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いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」

皆さんは「島根と奈良」と聞くと、どんな印象を持つでしょうか。どちらも日本のはじまりを語る上では重要な場所。古代から伝わった生活の技術は、今の私たちの生活にも応用されているそうです。今回は、「日本のはじまり」の地で育まれ、現代に生きる私たちに伝わってきたモノとコトを知るためのサイト「つたう」と、それらを実際に体験することができる見本市を紹介します。2019年11月07日作成

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旅行・お出かけ
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今でも日常で愛される、島根・奈良の伝統工芸

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
良縁に恵まれるとされ、訪れる人が後を絶たない島根・出雲大社。中国地方で代表的な社寺のひとつです。一方、関西では、法隆寺や東大寺といった奈良にある歴史的遺産を訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。
島根と奈良――いずれも日本の歴史のはじまりを語る上では重要な地。しかし、古代から今に続く歴史の中で、日常生活に使われていた道具や、暮らしの文化など、変わらず受け継がれていることはあまり知られていないのかもしれません。

時代を超えて“つたう”手仕事の暮らしの文化

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
島根と奈良の古代の暮らしから、今の生活とのつながりを知ることができるのが、11月5日に開設した「つたう IZUMO to YAMATO」というサイトです。出雲と大和について、古代から今に伝わる「衣・食・住」にまつわる「モノ」や「コト」を紹介。現代を生きる私たちにも合う、職人さんの手仕事が生きた生活用品や、伝統工芸に込められた思いを垣間見ることができます。
また年明けには、日本書紀成立1300年を記念した特別展「出雲と大和」が開催。日本の生活文化のはじまりを知って特別展を訪れるのもいいかもしれません。
それでは「つたう IZUMO to YAMATO」で掲載している暮らしのアイテムの中から、普段の生活に取り入れたいおすすめグッズを見ていきましょう。
特別展「出雲と大和」:2020年1月15日(水)−3月8日(日)@東京国立博物館 平成館(上野公園)
国宝や重要文化財の名品を一堂に展示した特別展

茶の湯文化が根付く松江藩の里:出雲

ほっこりする器で“住まう”

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その昔、松江藩の御用窯があったことで知られる焼き物の町、島根県松江市。数多く点在する窯の中でも人気なのが、「湯町窯」の器です。少し厚みがあるのが特徴で、どこかレトロ。訪れる人がお土産に選ぶ人気商品は、「エッグベーカー」だといいます。フライパンで作る目玉焼きとは一味違う、やさしい味に仕上がるそう。見た目もかわいく、ちょっとしたプレゼントにもいいかもしれません。

日本最古の美肌温泉で自分を“気遣う”

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随筆「枕草子」にも記されているという玉造温泉。1300年もの昔から美肌の湯と呼ばれているそうです。弱アルカリ性の湯は、肌のくすみのもととなる角質を柔らかくして、老廃物を取り除いてくれるんだとか。その温泉成分を研究して作られたのが、温泉コスメ「姫ラボ」です。泡パックができるほどふわふわの石鹸や、温泉水が配合されたオールインワンゲルなど、しっとりなめらか肌になるという評判のスキンケア。一度試してみては?

伝統技法の藍で“装う”

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
出雲地方に古くから伝わる藍染。インディゴブルーとも呼ばれる独特の落ち着いた色合いは、一枚一枚丁寧に染めては乾かす工程を経て、完成させるそう。その生地は10年経っても色あせることなく、虫も付かないのが特徴です。「⾧田染工場」では風呂敷やテーブルセンター、ストールなどが作られており、季節を問わず生活の中で楽しめるものが揃っています。
出雲の伝統味ある道具たち>>

日本古来の生活の知恵が感じられる都:大和

現代風にアレンジされた漆器で“住まう”

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
世界に誇る伝統文化「漆器」。奈良が発祥といわれており、漆の技術は奈良時代から今に至るまで脈々と受け継がれています。現代の生活にも溶け込むおしゃれな漆器として紹介されているのが、『Urushi no Irodori』というデザインブランド。カップや小皿には、さりげない木目の質感が落ち着いた雰囲気を出す一方で、カラフルな色合いが楽しい気分にさせてくれます。漆器ならではの口当たりの良さもおすすめのポイント。

涼しげな色とりどりの透かしを“愉しむ”

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
江戸時代の終わりごろに、暑さをしのぐ道具として広まったうちわ。日本で最も歴史あるものが、「奈良団扇(ならうちわ)」です。その特徴は何といっても美しく施された透かし彫り。20 枚ほど重ねた和紙に小刀で文様を入れる技術はとても精細で緻密な作業。透かし模様から感じられる涼しげな印象は、「奈良団扇」ならではです。少し大人の粋なアイテムとして選んでみるのもいいかも。

木綿のやさしい肌触りを“装う”

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
暑い夏の夜、虫を寝床に寄せ付けないために、天井から吊る蚊帳。奈良では蚊帳織物の原料となる麻や綿が豊富に栽培されていたことから蚊帳生地が作られるようになったといいます。現代では、その技術を応用し、生活の中で広く使われる「白雪ふきん」へと進化したそう。使うほどに柔らかく、自然な風合いが評判を呼び、白雪ハンカチは贈答用にも自分用にも人気の品に。
大和の伝統味ある道具たち>>

「出雲」と「大和」の生活が身近に感じられる見本市を開催!

いいもの、ここで見つけた!伝統を感じる「暮らしの道具が見つかる見本市」
紹介した島根・奈良の生活アイテムは、それぞれのアンテナショップで開催の見本展示イベント『つたう モノとコト市』で実際に買うことができます(※)。出雲と大和の歴史感じる商品の中からお気に入りを選んで、暮らしの中に加えてみてはいかがでしょうか。

※時期によりお取り扱いがない場合もございます。

■つたう モノとコト市
【にほんばし島根館】東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」(A4出口から徒歩0分)
日程:11月12日(火)〜11月27日(水)
時間:10:30~19:00(最終日(11月27日)の『つたう モノとコト市』は17:00にて終了)

※にほんばし島根館は令和2年1月31日(金)をもって閉館します。新店舗は令和2年春、東宝日比谷ビル「日比谷シャンテ」内にオープンを予定しています。

【奈良まほろば館】東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」(A1出口上がってすぐ)
日程:11月23日(土・祝)~12月5日(木)
時間:10:30~19:30

<同時開催イベント>
菩提酛(清酒)の飲み比べセット販売:11月23日(土・祝)、24日(日)、30日(土)、12月1日(日)
大和野菜の試食販売:11月23日(土・祝)、24日(日)
(菩提酛と大和野菜の販売は12:00~17:00)
東京・日本橋で開催!見本市へ行ってみる>>

伝統を知れば、暮らしがもっと楽しくなる

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日本はじまりの地である、出雲と大和。それぞれの土地にはそこに根付いた生活文化や暮らしを愉しむものが脈々と今に伝わっていることがわかりました。日本書紀から1300年を迎える2020年。その舞台となった、歴史や文化が濃い出雲と大和の地を知ることは、今の私たちの生活を改めて考えることにもつながります。ふと手にした生活道具をひもとけば、その由来は今の島根と奈良に行き着くのかもしれません。
つたう IZUMO to YAMATO | 神さまが、今に残した モノとコト