ハサミポーセリン
ハサミポーセリン(HASAMI PORCELAIN)は日本の陶器ブランド。長崎県波佐見町をルーツにもつ東京西海株式会社によって運営されている。 約400年前から続く日本の波佐見焼の技術と伝統を生かし、アメリカ西海岸に活動拠点を置く篠本拓宏のディレクションの下ブランドが立ち上げられた。 伝統を現代にマッチした形で残し、さらには海外へもその市場を拡大していくことに加え、ハサミポーリセンでは3つのコンセプトを大切にしている。 1つ目は作品に触れた時の心地よさ。天然の天草陶石と独自の比率で陶土を混ぜ合わせ、素材の特性を生かす配合をした釉薬が使われている。マットな質感と落ち着きのある色合いが個性的。 2つ目は必然的な形。潔さが感じられる無駄な装飾を削ぎ落したフォルムは、料理を選ばず静かな佇まいでありながらすっきりした存在感がある。 3つ目は自由に使えること。マグカップ、ボウルなどほとんどの作品がスタッキングでき、持ち運び、収納、保存などに便利な形状を取っている。トレイはボウルの蓋になり、ビッグサイズのプレートとしても使えるなど、実用性を重視した機能美が光る。 モダンな雰囲気で和洋問わずにマッチするハサミポーリセンの作品は、ひとつのラインで豊富なサイズ展開があることも魅力的。全アイテムがベージュ、ホワイト、ブラックの基本カラーで統一されているので、様々なカラーと合わせやすくテーブルコーディネートも自由自在。なにより料理の鮮やかさが生かされるので、料理がおいしそうに見える。 各地で行われる陶器市などでは、購入のために激戦が起こるというハサミポーリセン。出会う機会があれば迷わずひとつは入手しておきたい。