バレンタインはチョコと一緒に、絵本たちを贈るのはいかが?
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絵本は、忙しい大人に贈るのにもぴったり。
気軽に楽しめて、読み終えるまで時間もとりません。
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独特の美しい「色彩」や「デザイン性」など、ビジュアルを楽しめるのも嬉しいですね。
みずみずしい「色彩」がお部屋のアクセントになったり、優しい「絵」に癒されたり、美しい「装幀」がインテリアにしっくり馴染んだり……。
その佇まいが「絵」になるのも、「絵本」の魅力のひとつです。
子供のときにはなんとなく読み流していた絵本でも、大人になってから読み直してみて、改めてその「絵の魅力」や、シンプルな「テキストの美しさや意味」に気づくことって、ありますよね。
思わずはっとするような「感動」も一緒に贈ることで、きっとずっと忘れられない特別なプレゼントになるはず。
今回はバレンタインデーに贈りたい絵本と、その1冊の世界観にぴったりのチョコレートをご紹介していきます。
『ぼくはきみで きみはぼく』ルース・クラウス(著)モーリス・センダック(絵)江國香織(翻訳) 偕成社
出典: アメリカ、ルース・クラウス氏の詩集に、「かいじゅうたちのいるところ」でおなじみのセンダック氏のシンプルで可愛らしいペン画を添えた、アメリカのロングセラー絵本。
「大好き」なものを語る、子供たちのそのままの言葉を、花束のようにまとめています。
出典: 「大切な人」や「友達」、「ささやかな日常」への「大好き」を表す言葉たちは、そっけなかったり、「上手」な表現ではなかったり。
大人が使うようなこなれた表現ではないけれど、そこには言葉からはみでそうなほどの「気持ち」がこもっています。
出典: 「好きって、こんな感じだったな」「好きって、いいな」と、幼いころの素直な気持を思い出し、にっこりと幸せな読後感に浸れる1冊。
大好きな人へ、ぜひどうぞ。
◆森の奥のお菓子屋さん「ブールドネージュ【ショコラ】」
出典: さくさく、ほろりとした食感の「ブールドネージュ」は、フランス語で「雪玉」という意味だそう。
ひかえめな甘さの「エクアドル産」のチョコレートを「ラム酒」の香る生地に練り込み、ちょっと大人の味わいに。
出典: 「雪玉」のようにころんとかわいいフォルムも魅力的。
冷蔵庫で冷やして食べても美味です。
『ふたり』甲斐みのり(著)織田利之(絵)ミルブックス
出典: 「2人」でいることの幸福を、シンプルな言葉で綴る大人のための絵本「ふたり」。
出典: 頁をめくるたび現れる福田利之さんのイラストは、じっと眺めていても見飽きないめくるめく美しさです。
「出会えた」ことのかけがえのなさを歌う言葉たちは、時に深く喜びあう気持ちを伝えてくれます。
結婚を控えた友人に贈っても喜ばれそう。
絵本に描かれた蝶々の表紙絵にもしっくりくる、お花メダルのチョコレート。
こちらのチョコ、美しいだけじゃなく、甘味料を極力控え、48度以下の低温状態で栄養素をなるべく失う事なく作られたハンドメイドのローチョコレートなのです。海外認定オーガニック フェアトレードの生カカオと天然のやさしい甘味料ココナッツシュガーを使用した体思いのチョコレートは大切な人へのプレゼントにぴったり。
『LE BALLON ROUGE』ALBERT LAMORISSE(著)l’école des loisirs
出典: 第9回カンヌ国際映画祭で「パルムドール」を受賞した短編映画『赤い風船』。
この名作を「写真絵本版」として1976年に刊行した1冊が、こちら『LE BALLON ROUGE』です。
この映画を撮影したアルベール・ラモリス監督の息子・パスカルが主人公を演じています。
出典: 少年パスカルと「赤い風船」は、いつも一緒。ひとりぼっちの「少年」と、そんな少年にずっとついてくる「風船」の、ちょっと不思議な「友情」を描いた、切なくも可愛らしい作品です。
映画好きさんのほか、フランス語を学習中の方へのプレゼントにもおすすめです。
出典: ベルギー産のチョコレートを使った、絵本にも登場する石畳のような生チョコレートは、ウィーン王室御用達のDEMEL( デメル)でチョコレート製作を学んだシェフが手がける、完成された1品です。
