新月から次の新月までの期間は29.5日。女性の月経周期やお肌のターンオーバーは約28日なのでほぼ重なります。「月」という字が共通していることからわかるように、月と女性はとても縁が深いのです。「月美容」とは、月の満ち欠けに自身のライフスタイルを合わせた美容法のことをいいます。

そのため、お肌をピーリングする日、フェイスマスクなどでお肌にたっぷり潤いを与える日などを月の周期に合せると、普段の日よりもずっと効果が得られやすいんです。100年以上前から実践されていた知恵を現代にも生かしたいですね。

月は、新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月というサイクルを繰り返しています。1周を29.5日かけてまわるので、1フェーズおおよそ7日間（＝1週間）と考えられます。

現在の月の満ち欠けを把握できるアプリもあります。

月のリズムを気にした生活を続けると、満月の日に必ず生理がくるようになるなど、身体がゆったりと自然に合わせて整うようになります。まずは、ベランダから月を観察する生活から始めてみませんか？

新月の日は月の姿が見えなくなり、体内では解毒や排泄をしようとするパワーが最も高まる日です。時間がある時には、30分ほど月光浴をしてみると心身ともに浄化された気分に。新たな目標を設定するのにも、とっておきの日です。

新月の翌日から満月に向かって、ちょうど右側が半月になった状態を上弦の月といいます。この時期は、保湿、補充、修復をキーワードに、お肌やボディーに栄養を与えるなど何かを「取り込む」美容の効果が得られやすくなります。心がハッピーを感じる時期です。

月が満ちていくこの期間は、お肌に美容成分が浸透しやすくなるため、この時期にたっぷり潤いを与えておきましょう。極上の美容液を使った特別ケアに力を入れてみてください。

この時期、身体は栄養を吸収しやすく、ビタミンやミネラルの吸収が最も良い時期なんです。この期間にコラーゲン鍋やすっぽん鍋を食べるとお肌がぷりぷりに♪

お肌や髪の栄養吸収力がピークになるので、エステやスパに行ったり、美容院でヘアトリートメントをしてもらうなら、満月の日がオススメです。

満月の日は、暴飲暴食をしたい気分になるだけでなく、最大限に吸収力が高まるため、ジャンクフードに含まれる添加物を吸収しやすくなります。早めに帰って自炊するなど工夫してダイエットに仕向ける必要があります。

満月の翌日から新月に向かって、ちょうど左側が半月になった状態を下弦の月といいます。この期間は、満月までに溜め込んだいらないものを排出したり、デトックスしたりするのに適しています。たっぷり白湯を飲んで半身浴するなど「出すこと」をキーワードに美容に取り組みましょう♪

月の満ち欠け具合によって、適した美容法が異なることがわかりましたね。これを機に、夜空を見上げて、月のリズムに合わせたライフスタイルを送ってみてください。