秋が深まるにつれ、そろそろブーツが気になるころ。ふだんのカジュアルな装いにもマッチして、長く楽しめる上質なブーツが欲しい…と思っている方も多いのでは。
そこで、150年以上の歴史ある『Blundstone（ブランドストーン）』のサイドゴアブーツをご紹介します。名品といわれるアイテムだからこそ、しっかり吟味したうえで納得して手に入れたいもの。サイズ感や履き心地、洋服との合わせなど、キナリノスタッフが試着した様子をお届けします。

“初ブランドストーン”のキナリノスタッフ3名が、豊富な種類が揃う、ナチュラルシューストア 吉祥寺店に伺いました。お店に入るや否や、「この色可愛い！」「ローカットもよさそう」とさっそく大盛り上がり。

スタッフK「『ブランドストーン』といえば、履き口に付いた特徴的なストラップで知っていましたが、こんなに種類があるとは驚きました。ラグソールのデザインやさまざまなカラーがあるんですね」

スタッフA「どれにしようか迷いますね。雨に強いと聞いて、実はずっと気になっていました。でも、足が22.5cmと小さめということもあり、フィットするかどうか不安で…」

スタッフO「わかります。私も以前買ったものが足に合わず、ブーツ選びは難しいですよね。だからこそ、自分にぴったりなものを見つけて長く履き続けたいです。ベーシックなデザインだから、トレンドに流されず楽しめそう」

Aさんが話したように、雨に強いのは『ブランドストーン』の特長のひとつ。堅牢なレザーアッパーで耐久性のある丈夫なつくりから、日常シーンだけでなくアウトドアシーンでも活躍します。
自然豊かなオーストラリア、タスマニア島で1870年に誕生した『ブランドストーン』。オーストラリアの軍にブーツを提供した実績もあり、丈夫なつくりと履きやすさから、世界中で愛されているブランドです。

また、飽きの来ないシンプルなデザインもポイント。
吉祥寺店の店長・竹内さんが「まずはベーシックな黒をご購入されて、2足目として色違いやシリーズ違いを買うお客さまもいらっしゃいます」と言うように、定番の一足としてワードローブにスタンバイしておきたい、そんな魅力を感じるブーツです。

使うシーンやテイストに合わせて選べる、さまざまなシリーズの中から、店長・竹内さんにお聞きし、人気の3シリーズをピックアップしました。

竹内さん曰く、初めてご購入される方の多くが「CLASSICS」を選ぶそう。より快適な履き心地が魅力の上位モデル。甲の部分が高く、つま先部分に厚みがあるのが特徴です。

きれいめな装いにも合うような、レディライクなものが好みの方は「WOMEN’ S SERIES」がおすすめ。サイドゴアブーツというと、どうしてもゴツい印象になりがちですが、こちらはやや細身のトゥとヒールで上品な佇まい。

これからの季節に重宝する「THERMAL」は、“水深11cmで4時間防水”を実現した防水・防寒が自慢のシリーズ。付属のシープスキンインソールも、ふわふわで暖かいと評判です。

上位シリーズの「CLASSICS」は、ブーツのかかと部分だけでなく、インソールにも衝撃吸収材の“XRD®”を搭載。歩行時の衝撃を吸収し、履き心地を高めています。

試着したOさんは、土踏まずのフィット感と軽さにびっくり。「クッション性があり、しっかりとした見た目に反して軽いので、長時間履いても疲れにくそう。遊び盛りの息子がいるため、毎週末は公園に行きます。いつもスニーカーでしたが、今度からこちらを仲間入りさせようかと。履き心地もよく、クッション性・グリップ性に富んだソールだから、泥や砂利も平気ですね」
アッパーとソールには水が浸入しにくい縫い目のないインジェクション製法を採用しているので、急な雨でも◎。軽い履き心地で、動きやすさと丈夫さを兼ね備えたアイテムです。

ふだん24.5～25cmの靴を愛用しているOさんは、「CLASSICS」の5サイズ（24.5cm）にしました。
「少し大きめのつくりだったから、5がちょうどよかったです。足はどちらかというと幅広ですが、厚手の靴下を履いても、きつくならず安心。また、プルストラップでサッと履けるのもいいですね。玄関で準備していると、ちょっと目を離したすきに、息子はもう外に出ていることがあるので（苦笑）」