『UN DEUX アンドゥ』高山なおみ(著)渡邉良重(絵)リトルモア
出典: こちらは、料理家の高山なおみさんのテキストに、渡邉良重さんによる美しい挿絵が添えられた1冊です。
タイトルになっている「UN DEUX(アン ドゥ)」は、フランス語で「1,2」という意味だそう。
出典: ページが左と右で別れており、「1」「2」「1」「2」と、「左」から「右」へ順にひらいていくごとに、2人の女性の成長の物語を追うことができます。
出典: 素敵な「挿絵」と「仕掛け」、そして「物語」が響き合います。
大切な「女友達」に贈るのにぴったりな1冊です。
◆レストラン尾道 レスポワール・ドゥ・カフェ「尾道ショコラ」
出典: 生チョコのようにとろける「尾道ショコラ」は、「甘いものもチョコレートも大好き!」な女友達にこそ、味わってもらいたいスイートな1品。
スプーンですくって口に運べば、なめらかな食感が楽しめます。
『いろいろいちねん』レオ・レオーニ(作・絵)谷川俊太郎(訳)あすなろ書房
出典: 「木」のウッディと、ちっちゃな「子ネズミ」2匹の、ほっこりあたたかい「おつきあい」を描いた絵本『いろいろ1ねん』。
「木」の形にぴったりな細長い本のかたちも、手になじむ持ちやすいフォルムで、親しみ深く感じられる1冊です。
出典: 季節ごとに姿を変えるウッディを見守り、一緒に過ごす子ネズミたちのなにげない日常を追うにつれ、「友達」と共にすごす1年の味わいがよりしみじみと感じられます。
出典: 子ネズミたちのすなおな台詞が、時に可愛らしく、時に感慨深く心に響きます。
優しい気持ちを届けたい「友達」に、ぜひどうぞ。
「有機オートミール」と厳選した材料で作られた、やさしい甘さのチョコレートグラノーラ。
「ココナッツ」「アーモンド」「くるみ」「ピーカンナッツ」が2種のチョコレートでくるまれ、さくさくの食感に仕上げられています。
にこっと笑顔の「ハリネズミ」のパッケージがかわいいですね。「ネズミ」つながりで贈ってみてはいかがでしょうか?
ギフト包装もあります。
◆Web Shop Arcobaleno「BUCHE de CHOCOLAT(ビュッシュ・ド・ショコラ)キューブ」
出典: 「BUCHE de CHOCOLAT(ビュッシュ・ド・ショコラ)」とは、フランス語で「切り株・薪のチョコレート」という意味なのだそう。
ベルギー産クーベルチュールを用いて、しっとりと濃厚に焼き上げられています。
出典: 石川県産の卵・兵庫県産の小麦粉・北海道産のバターなど、こだわりの厳選素材を使って焼き上げられた1品。
保存料も使われていないため、消費期限は「2週間」程度となっています。
『わたしのワンピース ポストカードブック』にしまきかやこ(絵)こぐま社
出典: 『わたしのワンピース』は、もともと、うさぎさんが作る世にもすてきなワンピースのお話。
長く読み継がれてきたこの絵本のイラストが、ポストカードブックになりました。
出典: 夢みるようにカラフルで、どこかなつかしいイラストが魅力的。
出典: 「この絵本、昔読んだね」と記憶をたどってみたり、ノスタルジックなイラストを、子供のときのように楽しんでみたり、メッセージを書いて送ってみたり……。
思い出を共有する「ご家族」ならではの、特別な贈り物になるのではないでしょうか。
出典: うさぎさんが作るワンピースは、お花畑や夜空の星々など、どれも豊かな「色彩」が魅力でしたよね。
カラフルできらめくような「わくわく感」の味わえる、こんなトフィーを贈ってみても素敵です。
『おかしな家族』ジャン・コクトー(著・デッサン)菅谷貞雄(装幀)講談社
出典: 詩人・小説家・劇作家・画家・映画監督など、多彩な顔を持つジャン・コクトーの生涯唯一の絵本『おかしな家族』。
作中の表情豊かな「デッサン」も、もちろんコクトーの手によるものです。
見れば見るほど、じんわりとした笑いを誘うデッサンも楽しいのですが、序文もステキです。
出典: 曰く、「もし、この本の色が気に入らなければ、君の色鉛筆で好きなように塗りたまえ。遠慮はいらない」
コクトーの哲学を感じる1文です。
お話にはフランス語の原文もついているので、フランス語の勉強をしている方にもおすすめ。
出典: 「太陽氏」と「月夫人」は、子供達を「犬の家庭教師」に任せます。子供達は教えられた事を何でもよく覚えましたが、その結果は……?
