もともとインドア派なこともあり、自粛生活もそんなに苦ではなかった私。……が、野生(?)の本能とでもいうのでしょうか。時折、無性に森や山が恋しくなることがあります。手つかずの自然の、むせるようなあの草木のにおいを吸い込みたい……!と、モヤモヤしていた昨年、マスクに使える 「フォレストミスト」に出合いました。
マスクにひと吹きすると、一瞬で緑の中へトリップできるこのミストは、吉野山の森をイメージして作られたのだそう。やさしくほのかにスパイシーな木の香りは、ヒノキやヒバ好きにはたまりません。国産天然樹木由来で、ツンとした感じもないので、マスクに吹きかけてすぐに着用できるのもうれしいポイント。
心にも体にもやさしいこのミストは、 「縁樹(えんぎ)の糸」というプロジェクトから生まれたもの。あとから調べると、取り組んでいるのは創業約70年のアパレルメーカー。日本の倒木や間伐材などを繊維に再生・循環している……という素敵なストーリーにも出合えました。
心にも体にもやさしいこのミストは、 「縁樹(えんぎ)の糸」というプロジェクトから生まれたもの。あとから調べると、取り組んでいるのは創業約70年のアパレルメーカー。日本の倒木や間伐材などを繊維に再生・循環している……という素敵なストーリーにも出合えました。
ちなみに同プロジェクトのマスクもおすすめ。高野山のスギやヒノキを紡いで作られたやさしい表情の生成り色で、やわらかいつけ心地です。
環境保全や森林保護と聞くと重いテーマのように感じるし、何がエコでそうじゃないのか、いろいろな意見の中で途方もない気分になることも。でも、いつも「できることがあるかも」と思わせてくれるのは、現場で問題に向き合ってきた人たちが作る、こんな小さな逸品だったりします。
環境保全や森林保護と聞くと重いテーマのように感じるし、何がエコでそうじゃないのか、いろいろな意見の中で途方もない気分になることも。でも、いつも「できることがあるかも」と思わせてくれるのは、現場で問題に向き合ってきた人たちが作る、こんな小さな逸品だったりします。
この記事を書いた人
キナリノ編集部
編集 シリー
キナリノインタビュー担当。古いもの、まじめな手仕事が好きです。全国で出合った日本のものづくりや、ささやかで愛しいアイテムを紹介していきます。