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おうちで作れる!北京の小麦粉料理

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2022年09月16日作成
唐辛子や花椒を使った四川料理に、比較的優しい味付けで飲茶などでも知られる広東料理、四川よりもさらに辛いといわれる湖南料理、羊肉を使った東北料理……「中華料理」とひとくちにいっても、地域によってさまざまな特徴があります。

今回ご紹介したいのは、首都・北京を中心に中国の北部でよく食べられている小麦粉料理に特化したレシピ本『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』(高橋書店)
おうちで作れる!北京の小麦粉料理
日本では小麦粉を使った料理といえばお好み焼きやたこ焼きなどでしょうか。「粉もん」と呼んだりすることもありますよね。
北京の「粉もん」もそれはそれは多彩です。餃子(中国語では水餃子を指します)、包子(肉まん)、葱花餅(薄く層になった生地に刻んだ葱を包んで焼いたもの)、猫耳(指の先ほどのサイズの生地を茹でたもの。味付けして炒めたり、スープに入れたり)などなど。馴染みのあるものから初めて名前を聞くものまでありますが、共通しているのはどれもものすごくおいしそうだということ……!写真を見ているだけで食欲が刺激されます。
おうちで作れる!北京の小麦粉料理
180度開いたまま机に置いておける製本方法で作られているそうで、とっても見やすい!写真付きで細かく手順が載っています。

まず作ってみたのは、大好物「花巻」。花巻とはふわふわもっちりした蒸しパンのようなもので、薄力粉やドライイースト、胡麻油、粗塩などをこねた生地を発酵させてから蒸して作ります。パン作り経験もない初心者ですが、やってみると意外と簡単!
家でアツアツの蒸し立てが食べられる幸せ!小麦粉100gで4個分とのことだったので2倍の量で作りましたが、すぐになくなりました……

家でアツアツの蒸し立てが食べられる幸せ!小麦粉100gで4個分とのことだったので2倍の量で作りましたが、すぐになくなりました……

自分でこねて、発酵させてと面倒を見た子どものような(?)生地たちが蒸し上がったときの多幸感たるや……!ほわ~っと蒸気とともに小麦と胡麻油のいい香りが漂います。形こそ少々いびつですが、ふわっ・もちっ・しっとりの食感&ほどよい塩気はもう最高!作ってよかった、花巻。そのまま食べても、チャーシューや角煮などを挟んでも、料理の付け合わせとしてもおいしいですよ。

粉の種類(料理によって強力粉と薄力粉を使い分けたり、半々でブレンドしたり)や水の量、調理方法の違いで花巻にもなれば肉まんにも、水餃子にも、麺にもなる小麦粉。北京で食べ歩きもしたいなあと思いつつ、自分でも大変おいしくできたのでしばらくはおうち北京小麦粉料理を楽しみたいと思います。

この記事を書いた人

編集 ナツ
キナリノ編集部
編集 ナツ
グルメ、雑貨、インテリアなどのライフスタイル全般を担当。宝塚と辛いもの、台湾旅行が心の糧。服でも物でも、「かわいい!」と思ったらついつい買ってしまいます。

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