買おう買おうと思ってはいるものの、ずっと買えずにいるものってありませんか？
私の場合、それが「扇子」でした。生活するうえでなくても困りはしない。でも、たとえば暑い日に汗をかきながらやっと駅のホームに着いたとき、涼しい顔で扇子をパタパタしている方がいると、素敵だなあほしいなあと思ってしまうんです。

今年の夏こそは「これぞ！」という扇子を買おうと思って、デパートに雑貨屋さんにネットにとさんざん調べました。そしてようやく巡り合ったのが、こちらの「manipuri（マニプリ）」の扇子です。

「manipuri」は、ヴィンテージスカーフの絵柄からインスピレーションを得たブランド。シルクのスカーフや傘、バッグなど、鮮やかで美しいテキスタイルを使ったアイテムはどれも圧巻です。
私が選んだのは“アンティークフラワー”という柄の扇子。涼し気なライトブルーに古い図鑑の挿絵のような花や植物の柄が映えて、とっても綺麗です。

要目部分には革紐とゴールドのチャームがゆらゆら。親骨（端の骨）は一部が白く塗られ、さりげなくロゴマークが入っています。共布の袋付きで、持ち運びもスマートに。扇子はなかなか買い替えるものではないからこそ、細かなところまでデザインが行き届いたお気に入りの一本が見つかって大満足です。

涼しいという一番の機能的なメリットに加えて、使っているとちょっと優雅な気持ちになれるのも扇子のよいところ。心も体も涼やかにしてくれる扇子があれば、いままでよりも夏が好きになれそうです。