「CLASSICS」はライニングにもレザーを使用することで、堅牢性が増すとともに、なめらかな肌触りと足入れを実現。履き込むほどに、レザーが馴染み、フィット感と味わいが増していきます。

「上品でスタイリッシュ」「女性らしいサイドゴアブーツって新鮮！」とキナリノスタッフが心奪われた「WOMEN'S SERIES」。やや細身のポインテッドトゥと5cmヒールがポイントです。

見た目も大事ですが、履き心地が気になるところ。ふだんヒールパンプスを愛用しているAさんは「きちんとした装いにもマッチするし、安定感のあるヒールだから走れるので通勤にもよさそう」と大満足。
足が22.5cm前後のAさんは、竹内さんに中敷き*をセットしてもらった「WOMEN'S SERIES」の3サイズ（22.5～23cm）がぴったりでした。前方に足がすべることなく、締め付けられずにフィットしたそう。

ヒールがあるから、とくにロングスカートと相性抜群！パンプスだとコンサバっぽくなりがちなファッションも「WOMEN'S SERIES」なら、上品でありながらも、ほどよくナチュラルな装いに。
「秋らしく、スカートも足元もブラウン系で揃えました。深みある色合いとレザーの風合いで、大人っぽい落ち着いた印象になりますね」

「THERMAL」には、防水・防寒性能を高めるための工夫が随所に施されています。
インソールには、暖かなボアタイプのシープスキンを採用。ふかふかのタッチだけでなく、クッション性にもこだわりが。高い衝撃吸収力を持つ高性能クッション材“XRD®”を搭載し、アクティブに長時間過ごしても疲れにくい仕様になっています。
足を入れた瞬間思わず「わぁ！」と驚きの声が出たほど、「このインソールだけでも十分価値がある」と話すKさん。「ふわふわと心地よく、足がやさしく包み込まれるような感触ですが、しっかりと跳ね返りもあるので歩きやすいです」

アッパーレザーの内側には、薄くて軽量な断熱素材“シンサレート”を使用。除湿性を維持しつつ保温性にも優れているので、防寒性能を高めてくれます。また、レザーには防水加工を施し、サイドゴアとステッチも防水仕様に。実際に、寒さの厳しい地域では「THERMAL」が断トツで売れているそう。
雪国出身のKさんは「年末の帰省はこれにします！都内から履いて、そのまま実家の雪にも対応できるので心強い」と、うれしそうに話します。

デニムを短くロールアップし、ピンクのソックスをアクセントにしたKさん。鮮やかなカラーが映えるので、靴下の色で遊ぶとフレッシュな装いになりますね。黒のヌバックが足元を締めて、カジュアルな装いに品もプラスしてくれます。
「25cmで幅広な足ですが、5サイズ（24.5cm）に。シープスキンインソールが内蔵されていますが、余裕のあるつくりということもあり、やや厚めの靴下でも締め付けなくフィットしました」

みなさんお気に入りを見つけて、今ではガシガシ愛用しているとのこと。

スタッフO「2週間ほどたちましたが、履き口がすっかり柔らかく馴染み、脱ぎ履きがとってもスムーズ！雨の日も滑らず、ストレスフリーの履き心地です」

スタッフA「カジュアルにも、きれいめな装いにもマッチするヒール付きなので、オンオフ問わず大活躍。長時間履いても疲れにくく、雨にも強いから、今度は旅行に履いていこうかと。旅の記念撮影にも、映える足元になりそうですよね」

スタッフK「先日、『THERMAL』に薄手のタイツを合わせてみましたが、足がブーツの中で泳ぐことなく、安心感がありました。つま先も冷えず、冬の欠かせない相棒になりそう。暖かくなったら、別売りのインソールに入れ替えて、通年楽しみたいです」

それぞれのライフスタイルに、『ブランドストーン』が欠かせないアイテムになったようです。
この秋冬は、自分にぴったりを見つけて、新たなスタンダードアイテムを仲間入りさせませんか。