新庄村は、桜の名所でもあります。出雲街道の両横に植えられた桜並木は、春が訪れる頃、一斉に花を咲かせ訪れる人を魅了してやみません。

がいせん桜通りは、日露戦争の勝利を記念して明治39年に植樹された桜並木が続いています。5.5メートルの等間隔で植えられた132本の桜並木は、春になると街道を覆うピンク色のトンネルへと変貌します。

がいせん桜通りのすぐ近くには、清流が流れる小さな水路があります。心地よい水音に耳を澄ませながら、満開に咲き誇る桜を観賞してみてはいかがでしょうか。

がいせん桜通り沿いにある武家屋敷、木代邸は江戸時代の建造物で、参勤交代の際には、松江城主が脇本陣として利用していました。

木代邸内部に一歩足を踏み入れると、江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を感じます。三列六間の部屋、凝らされた重厚感ある佇まいは、江戸時代の大名屋敷の趣を現在に物語っています。

大山隠岐国立公園の一部となっている毛無山は、鳥取県と岡山県の境に位置する標高1219メートルの山で、中国百名山の一つに数えられています。

山頂付近には、カタクリの花が群生しており、「かおり風景100選」にも選定されています。

鬱蒼と生い茂るブナの原生林から、木漏れ日がやさしく差し込み、毛無山麓でハイキングを楽しみながら森林浴をしてみるのもおすすめです。

海士町は、日本海に浮かぶ島根県沖合の隠岐諸島に位置する中ノ島にある町です。

抜群の透明度を誇る碧い海広がる明屋海岸は、海士町を代表する景勝地の一つです。抜けるような青空と、陽射しを浴びて輝く碧い海が織りなす景色は絶景そのもので、明屋海岸は、海士町で最も美しい海岸とも称されています。

三郎岩は、海士町菱浦港から北東の海上に浮かぶ3つの巨岩の総称です。碧い海に、仲良く並ぶ大きな3つの巨岩が周囲の景色と見事に融和し、独特の景観美をつくり出しています。

1221年に勃発した承久の乱によって隠岐へ流された後鳥羽天皇を主祭神として祀る隠岐神社は、1939年に創建された神社です。後鳥羽天皇没後700年を記念して創建された隠岐神社の境内は広く、約56000平方メートルもの敷地を誇ります。

隠岐神社は、桜の名所としても知られています。参道は桜並木となっており、春が訪れると大勢の花見客で賑わいます。