京都市上京区にある北野天満宮は、学業成就の神様、菅原道真公を祀った神社で全国に1万社以上ある天満宮の総本社となります。

この北野天満宮は有名な参拝スポットであるだけでなく、境内に植えられた約1500本の梅の木が咲き誇る梅の名所としても有名な場所です。

桃色の梅の花と白い梅の花のコントラストが美しく、北野天満宮境内では、錦絵のような風景が広がっています。

梅林には、メジロも訪れています。梅の木で蜜を吸うメジロの姿は愛らしく、参拝者を思わず笑顔にしてくれます。

城南宮は、京都市伏見区に鎮座する車のお祓いなどの御利益で知られている神社です。ここは、枝垂れ梅がたくさん植樹されていることが有名で、桃色のカーテンに包まれたような風景を臨むことができます。

「源氏物語花の庭」と称される城南宮境内の神苑楽水苑には、約150本に及ぶ紅白の枝垂れ梅が満開に咲き誇ります。

優雅に咲く梅と境内とが織りなす光景は、思わず息を呑むほど美しく、眼前の風景は、まるで浮世絵のような素晴らしさです。

枝垂れ梅が競うように咲き誇り庭園内を豪華絢爛に彩っている様は美しく、まるで初春そのものが舞い降りてきたかのようです。

咲き誇る枝垂れ梅の幹の側に立ち、美しく花を咲かせた枝を眺めてみましょう。まるで、降り注ぐ梅の花の雨を浴びているかのような錯覚を感じます。

京都市内でも有数の観光名所である二条城は、1603年に徳川幕府の初代将軍、家康によって築城されました。1867年に、徳川幕府最後の将軍、慶喜はこの二条城で大政奉還を発表し、二条城は江戸幕府の始まりと終わりを見届けた城です。

史跡・観光地として有名な二条城の城内には、約130本の梅の木が植えられており、毎年多くの観光客が梅林鑑賞にここを訪れています。

二条城内南西部に広がる梅林には、紅梅、白梅をはじめ、桃色梅、枝垂れ梅など、様々な梅が咲き誇り、優美な姿をした二条城の美しさを引き立てています。

玉依姫命と賀茂建角身命を主祭神として祀る下鴨神社は、京都市内でも有数の古い歴史を持つ神社で、ユネスコの世界遺産に登録されています。

下鴨神社では、境内を流れる御手洗川に架かる反橋に紅梅が美しく開花しています。この風景は、江戸時代に活躍した絵師、尾形光琳が描いた国宝「紅白梅図屏風」のモデルとも伝えられています。

京都市街地から少し離れた場所に鎮座している梅宮大社は、その名前の通り、境内いっぱいに梅の木が植樹されている神社です。

梅宮大社境内には、一般的によく見られる紅梅、白梅のほかに1本で紅白の花を咲かせる珍しい品種「想いのまま」などが植樹されています。梅林を鑑賞しながら珍しい梅の木を探してみるのもおすすめです。

京都御所、仙洞御所、京都大宮御所などを取り囲む京都御苑は、周囲約4kmにも及ぶ広大な敷地を持つ公園です。

梅林内には紅梅をはじめ、約20種類にも及ぶ梅の木が競うように花を咲かせています。

梅林では、八重咲きをする梅など珍しい品種の梅の木を見かけることができます。ちょっと変わった梅の花を探しながら梅林を散策してみるのもおすすめですよ。