忙しない毎日の中で、自分らしくいるためには”ちょっとひと息つく時間”を設けることが大切です。好きな音楽を聴いたり、お気に入りのお香を焚いてみたり…リラックス方法はいろいろあるけれど、時間のないときは、温かい飲み物を飲むのがおすすめです。おいしいカフェラテやコーヒーなどを飲めば、5分、10分程度の休憩でも、自然と心も体も落ち着きますよ。

せっかくなら自宅でもおいしいカフェラテが飲めたらうれしいですよね。そこで今回は、東京・錦糸町のカフェ「私立珈琲小学校」（@coffeeelementaryschool）のバリスタ吉田さんにおいしいカフェラテの淹れ方を教えていただきました。

吉田さんが考える"おいしいカフェラテ"の秘密はミルクだそう。「なめらかな泡を作ることが一番のポイントです。ぼこぼこしていると口当たりが悪く、あまりおいしく感じられません。そしてエスプレッソが適切に抽出されていることも重要です。ご自宅では、ドリップコーヒーにミルクを合わせることが多いと思いますが、ドリップコーヒーは水分が多いので、どうしてもミルクをお湯で伸ばした感じになりがちです。おすすめはロイヤルミルクティーを作るみたいに、ミルクに直接インスタントコーヒーを入れると、コーヒーとミルクをしっかり味わいやすくなります」

また、エスプレッソとミルクの比率も大事だそう。「お店では、エスプレッソとミルクを1:5の割合で作っています。ただこの比率が正解ではなく、ダブルショットでコーヒー感を強くしたい人もいると思いますし、ミルク感をもっと強くしたい方もいらっしゃると思います。おうちで作る時は、コーヒーやミルクの重さを測ってみると、”自分だけのおいしい”を見つけやすくなりますよ。色々と試してみてください」と吉田さん。コーヒーは嗜好品であるからこそ、自分がおいしいと思えるものを淹れることが大切なようです。

カフェラテの一番のポイントである、ふわふわミルクを自宅で再現するのは難しいと思いますよね。でもこのまるでホイップクリームのような泡、これがツヴィリングのミルクフォーマーなら簡単に作ることができるんです。市販の牛乳をマシンに入れ、ふたをしてボタンを押すだけ。わずか数分後には、温かく、きめ細かいふわっふわな泡が完成します。

一般的なエスプレッソマシンで作る場合、ノズルから出される蒸気を使ってミルクを泡立たせるので、水分が入って薄くなってしまいます。でもこのミルクフォーマーはスチーム不要で泡立てがかなうので、「本当に濃厚・濃密な泡ができますよ」とプロの吉田さんも驚くほど、ミルク本来の濃さのまま仕上がります。
また牛乳だけでなく、豆乳やアーモンドミルクもOK。さらにはアタッチメントを替えれば、ココアなどの粉末飲料もしっかり撹拌され、いつものドリンクがワンランクアップします。

吉田さんにミルクフォーマーを使ったアレンジラテも教えていただきました。とっても簡単な上に、見た目にも美しくおいしいアレンジラテなら、おうちのカフェタイムがさらに充実すること間違いなし♪

定番抹茶ラテにホワイトチョコが溶け込んで、疲れも癒されるスイーツドリンク。トッピングのイチゴは可愛さだけでなく、酸味を与えておいしさをプラスしてくれます。

【材料】
牛乳…120ml
抹茶…4g
ホワイトチョコレートの粉末…15g（なければ固形でも）
ドライイチゴ…適量

【作り方】
①ミルクフォーマーに牛乳、抹茶（茶こしを使ってふるう）、ホワイトチョコを入れて、ボタンを押す
②マシンの回転が止まったら、グラスに注ぎ淹れ、ドライイチゴをトッピングする

市販のアーモンドミルクもミルクフォーマーを使えば、簡単ラテに。甘味料を使わないので、アーモンドの風味を感じる大人のカフェドリンクの完成です。

【材料】
アーモンドミルク…120ml
ココア…2g
インスタントコーヒー…小さじ1～2（お好みで）

【作り方】
①ミルクフォーマーにアーモンドミルク、ココア（茶こしを使ってふるう）、インスタントコーヒーを入れて、ボタンを押す
②マシンの回転が止まったら、グラスに注ぎ淹れ、ココアパウダー（分量外）をトッピングする

いつものドリンクも、ふわふわミルクがあればそれだけでカフェ気分。今回ご紹介したミルクフォーマーは、ステンレス製で洗いやすくお手入れも簡単だから、気軽に使いやすいのもうれしいポイント。忙しい毎日の中で濃密な泡と優しい味に癒やされる、リラックスタイムを作ってみてはいかがでしょうか。

Photo／Noguchi Yuichi