雄大な自然、ゆったりと過ごせる温泉地、伝統工芸品の数々…それぞれ個性的な魅力がある九州を観光したいなら、移動中も景色を楽しめる列車の旅がおすすめです。今回は九州観光でおすすめの列車とあわせて、訪れたいスポットをご紹介していきます。

ワインレッドの車体と金の装飾が美しい、日本初のクルーズトレイン「ななつ星」。列車内で宿泊しながら九州を一周できる、おすすめの寝台列車です。3泊4日と1泊2日のコースから選べ、各地の観光名所と見て回ったり、大自然を満喫することができます。

列車内とは思えないような、木の温もりを感じる寝台個室。ソファに腰掛けながら流れる景色をゆったりと眺めることができるのは、クルーズトレインならではの贅沢ですね。湯布院では温泉旅館にも宿泊でき、癒されながら旅することができます。

1号車と7号車には全面車窓も。ラグジュアリーな車内にはピアノの生演奏を聴きながらくつろげるバーカウンターや、毎食楽しみな九州各地のシェフこだわりの食事、職人が手掛ける美しい装飾品の数々…九州を一周したいならイチオシの、贅沢な列車の旅です。

熊本の県南にある「青井阿蘇神社」は、国宝にも指定されている貴重な建造物です。平安時代からの歴史があり、現在の社殿は1610年より建造されたというこちらの神社は、茅葺き屋根と木製の狛犬が印象的。堂々たる楼門や歴史を感じる佇まいにパワーを貰える名所、ぜひ参拝して御朱印を貰いたいですね。

マスコットキャラクターである犬の“くろちゃん”プリントが可愛らしい「あそぼーい！」は、阿蘇と別府を繋ぐ列車です。外観だけでなく、車内にもくろちゃんが所々で見られるポップな内観になっています。「くろカフェ」で買えるくろちゃんグッズも必見！

こちらの「白いくろちゃんシート」は、いつもお子さんが窓際に座るように、少し小さめの子供席になっています。足置きもあり、快適に景色を眺めることができますよ。窓を向いてゆったり座れる「ラウンジ」や、180度見渡せる「パノラマシート」もおすすめ！大人も子どもも一緒に楽しめる、ファミリーに人気の列車です。

阿蘇に行くなら誰もが訪れるのが「草千里」。その名の通り見渡す限り続く草原に、雨水が溜まって池のようになった草千里ヶ浜、中岳から立ち上る噴煙。大自然を思い切り満喫できる名所です。牛や馬がのんびり過ごすのを眺めたり、乗馬を楽しんでも♪

木々に溶け込むようなグリーンの車体が特徴的な「ゆふいんの森」。博多から大分の湯布院を経由し、温泉地・別府を繋ぐモダンな列車です。

湯布院にある自然豊かな湖「金鱗湖」は、温泉地・湯布院ならではの不思議なスポット。一見普通の湖に見えますが、湖底からは清水と温泉水が湧き出ています。「金鱗湖」という名称は、水面に反射する夕日が金の鱗のように見えて名付けられたのだとか。緑に囲まれた美しい湖は紅葉の季節になると様変わりし、また違った表情を見せてくれます。

黄金色に輝く車体に細やかな装飾が美しい「或る列車」。明治時代にアメリカのブリル社に発注したものの当時は活躍できなかった「九州鉄道ブリル客車（通称『或る列車』」）が再現されたました。クラシカルな列車はハートや星の可愛いモチーフも散りばめられていて、車内では極上スイーツを楽しむことができます。ロマンチックな列車で、ちょっと贅沢な女子旅をしてみませんか？

車内はまるでレストランのようで、1号車は開放的な普通席、2号車の個室席となっています。美しいウォールナット材の組子で仕切られており、落ち着いて食事を楽しむことができますよ。豪華な椅子に腰かけて優雅なひと時を過ごすも良し、こだわりの詰まった車内を探検するも良し。降りるのが名残惜しくなってしまうような素敵な空間です。

「或る列車」は2つの運行区画があります。そのうちの1つは長崎の佐世保から長崎駅を走るコース。豪華列車でロマンチックなひと時を過ごしたら、そのままグラバー園に足を運んでみるのはいかがでしょう？或る列車と同じく、クラシカルで異国の香りを感じることができる洋館や庭園を眺め、優雅な時間を過ごせますよ。