ノスタルジーが漂う街で、おとな旅のススメ
それではおとなの女子旅にぴったりな、長浜の魅力をご紹介します。
【魅力①レトロ】明治浪漫を感じる街
現存する日本最古の駅舎で、鉄道文化を知る
また、当時の様子を写真やジオラマでも紹介。国家を挙げた鉄道事業で、大きな役割を果たした長浜の交通史を、詳しく知ることができます。時を経た今もなお、私たちの身近な存在である鉄道。始まりの歴史を知れば、日々電車に乗るときの気持ちも少し変わってくるのではないでしょうか。
【魅力②レトロ&アート】旧市街で体験するガラス芸術
「商人の街」から「ガラスの街」へ
ガラスアートは見るだけではなく、自分だけの作品を作ることもできます。ステンドグラスやトンボ玉、どんなデザインにするかは自分次第。作品を見るたびに、旅の思い出がよみがえってきそう。
地元の名物グルメもちょっと懐かしい
旅の醍醐味であるグルメも、ここ長浜ではどこか懐かしさを感じさせるもの。築200年の旧家を改装したお店で味わえる「焼鯖そうめん」は、地元・長浜で、ハレの日のご馳走として受け継がれた伝統料理。
もう一つ鯖を使った名物が、「まるい食パン専門店 つるやパン」の焼きサバサンド。サバのほかにも、みたらしやタマゴなど、その場で具材をトッピングでき、旅の途中の小腹を満たしてくれます。
【魅力③いにしえのアート】樹齢400年の可憐な美
最近では盆栽を育てることがちょっとしたブーム。中でも梅は一年に一度、可憐な花を咲かせることから、女性に人気の盆栽です。盆梅鑑賞を機に、おとなの趣味として梅盆栽を始めてみるのもいいかもしれません。
会場となる慶雲館は、明治天皇の京都行幸の折に建造されたものです。総檜造りの荘厳な雰囲気の中、鑑賞する盆梅は一見の価値あり。鉄道スクエアのすぐ向かいにあるので、一続きに楽しむことができます。
『長浜盆梅展』今年は1月10日(木)~3月10日(日)
今年の見どころは、京都造形芸術大学プロデュースによる展示。カラフルな背景に彩られた盆梅が楽しめる「盆梅の森」や「盆梅カフェ」など、より寛げる空間が誕生しました。ゆったりと悠久の時の流れを感じながら、日本の美を堪能することで、おとなの“粋”が感じられます。
また、会期中は俳句コンテストを実施。昨年のNHK紅白歌合戦の審査員も務めた、俳人・夏井いつき先生により優秀な作品が選句されます。会場で感じた盆梅の美しさを、俳句にして詠むのもいいのでは?
駅舎に隣接する「北陸線電化記念館」には、『D51蒸気機関車(通称:デゴイチ)』と、蒸気機関車から電車に切り替わったときに登場した、交流電気機関車が展示されています。運転席に座れるのでフォトスポットとしてもおすすめ。展望デッキからは北陸線が臨め、電車好きなら一日いても飽きない場所です。