冬にリネンは着ないもの?実は、違うんです
装いを涼しげに見せる素材感や快適な肌ざわりは、もちろん暑い時季にぴったりです。しかし、リネンの知られざる特長は、空気を含んだ繊維による“温度調整機能”。寒い季節には暖かく包み込んでくれる、保温性に優れた素材でもあるのです。
しかも、乾きやすいから冬場のお洗濯もストレスフリー。冬にリネンを着ないなんて、むしろ「もったいない」かもしれません。
冬のリネンをおしゃれに着こなす「6つのポイント」
①:ゆったりワンピ×ゆったりパンツが好バランス
➁:裾をレイヤードさせて表情豊かな足元に
ノーカラーのすっきりとしたAラインのウールリネンコートに合わせたのは、鮮やかな赤色が目を惹くリトアニアリネンのワンピース。コートよりも着丈が長いワンピを重ねることで、裾のレイヤードがシルエットに豊かな表情を作り出しています。同系色でまとめても、裾から差し色を覗かせても決まるので、コートを着るときは意識してみましょう。さらにペチコートを重ねても素敵です。
ウールリネンヘリンボーンコート ¥30,800
リトアニアリネンワンピース ¥18,480/ともにnofl
③:華やかな「差し柄」を取り入れる
リネンは比較的それほどでもありませんが、どうしても重たく見えがちな冬の装い。華やかな柄物アイテムを取り入れることで、グッと軽快な印象になります。こちらはリバティプリントのリネン生地を使ったブラウスとスカート。リネンの素材感と、控えめな小花柄がナチュラルで大人っぽい雰囲気です。セットアップでワンピース風に着るのもおすすめ。
アグネスリバティブラウス ¥17,600
シャーロットリバティスカート ¥22,000/ともにa piece of Library(ハウスヤード)
④:ベースになる上下の「素材感」を統一する
重ね着をしたときにコーディネートがまとまらない…。そんなときは、インナーとなるトップスと、ボトムスを同じ素材感で揃えてしまえば大丈夫。例えば、少し起毛した暖かみのあるリネン混のシャツとパンツを合わせる、といった具合に。あとはウールニットでもスウェットでも、なにを重ねてもサマになります。ポイントはコーデのベースとなる軸をしっかり決めること。是非試してみてください。
綿麻ブラウス ¥25,300
綿麻毛パンツ ¥34,100/ともにPlantation
※パンツは12月上旬入荷予定
⑤:重ね着は「色のトーン」を揃える
先ほどのポイントに近しいものですが、重ね着を上手にまとめるには各アイテムの「色のトーン」を揃えることも効果的です。例えば画像のように、ブラウス+ボタニカル柄のジャケット+ガウンコートと3枚重ねていても、ベージュ系のトーンで統一されているのですっきりと上品。差し柄で華やかさも取り入れつつ、大人っぽくまとめた、まさにお手本のようなレイヤードコーデですね。
リトアニアリネンスタンドカラーシャツ ¥14,080
リトアニアリネンプリントジャケット ¥24,200
リトアニアリネンウールツイルガウン ¥21,780/すべてnofl
⑥:デザインのポイントはなるべく生かす
重ね着をする際に意識したいことがもうひとつ。それは、デザインポイントを隠してしまわないようにすることです。リネンウールのジャンパースカートは、斜めに配されたバックボタンがかわいいデザイン。なるべく見せたいので、インナーにハイネックのブラウスとキルティングのプルオーバーを重ねて、暖かさとおしゃれさを両立させています。
同じスタイリングにジャケットを羽織ったもの。ワンピースのスカート部がフレアになっているので、ボリューム感を生かすためにショート丈のアウターをチョイス。大きなパッチポケットもこれなら活用できます。一枚のワンピースが、アウターを着たときと脱いだときでガラッと違う見え方をして、おしゃれの楽しみが広がりそうです。
綿ウールスタンドカラーブラウス ¥16,500
アーミーストライプキルトプルオーバー ¥12,100
リネンウールポケットジャンスカ ¥17,600
リネンウールツイルジャケット ¥22,000/すべてYARRA
着こなしのヒントは、ショップを見て回ると見つかるはず
阪神梅田本店の5Fフロアには『リラナチュール』という、ナチュラル系のファッションブランドを集めたゾーンがあり、一挙にいくつものショップを効率的に見て回ることができます。アクセス便利な立地ともあり、仕事帰りにふらっと立ち寄れる、関西エリアのナチュラルさんにとってまさに“聖地”ともいえる場所。
実は、これまでご紹介してきたアイテムはすべて『リラナチュール』で取り扱われているものです。
11/20(水)~ GOOD FEEL GOOD LINEN リネンのある暮らし「冬こそリネンを楽しもう」フェアが開催
さっそく、その見どころをチェックしてみましょう。
【見どころ①】イベントスペースに厳選されたリネンアイテムが揃う
11月20日(水)~26日(火)の期間は大阪・北堀江にあるヨーロッパの蚤の市雑貨を中心としたセレクトショップ「Shamua(シャムア)」のポップアップがオープン。現地で買い付けたアンティークやヴィンテージのリネン服と、重ね着にも取り入れやすいシンプルなデザインの作家さん物も揃います。
また、他にも冬を楽しむインテリアグッズ、奈良「カナカナ」による秋を感じるカフェも登場します。
11月27日(水)からは香川・高松発の天然素材と日本製にこだわったファションブランド「nofl(ノフル)」のアイテムが揃います。『リラナチュール』で見られるのはこのフェア期間だけ。瀬戸内海の情景のなかで丁寧に作られるリネンの洋服たちは、着る人の心まで穏やかにしてくれそうです。
※画像はイメージです。
同じく11月27日(水)から期間限定で販売される、手織りの麻の風合いを生かしたコサージュやブローチを手がける京都発のハンドメイドアクセサリーブランド「& asa.co(アンドアサコ)」。ナチュラルファッションともよく馴染み、華やかにしてくれるので、オケージョン用のアクセサリーとしてもおすすめです。服地に穴をあけなくても着けられるマグネット式とブローチピンの2way仕様が嬉しい。カラーバリエーションも豊富です。
麻のブローチ『Dots』¥4,620、『Romantic』¥5,500/ともに& asa.co
物販だけではなく、体験型イベントも開催。「& asa.co」によるワークショップでは、麻のシートにクリスマスやお正月をイメージした絵付けをする『麻てがみ』作りが行われます。体験を通して、麻の新たな魅力と出合えそう。
【見どころ➁】常設ショップもフェアに合わせた“いちおし”アイテムを用意
『リラナチュール』に常設の各店舗では、フェアに合わせてリネンのアイテムをたっぷり取り揃えているそう。なかには、ここでしか見ることのできない限定アイテムもあるようなので、ブランドのファンにも嬉しいですね。
冬もリネンで自分らしいおしゃれを楽しもう
着こなしのポイントを押さえたら、お気に入りの一着を探しに出かけてみましょう。
まずはシルエットのポイントをご紹介。
ナチュラル系のリネンワンピースは、ゆったりシルエットのものが一般的です。そして、ロング丈でも寒い時季は、ボトムスを合わせてより暖かく着たいもの。そこで、おすすめは同じくリネンの太パンツです。ワンピ×パンツの組み合わせは、あえてシルエットにメリハリをつけないことでリネンの素材感も際立ち、こなれたおしゃれ感を演出してくれます。
リネンウールボタンワンピース ¥26,400
リネンウールパッチポケットパンツ ¥18,700/ともにYARRA