石川が誇る小京都、金沢。北陸新幹線開業以降、多くの観光客を迎え入れるにあたって次々に新しい宿が誕生していますが、なかでも“金沢の良さをより多くの人に伝えたい”という温かな想いを込めてつくられた、素敵な個性を放つ施設が注目を集めています。そこで今回は、そのような金沢の魅力を体感できる、おすすめの宿泊先を5つご紹介。サービスや雰囲気も洗練されていて、女性の一人旅にもおすすめです。観光地だけでなく、宿泊先でも、「金沢」を隅々に感じてみませんか?2018年02月16日作成
兼六園、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街、近江町市場…と、たくさんの魅力が詰まった金沢。観光地がぎゅっと中心地に集まっているため、実は街を走る周遊バスを利用するだけで、見どころをしっかり押さえることも◎。2015年の北陸新幹線開通以降は、より観光地として盛り上がりをみせるようになり、まさに週末弾丸でも満喫できる、一人旅でも相性がよいエリアです。
今回はそのように“ぷらっと金沢に訪れて、濃い時間を過ごしたい”という方にぴったりな、金沢市内の宿を、5つご紹介したいと思います。金沢の伝統工芸品に触れられたりと、どの施設も、日本ならではの美意識が詰まったすてきなところばかり。
また、どの宿も「金沢には美味しいお店がたくさんある」という想いのもと、“夕食はなし”のプラン(素泊まりまたは、朝食付き)で展開しているため、比較的リーズナブルな宿泊費でおさえることができますよ。一人旅でも、仲間内の旅行においても、金沢観光の拠点としてぜひ活用してみて♪
ひがし茶屋街のすぐそばにある、THE SHARE HOTELS(ザ シェア ホテルズ)系列の「HATCHi 金沢(ハッチ カナザワ )」。築50年で、もともと仏具屋だった地上4階建て・地下1階のビルを、まるごとリノベーション。2016年の3月、「北陸ツーリズムの発地」がコンセプトのホテルとして蘇りました。
お部屋は、相部屋となる2段ベッドのドミトリーが主体で、約4000円~とリーズナブル。ドミトリーといっても、女性専用ルームがあるうえ、鍵付きロッカーやベッド下の収納といった設備が充実。女性一人旅でも安心して宿泊できますよ。宿泊費を安く抑えられた分、食事や観光で少し贅沢できますね。ちなみにこのような畳敷きの個室も。気が置けない仲間との時間を大切にしたい方は、ぜひこちらへどうぞ♪
THE SHARE HOTELSならではの大きな特徴が、「宿泊スペース以外は“地域に開かれたシェアスペース”」であるということ。「HATCHi 金沢」は、宿泊スペースのほか、地元で人気の和食ダイニング「a.k.a.(アーカ)」を併設しており、そこを食事処として利用することも。もちろん誰でも利用できるお店なので、地元の方と一緒に乾杯したら、素敵な思い出をつくれそうですね♪
「a.k.a」はかつて片町で10年間程営業し、2014年に閉店したものの、本ホテルのオープンをきっかけに復活したという注目のお店。夜はくずし割烹として地元の旬の食材を使った料理を提供し、朝はこのような「金沢朝御前」などを堪能できますよ。
また、人気のコーヒースタンド「HUM&Go#(ハムアンドゴー)」も併設。地元の方と一緒にほっと一息つきながら、会話に花を咲かせてはいかがでしょうか。ホットドッグやキッシュ、さらには三元豚カツカレーなど、とっておきのモーニングやランチのセットもあるので、こちらもぜひ味わってみて♪
金沢駅へも徒歩圏内、近江町市場や香林坊に近い上堤町に佇む「KUMU 金沢(クム カナザワ )」。「HATCHi 金沢」と同じく、THE SHARE HOTELS系列なので、宿泊スペース以外は“地域に開かれたシェアスペース”になっています。築44年のオフィスビルをリノベーションしたホテルは、コンクリートの表情も活かした、味わい深いつくりが特徴的。
「KUMU 金沢」という名前だけあって、木が組まれた天井がなんともおしゃれ!たっぷり広さを取ったカウンターまわりは、ロビーではなく、誰でも利用できるシェアスペース。「金沢の伝統文化を受け継ぐための場所」として、加賀蒔絵や茶道、和菓子など様々な文化体験ができるワークショップを随時開催されています。日本文化の奥深い魅力に触れられるとあって、外国人観光客にも人気です。
1階のカウンターにはティーサロン「KISSA&Co.」があり、もちろん誰もが利用可能。「上林茶舗」のお抹茶や、「茶菓工房たろう」の和菓子を提供しています。ホテルに到着早々、金沢の伝統の味をいただけるのは、嬉しいですね。