出典: 風刺をしのばせた、ユーモラスな物語です。ただし、既婚の方に贈ると少々「毒」が効きすぎてしまうかもしれませんので、ご注意を!
「自分の中にひそむ、子供心をいつまでも大切に」そんなメッセージが伝わる1冊です。
◆「NO COFFEE BEANS CHOCOLATE」
コーヒーの「ほろ苦い香り」がくせになるチョコレート「NO COFFEE BEANS CHOCOLATE」は、家族みんなでシェアするおやつにもぴったり◎ コーヒー好きの方にもおすすめです。
『しろ』創作ユニット「阿部はまじ」(著)平澤まりこ(絵)ミルブックス
出典: 絵本『しろ』は、「自分は何者なのかな?」と悩んでいる人、悩んだ事のある人に贈りたい1冊です。
映像作家・アベカズヒロさんと、モデル・浜島直子さんからなる創作ユニット「阿部はまじ」さんがお話を作成し、イラストレーターの平澤まりこさんが絵を担当しています。
出典: 産まれたばかりの「しろ」は、「自分の色」を見つける旅に出ます。
さまざまな色に出会う「しろ」は、どんな色になりたいと願うのでしょうか。
出典: すべてひらがなで紡がれる物語はやさしく、お子様が読んでもきっと理解できるはず。
でも、そこにこめられた深い意味を感じることができるのはきっと、多彩な色を経験した「大人」であってこそ。
何度も読み返したい1冊です。
こちらの「予告編」で、数ページ分の朗読を聴くことができます。
◆「antica dolceria bonajuto」の「古代チョコレート」
出典: 「古代チョコレート」とは、16世紀頃の大航海時代、「アステカ王国」からスペイン人によって「シチリア」にもたらされたチョコレートと、ほとんど変わらないレシピで作られたチョコレートのこと。
レシチンやカカオバターを加えず、45度以下の低温で温める、昔ながらの製法が用いられています。
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「チョコレートの原点」ともいえる「古代チョコレート」の中でも、この何色にも染まっていない「ホワイトチョコレート」は、絵本の『しろ』と色を合わせて贈るのにぴったり。
シャリシャリした歯ざわりと供に、ミルクとバニラの風味を感じられる、すっきりとしたひかえめな甘さが特徴です。
出典: 昭和を生きた画家・猪熊弦一郎は、なんと「1度に1ダースの猫」を飼っていたこともあったという「無類の猫好き」でした。
猫好きさんに贈るなら、こんなユニークな「猫」の画集はいかがでしょうか。
谷川俊太郎さんの詩「ねこたち」も寄稿されています。
出典: パッケージを開けて顔を出すのは、なんと立派な「魚」。
これだけでもびっくりですが、この魚のお腹の中には、さらに、チョコレートで出来た「小魚」が6匹も入っているんです。
猫も喜びそう!?
