ささっとシャワーで済ませがちな暑い夏が終わり、家でのお風呂を楽しめる季節がやってきました。一日の終わりに冷え切った手足を温める至福のひとときには、入浴剤選びがかなり重要。香りがよいもの、体が温まるもの……優秀な入浴剤は星の数あれど、十数年使い続けているのが『ツムラのくすり湯「バスハーブ」(医薬部外品)』です。
「ツムラ」といえば漢方薬をイメージする方も多いのでは。私も不調なときにはお世話になってきましたが、ツムラ製品の中でも心から推したいのがこの入浴剤。1975年発売のロングセラー品なので、ここで紹介するまでもないかもしれませんが、これがないと冬が越せないくらい、欠かせない存在です。ちなみにバスハーブの前身は明治30年発売(!)なのですが、こちらのページを見ると昔から愛されてきた製品であることがわかります。
湯の色は半透明のやさしい若草色。バスハーブを湯に溶かすと甘くどこか懐かしい香りがバスルームいっぱいに広がります。人によっては「薬っぽい」と、好みが別れそうな香りではありますが、銭湯や温泉好きの方はきっと気に入るはず。ゆっくりと湯船につかると、某ジブリ映画のオクサレ様よろしく「よきかな……」と呟きそうになります。これからもずっと使い続けたい入浴剤なのでした。
【こぼれ話】今回は自宅での撮影用にかわいらしい通常ボトル(約21回分)を購入しましたが、ふだんは1本で約65回分の大容量ボトルをストックしています(笑)。
【こぼれ話】今回は自宅での撮影用にかわいらしい通常ボトル(約21回分)を購入しましたが、ふだんは1本で約65回分の大容量ボトルをストックしています(笑)。
この記事を書いた人
キナリノ編集部
編集 シリー
キナリノインタビュー担当。古いもの、まじめな手仕事が好きです。全国で出合った日本のものづくりや、ささやかで愛しいアイテムを紹介していきます。