明治14年（1881年）に開園した「西公園」は、県内で唯一“さくら名所100選”に選ばれた福岡を代表する桜の名所です。市内のほぼ真ん中に位置する公園で、地下鉄「大濠公園駅」から徒歩15分で行くことができます。

園内には、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヨウコウザクラなど約1300本の桜があり、福岡市民はもちろん、県外からもお花見に訪れる人も多い大人気の観光スポットです。シダレザクラは雅な雰囲気が漂っていて、思わず見惚れてしまいますね。　

西公園には光雲神社があり、夜になると神社の階段がライトアップされます。階段を上ると美しい夜桜を愛でることができますよ。西公園は3月下旬～4月上旬が見頃で、桜のシーズン中は多くの屋台も立ち並びます。美味しい屋台グルメを食べながら、桜の美しさに酔いしれましょう！

小倉エリアで桜を見るなら、1602年に細川忠興によって築城され、昭和34年に再建された「小倉城」がおすすめ。お城周辺には、ソメイヨシノ、ヨウコウなど約300本の桜があり、毎年多くの人々の目を楽しませています。

小倉城周辺を散策したり、勝山公園でお弁当を食べながら花見をしたり…思い思いに桜を満喫しましょう♪見頃は3月下旬～4月上旬頃で、3/30～3/31には小倉城天守閣前広場で「第15回小倉城桜まつり」が開催される予定です。

大分市廻栖野の山の谷間にある「一心寺」は、桜の時期になると多くの観光客が訪れる大分の桜の名所です。そのお目当ては、“桜の雲海”と称される桜が作りだす美しい風景。山の濃い緑とヤエザクラのピンク色のコントラスが美しく、まさにピンクの雲海のように見えますね。

境内には、松月や一葉など15種以上約800本のヤエザクラが植樹されています。ヤエザクラを上から見下ろすことができるのは全国でも珍しく、まさに絶景です。谷から吹く風で桜の花びらが舞う様子は“桜の竜巻”と称され、訪れる人を楽しませています。

見頃は4月上旬～下旬で、4/6～4/25（予定）まで「ぼたん桜 雲海祭り」が開催されます。また、4/13・14・20・21には、夜桜鑑賞が行われる予定です。祭り期間中は、数量限定の手作り桜もちが販売されます。売り切れ必至なので、気になる方はお早めに！

大分を代表する観光地である由布院。大分川沿いの御幸橋から城橋までの散策路は、桜の名所として知られています。由布岳をバックに桜と菜の花が咲き誇る様子は圧巻！春の由布院を象徴する風景として、地元の人や観光客も訪れる春のフォトスポットです。

桜のピンク色と菜の花の黄色のコントラストが美しく、自然豊かな由布院の風景を楽しめますよ。見頃は4月上旬頃で、駅から歩いて5分程なので、気軽に見ることができるのも嬉しいポイント。由布院の春の空気に包まれながら、桜を見てのんびり散策してみましょう♪

熊本県南阿蘇村にある「一心行の大桜」は、樹齢は400年以上のヤマザクラです。幹の周り7.35m・樹高14m・東西に21.3m・南北に26mもある巨大な桜で、1580年に島津氏との戦いで亡くなった中村（峯）伯耆守惟冬の暮提樹とされています。

桜の木は1本だけですが、それでも歴史ある大桜を求めて県外からも多くの人々が訪れます。見頃は3月下旬～4月上旬で、3月下旬～4月上旬頃に「南阿蘇桜さくら植木まつり」が開催予定です。

一心行の大桜は、満開時から約3日間ライトアップされます。日昼とはまた違った幻想的な姿は、じっくりと眺めたくなる美しさです。

熊本・球磨川にある「市房ダム湖」は、熊本を代表する桜の名所。昭和35年（1960年）に完成し、桜の植栽が始まりました。ダム周辺14kmには10000本の桜があり、満開になった風景はまさに圧巻です。普段は静かな場所ですが、桜の時期は多くの人でにぎわいます。

市房ダム湖には、高さ80mの大噴水があります。平成15年（2003年）に開始された大噴水は、1回500円（10分）で風が吹くと虹が見えることも！大噴水と桜のコラボレーションは、この場所ならではの風景です。

ダムの周りの道路は、春になると桜のトンネルに！身頃は3月中旬～4月上旬で、3/17に「第48回湯山温泉桜まつり」、3/24「花より団子マラソン」が開催されます。ライトアップもされる予定なので、10000本の夜桜を満喫してみませんか？

いかがでしたか？今回ご紹介した桜の名所は、3月下旬頃から見頃を迎える所が中心です。4月頃から見頃を迎える山にある一心寺は少し遠いかもしれませんが、一見の価値ありです！桜祭りに出かけてみると、春をより一層楽しめるかもしれませんね。夜桜を楽しめる場所も多いので、日昼とはまた違った桜もぜひ満喫しみてくださいね♪