『あの犬が好き』シャロン・クリーチ(著)金原瑞人(訳)偕成社
「詩なんて女の子のものだよ」と拒否していた少年が、少しずつ自分の「思い」を外の世界へと表現できるようになっていく……その成長の過程がいくつもの「詩」で綴られた、感動の物語です。絵本ではなく児童書になりますが、シンプルで美しい表紙でプレゼントにぴったりの1冊です。
犬を飼った経験がある人なら、ラストには涙してしまうかも。犬好きさんにおすすめです。
◆WOODBLOCK CHOCOLATEの「SOLT&NIBS」
出典: ポートランドの「チャーリーとジェシカ」夫婦が作る「WOODBLOCK CHOCOLATE」のチョコレートは、「エイジング」期間をおき、熟成させたまろやかな味わいが特徴です。
出典: こちらは「海塩」と「粗挽きカカオ」を使ったビターチョコレート。
「涙」の味にも似た、クリスピーな食感のチョコレートバーを齧って、時には「少年心」を思い出してもらってみては。
そんな誰の心の中にもいる、“少年”と出会えるチョコです。
【番外篇】チョコレートにまつわる、あの「児童文学」を贈り物に
『チョコレート・アンダーグラウンド』アレックス シアラー(著)求龍堂
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「中毒性」を感じるほど美味しいチョコレート。でも、もし本当に禁止されてしまったら?
「健全健康党」によってチョコレートを禁止されてしまった町で、「地下チョコバー」を作ってチョコレートを密造する少年たちの自由を取り戻す冒険が描かれています。
◆Theo&Philoの「DARK CHOCOLATE WITH CALAMANSI」
出典: レモンやライムのような柑橘系の香りをもつフィリピンの果物「カラマンシー」は、その栄養価の高さから「奇跡の果実」としても知られています。
焙煎からバーになるまで、すべての工程を自分たちのファクトリーで行っているところが、物語とリンクしていてより味わい深く楽しめそう。
出典: 「カラマンシー」を使った爽やかな香りのダークチョコレートは、エキゾチックな包装と相まってスリリングな「驚き」をもたらしてくれそう。
ギフト用には、シックなオリジナルの封筒がつけられます。
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それは、「おいしいココアをみんなで楽しむため」でした。
「布張り」の装幀の手ざわりや「招待状」のレトロなカタカナ遣い、ノスタルジックな色などに、思わず魅せられてしまう1冊です。
ちなみに、「ココア」と「チョコレート」の原材料は、同じ「カカオ豆」なのだそう。
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※こちらはイメージ画像です
「ココア」と「ホット・チョコレート」の違いは、厳密にはありませんが、ココアバターが多く含まれる方を「ホット・チョコレート」と呼ぶ人も。
ココアを「ホット・チョコレート」と呼んでも差し支えないそうです。
◆ブラウンシュガーファースト「有機ホットチョコレート オリジナル」
出典: 読み終える頃には、美味しい「ココア」を飲みたくなってしまうかも?
この1冊と一緒に、「有機ココナッツシュガー」を使った「ココア」を、一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。
お子様にも安心のオーガニック製品です。ミルクや豆乳に加えるだけで、すぐに「ココア」がいただけます。
『チョコレート工場の秘密』ロアルド・ダール(著)クェンティン・ブレイク (絵)柳瀬尚紀 (訳)評論社
出典:www.flickr.com(@Toby Oxborrow) 2005年にヒットしたティム・バートン監督の映画『チャーリーとチョコレート工場』は、観たという人も少なくないのではないでしょうか。
ロアルド・ダールの原作『チョコレート工場の秘密』を贈ってみると、「懐かしいあの映画の原作だ!」と、一緒に盛り上がれるかも。
◆Sabadi「〝ロ・スクーロ(黒糖)”チョコラート ディ モディカ ビオ」
出典: フィリピン産の「黒砂糖」マスコバドを使ったチョコレートバーは、「黒糖」のコクのある甘みと、ザクザクとした食感が特徴です。
カカオ配合率は「70%」と高め。体作りをされている方にも、ぜひどうぞ。
大切に選んだ「特別な1冊」で、素敵なバレンタインを
喜ばれる本を選ぶのは難しいけれど、「どんな本ならあの人に似合うかな。どんなところが心に響くのかな。読んでいる間、ほっこりしてくれるといいな」と、あれこれ考えている時間も楽しいですよね。
想いをこめた「特別な1冊」とそれにぴったりのチョコレートを選んで、素敵なバレンタインをお過ごしくださいね。
※この記事の素敵な画像は、こちらのサイトからお借りしました。
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