ドミトリーがメインの「HATCHi 金沢」とは異なり、「KUMU 金沢」のお部屋タイプは個室のみ。茶会もできる炉が切られた畳敷きのタイプから、2段ベッドのタイプまで全6種のお部屋を備えていて、お一人様からグループ旅行まで幅広く利用できます。シェアスペースのみならずお部屋のなかにも、いたるところに伝統美が息づいていますよ。
飲み屋も美味しいお店も多い、片町のすぐそばにある竪町ストリートに新しく誕生した『Kaname Inn Tatemachi(カナメ イン タテマチ)』。モダンでスタイリッシュな魅力を放つ、9階建てのホテルです。
お部屋は白を基調としたシンプルなつくり。すべて25平米以上なので荷物を広げても十分なスペースがあり、快適にリラックスできますよ。
1階にはなんと音楽バー「カナザワミュージックバー」が。厳選された1,000枚を超えるアナログレコード、そして高品質の音響設備を完備しています。店内の一部には伝統工芸の組子細工が施されているほか、存在感のある格好いいスピーカーも。落ち着いた大人の空間を演出しています。
バーなので、お酒に合いそうなお肉のパテや前菜、チーズの盛り合わせはもちろん、このような、オリジンナルカレーなどの食事系も提供していますよ。美味しい食べ物と奏でられる音色に、旅の疲れが癒されるはず。ちなみに、朝食やランチも、こちらでいただくことができますよ。
「金沢の別邸」をコンセプトに掲げている「金沢 彩の庭ホテル」。場所は金沢駅から徒歩15分ほどと、少し距離はありますが、ホテルと金沢駅間を無料送迎バスが運行しているため、移動もスムーズです。
館内のいたるところに、金沢ならではの伝統工芸品や、和モダンな木製インテリアなどがあり、趣のあるしつらえが心地よさを感じさせてくれます。
お部屋のなかも、金沢らしさを感じさせる、凛とした雰囲気の空間。浴衣代わりの館内着も、加賀五彩を意識した色みに整えられています。
若手工芸作家の支援にも力を入れており、各階の客室の前には、卯辰山工芸工房とコラボした専用ギャラリースペースが設けられています。館内を散策しながら、アート鑑賞を楽しむことができますよ。
ガラスや漆芸、陶芸作品など…。金沢ならではの鮮やかな色彩、繊細な手仕事の美しさを満喫してくださいね。
金沢は日本海側気候で、日本でも有数の年間降水量が多い地域。そんな特性を魅力として捉え、金沢×雨の旅行の愉しみを提案するのが、2017年12月にオープンしたばかりの「雨庵 金沢」。ときには金沢の伝統工芸のワークショップや、アーティストとコラボして作品展示したりと、アートスポットとしても注目を集めています。
大きな魅力が、 1階のラウンジ「ハレの日」。伝統工芸品やアート作品を間近で鑑賞したり、日本酒バーで地酒を呑んだり、金沢のお茶を愉しんだり…。利用客一人ひとりがゆっくりと寛げる上質な雰囲気の空間です。一角には世界的に活躍する書家・紫舟さんが手がけた書の彫刻作品が展示されており、したたり落ちる雨の雫を連想させます。雨の日の雰囲気ぴったりな、白檀ベースの香りもほのかに漂っていて、心がやさしく解きほぐれますよ。
こんなに素敵な和モダンのツインルームも。夕食が付いてなくても、とっても泊まってみたくなりますよね。なかには、坪庭やテラス付の客室もあります。
宿泊者には24時間いつでも好きな時に、金沢のお茶「加賀棒茶」をいただけるという嬉しいサービスが。棒茶はほうじ茶の一種ですが、茶葉を焙煎したほうじ茶とは違い、茎を焙煎したもの。芳しい香りとすっきりとした味わいを楽しめますよ。ライブラリースペースもあるので、お茶を片手に、ゆっくりと読書を愉しんでみてはいかがでしょう。雨の日なら、極上ですね。
金沢でいち押しの宿のなかでも、特に注目したい、ここ数年で新しくオープンした施設をセレクトしました。気になったところはありましたか?金沢は歴史ある老舗旅館で有名ですが、ニューオープンの宿のなかには、金沢の伝統を取り入れたりと、地元愛に溢れるところも少なくありません。ぜひ、お気に入りの宿に泊まって、金沢旅行を満喫してくださいね。
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兼六園、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街、近江町市場…と、たくさんの魅力が詰まった金沢。観光地がぎゅっと中心地に集まっているため、実は街を走る周遊バスを利用するだけで、見どころをしっかり押さえることも◎。2015年の北陸新幹線開通以降は、より観光地として盛り上がりをみせるようになり、まさに週末弾丸でも満喫できる、一人旅でも相性がよいエリアです。