世界のあちこちにある可愛い建物
タイルが美しくメルヘンな「グエル公園」（スペイン・バルセロナ）
バルセロナにあるサグラダファミリアで有名なアントニオ・ガウディが手がけた同市内にある公園です。バルセロナの観光スポットとしては欠かせない場所の１つです。ガウディのスポンサーであり良き理解者でもあったグエル伯爵が計画した英国風の庭園式住宅地は世界遺産のひとつになりました。
曲線が美しい大階段はまるでおとぎ話に登場する宮殿のよう。観光客で混雑しているので計画を立てて、事前にチケットをネットで購入しておけばスムーズに入場できますよ。
ヘンデルとグレーテルに登場するお菓子の家をイメージしたというメルヘンなおうち。左手に見えるのが守衛の家、右手に見えるのが管理人の家（現在はショップ）なのだそう。随所に施されたタイル使いが素敵です。
このとかげ、実はドラゴンでは？などと様々な見解があるようですが真相はナゾのまま。公園の泉の守り主とも呼ばれているようです。手の先まで細かいタイルで製作されています。バルセロナのシンボルとしてこのとかげのお土産グッズも良く見かけます。
大きくうねったこの道、実は上に走る道路を支える柱廊ポーチなんです。現実を飛び超えて、幻想の世界を歩いているような不思議な感覚を覚える複雑な造り。写真をいっぱい撮ってしまいたくなる公園です。
中世の雰囲気あふれる「キジ島の木造教会」（ロシア、キジ島）
ロシア正教会の木造建築の教会はロシアでも屈指の観光スポット。移動は高速船で約1時間かかるのですが、冬は湖が凍結してしまうため高速船は運休してしまいます。なので観光のおすすめ時期は夏～秋！世界遺産のひとつ。
島内は馬車を使って移動できます。馬車のゆっくりとした速度で中世さながらの景色を楽しむのもいいですね。
玉ねぎ形の連なった22個の屋根が特徴的なプレオブラジェンスカヤ教会。木造なので色が自然に変化し、つやつやと金属のように見えるところも。まったく釘を使っていないなんて信じられません。
パステルカラーが可愛い「プエブラ歴史地区」（メキシコ・プエブラ州）
街のシンボルにもなっているカテドラル。天使がこの教会に巨大な鐘を吊るしたといういわれがあり、そんなことから“天使の街”とも呼ばれているそうです。
世界遺産にも登録されているプエブラ歴史地区はスペイン植民地時代につくりあげられた街。コロニアル風とキリスト文化がミックスされていて建物の色もパステルでかわいらしい雰囲気です。
建物の壁のタイルがとってもかわいい♪街歩きもついつい細かいところまで見入ってしまいますね。
特産品のタラベラ焼はポップな色合いが素敵ですね。お土産にもぴったりです。
カラフルな建物が美しい「ブラーノ島」（イタリア・ヴェネチア）
先ほどのプエブラ歴史地区のパステルカラーとは違ってパキッとした色合いが美しいブラーノ島。水の都と呼ばれているヴェネチアに存在する島のひとつです。おもちゃのようなお家が並んでいて気分も楽しくなっちゃいます。
なぜこんなカラフルな建物になったかというとブラーノ島は冬の濃霧がひどいいそうです。そんな時に漁師さんが仕事が終わった後、迷わず自宅に帰れるようにと建物の色をビビッド＆カラフルにしたと言われています。近隣同士でも色が重ならないように工夫されていますね。
お天気のいい日に、水面に反射される景色も美しいので、写真に残しておきたいですね！
絵本の国のような「チェスキー・クルムロフ歴史地区」（チェコ・南ボヘミア州）
チェスキー クルムロフは首都、プラハから車で3時間ほどのところにある小さな街ですが、世界遺産にも登録されていることから、有名な観光都市となっています。
中世の街並みがそのまま現在まで残っており、まさしくおとぎの国！建物だけでなく川や森と美しい自然との共存を楽しめる街です。ボヘミアの「眠れる森の美女」とも呼ばれているそうです。
ムーミンの世界！トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園（埼玉・飯能市）
フィンランドの童話、ムーミンの世界を表現した児童公園が、なんと日本にあります。公園と名前がついてながらもブランコや滑り台といった遊具がないのは、子供達が自然の中で自由に考えながら遊べるようにと願いをこめて作られたからなのだそうです。
まるでにょきにょきと生えてきたかのようなきのこの家は中にキッチンや暖炉があったりと本当に誰かが住んでいるようです。お子さんと一緒にあちこちお家の中を探検するのも楽しいですね♪
入場料も駐車場も無料なのも嬉しいポイント。お天気がいい日はお菓子やお弁当を持ってピクニックするのもいいですね！
いかがでしたでしょうか？
世界の可愛い建物特集はいかがでしたでしょうか？かわいい建物という外見を楽しむだけでなく、歴史的背景やその土地の特産品などを知りながらお散歩してみるとぐっと味わい深い旅になります。場所によってはまとまったお休みがないと行けない場所も多いですが、「次の旅行はどこに行こう？」とネットやガイドブックで写真をパラパラと見ながら迷うのも楽しそうですね！
カメラ好きさんもそうではない方も、旅行に出かけるとついカメラやスマホでパチリと写真を撮りたくなる瞬間が多いのではないでしょうか。「インスタ映え」なんて言葉も最近よく聞かれますが、まさにその言葉がぴったり！写真を撮るのが楽しくて、後から見返してもうっとりしてしまう可愛らしい建物を見られる世界のスポットをご紹介していきます。