甘いものに目がない私ですが、といっても、実際に食べるのはしょっぱいものの方が好みで、スイーツを見て楽しむのが大好きなのです。なので、デパ地下のスイーツ売り場を「可愛い~!」「凝ったデコレートだなぁ」と感心しながら、定期的にパトロールしちゃいます。
なかでも和菓子は、季節に合わせたモチーフを取り入れて、繊細で美しいですよね。そんな和菓子を元にした豆皿がこちらの「豆皿 御菓子之畫圖写(おかしのえずうつし)<元禄>」。
なかでも和菓子は、季節に合わせたモチーフを取り入れて、繊細で美しいですよね。そんな和菓子を元にした豆皿がこちらの「豆皿 御菓子之畫圖写(おかしのえずうつし)<元禄>」。
あの羊羹で有名な「とらや」のものです。とらやで最も古い見本帳「御菓子之畫圖」(1695年)にある菓子の意匠をもとにしたそう。5枚1組の豆皿は、「あられ地」、「名月」、「しののめ」、「玉の井」、「花ぐるま」の5つの菓子をかたどったもの。例えば、写真右下の「あられ地」は、菓子を切ると断面に白い霰が散ったかのような模様に。「霰地」という文様の名前で、平安時代の貴族の装束にも使われていたそう。やさしい色合いの豆皿セットは、見ているだけでほっこりします。
私は普段、薬味やお漬物のお皿として愛用しているのですが、アクセサリーなどの小物載せにもぴったりなサイズ感です。こちらは「花ぐるま」の豆皿に、とらやの季節の生菓子「双葉饅」を。春らしさがぎゅっと詰まった、おやつの時間となりました!
この記事を書いた人
キナリノ編集部
編集 M下
ファッション担当。気に入ったものは洋服でもお菓子でも何でも、色違いや種類違いなど予備を購入しないと気が済まないタイプ。使うあてもないのにボタンやシューレース、ワッペンなどを集めています。