1930年に開園した山下公園は、横浜を代表するポットです。関東大震災の復興事業のシンボルとして造られ、74,000平方メートルの敷地内には「赤い靴はいてた女の子像」「かもめの水兵さんの歌碑」など、童謡のモニュメントや歌碑などもありますよ。

2016年に重要文化財に指定された日本郵船氷川丸があるのも、この場所。船の見学は10時からですが、外観を見るだけでも異国情緒を感じられますね。また、季節ごとに咲き誇る約160種類のバラも美しい色と香りで楽しませてくれます。

歩道が整備されているので、海沿いを歩いてみてはいかがでしょうか？公園の向かい側には、老舗ホテル「ニューグランド」や恋人たちの聖地とも呼ばれている「マリンタワー」もあり、横浜らしさを満喫できるお散歩スポットです。

屋上のウッドデッキは、横から見ると2つのなだらかな山の形になっています。波のうねりをイメージしたデザインで、その形から“くじらの背中”と呼ばれています。いわれてみると確かにそのように見えますね。

ウッドデッキは座れるようになっているので、ここでひと休みするのもおすすめ。

大さん橋からさらに10分ほど歩くと見えてくるのが「横浜赤レンガ倉庫」。1911年に建てられた倉庫が2002年にリニューアルされ、カルチャーやショッピング、グルメが楽しめるスポットとしてよみがえりました。施設内の営業は10時以降になりますが、敷地内は朝からお散歩できますよ。

まっすぐ伸びる通路の向こうには海。人の少ない朝だからこその贅沢な空間を堪能しましょう。

凛とした佇まいのレンガ倉庫は、古さと新しさが同居する趣きのある場所。日中はたくさんの人でにぎわう場所ですが、朝は静かで落ち着いた雰囲気です。その違いも早朝散歩の醍醐味ですね。

海から少し離れた「日本大通り」にも足をのばしてみてはいかがでしょうか？スコットランドの土木技術者であるリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計した日本初の西洋式街路です。明治時代には人力車や車が行き交っていたんだそう。道の両側並ぶ銀杏並木からは、新緑や紅葉など四季折々の表情が楽しめます。

通り沿いにはカフェもあり、まるで海外にいるような気分。ご紹介した公園や中華街へのアクセスも良いので、ここを起点にしてお散歩をスタートするのもおすすめです。

最後にご紹介するのは、横浜のなかでも逗子や鎌倉寄りにある「海の公園」です。シーサイドラインの「海の公園南口」「海の公園柴口」「八景島」の各駅からすぐなので、電車でのアクセスもおすすめ。

海を囲んでジョギングコースやバーベキュー場が併設されていて、地元の方の憩いの場になっています。周りに高い建物がないので、空と海を一望できる開放感抜群の公園ですよ。

砂浜におりて歩くのも気持ち良いですね。夏は海水浴場（2020年は中止）ができたり、潮干狩りができたりとレジャーも楽しめます。向こうに見えるのは横浜八景島シーパラダイス。レジャーシートを敷いてのんびり過ごすのもおすすめです。