プチバトー
PETIT BATEAU(プチバトー)はフランスのアパレルメーカー。中でもベビー服やベビー用品で世界的な人気を持つ。 1893年、フランスのシャンパーニュ地方トロワにピエール・バルトンが創業したことが始まり。 1912年に発表した、コットン素材の白いTシャツが世間の注目を集める。快適な着心地と普遍的なデザインで人気となり、一気に名が知られるようになる。 1918年動きづらく、着心地もいいとは言えないウール製のカルソンタイプの下着が主流である時代に、プチ・キュロット(ショーツ)を発表。肌触りが良く、子供が動きやすく、なおかつ洗濯・乾燥も楽になった。現在のショーツの原型となっている。 1920年当時は広告を出す企業は少なかったが、ベアトリス・マレの描いたプチバトーのキャラクター“マリネット”の絵が入った広告を打つ。 1950年アメリカ軍のアンダーウエアからヒントを得て、襟ぐりを大きく開けて楽に着脱できるベビー用肌着“USスリーブ”を発表。 1970年現在のプチバトーでも人気の柄であるブルーストライプの“ミラレ”生地が完成。 1980年スナップボタン式のベビー用肌着を発表。現在では当たり前のボディ肌着の元となっている。 1988年自然派コスメブランドのイブ・ロシェグループの傘下となる。 1994年パリコレクションのショーで、インナーとしてキッズサイズのTシャツを着るという斬新なアプローチで注目を集めた。 140年以上に渡りコットン素材にこだわった製品づくりを続け、1年間の販売数は肌着で約17億枚、製品全体で約26億点の売上げを誇る。 プチバトーは日本でも長年人気のブランドで、ロンパースを始めとするベビー肌着やスタイなど豊富に揃うベビー用品をセットにした出産祝いは定評を得ている。肌触りのいい柔らかいコットン素材は敏感な赤ちゃんの肌に優しく、海外製品らしいカラーや柄が人気。 ベビー用品だけではなく、レディースアパレルのパジャマやコットンカットソーも定番製品として愛用者が多い。