都心から約1時間で訪れることができる古都鎌倉。この時期の鎌倉といえばやはり「アジサイ」が有名です。

また、彫金や陶芸など雨音を聞きながら創作に励める素敵なスポットもあるんですよ。

そこで今回は、鎌倉のアジサイの見所「長谷寺」「御霊神社」「明日院」とその近くにある雨音を感じながらゆっくりできる素敵なカフェ、そして彫金や陶芸など雨でも楽しめるスポットをご紹介したいと思います。

鎌倉駅より江ノ電に揺られて3個目の長谷にある「長谷寺」。

由比ヶ浜を眼下に見ながらアジサイも一緒に見る事ができる、まさに鎌倉を代表するアジサイの名所です。

長谷寺では大体5月下旬頃からちらほらと咲き始め、6月中旬にかけてほぼ満開になりその様は圧巻です。今年は天候が暖かいため、例年より見頃は早くなりそうとのこと。

境内に約2500本、40種類以上のアジサイが微笑み地蔵と共に迎えてくれますよ。

古民家を改装した店内からみる中庭の景色は、雨でもより憂いを感じることができてノスタルジックな気分に浸れます。

長谷駅より坂ノ下方面に向かう途中に位置する「御霊神社（ごりょうじんじゃ）」は、神社のすぐ近くに江ノ電が通過するため江ノ電とアジサイが一緒に撮れる名所としてとても有名なスポットです。

御霊神社には江ノ島・鎌倉の七福神が祀られています。御霊神社のアジサイの見頃は6月上旬頃。様々な色合いのアジサイが出迎えてくれます。

本堂の裏手にアジサイの小径があり、ゆっくり山アジサイやアナベルなど種類豊富なアジサイを見る事ができます。

御霊神社でアジサイを堪能した後は、ドラマ"最後から二番目の恋"でもおなじみの「カフェ坂の下」はいかがですか？

お腹がすいても大丈夫。パンケーキだけではなくしっかりご飯もいただけます。こちらのメニューはチーズハンバーグ。とってもジューシーで美味しいんです！そのほかにも鎌倉名物のしらすを使ったピザやパスタなどもありますよ。

明月院といえばこの悟りの窓。とても神聖な気持ちになるこの場所にもアジサイが。明月院のアジサイはヒメアジサイというブルーの品種のものが多いので「明月院ブルー」と呼ばれ親しまれています。

いつも優しく微笑んでくれている花想い地蔵にもアジサイが。アジサイの見頃は6月上旬から下旬にかけて。明月院ブルーのアジサイは雨に濡れればより青が濃く見え幻想的です。

明月院から北鎌倉方面に歩いて行った線路沿いに小さな小さな看板があります。

ここでは電動ロクロ体験や、仏像つくり陶芸体験、手びねり陶芸体験などが出来ます。

自分で自由に作る手びねり陶芸体験コースでは、何を乗せようか考えたり創作と想像に心が踊ります。

オリジナル仏像作りもそれぞれ表情が違って面白いですよ。自分で作品を作ってみることで普段の器選びもなんだかちょっと変わった視点で見る事ができそうです。手で土を感じながら生み出す作品には愛着が湧きますよ。

一文字ずつ神経を研ぎ澄ましながらお経を写していく神聖な書。心がどんどん無になり洗われていく不思議な感覚になります。

とっても細かい仏様を写す写仏。なかなか体験できない写仏も、心穏やかに過ごしたい休日にお勧めです。雨音を遠くに感じながら、是非体験してみてくださいね。

鎌倉に2店舗を構える手ぬぐい専門店「nugoo」。選りすぐりの和柄の手ぬぐいのほか、暮らしを彩る布小物の数々が並べられています。

この時期オススメのアイテムが晴雨兼用の折りたたみ傘。雨でも晴れでも、お出かけを更に楽しいものにしてくれますよ。シックな藍色のアジサイ柄もとっても粋です。

鶴岡八幡宮に向かう段葛の前に位置するnugooの店舗。そこから見える景色が描かれた段葛の柄の手ぬぐい。鎌倉の思い出土産にいかがですか？雨に濡れた体をさっと拭うのにも重宝しますよ。

こちらは虹とアジサイ。色調が柔らかくて雨があがった一瞬を切り抜いたようでとっても素敵。nugooでは季節ごとにシーズンの柄など豊富に揃っています。鎌倉を訪れた際にその季節のシリーズを買って帰るのも鎌倉の楽しみの一つになりそうですね。