコーディネートには、ブラウンの『メタルウオッチ』がよく似合います。レトロな佇まいがクラシカルな雰囲気を手元から演出し、装いをワンランクおしゃれに。