「詫び寂び」の世界観に魅せられて。世界遺産・東山慈照寺「銀閣寺」の見どころ

「詫び寂び」の世界観に魅せられて。世界遺産・東山慈照寺「銀閣寺」の見どころ

日本を代表する観光名所である京都市内に建立された東山慈照寺は「銀閣寺」の名で親しまれており、世界遺産にも登録されています。ここは、「銀閣寺」と呼ばれているものの銀箔は貼り巡らされておらず、一見質素な佇まいをしえいます。しかし、むき出しの木のままとなっている「銀閣寺」には煌びやかな金閣寺と異なり日本人が好む詫び寂びの風情があり、参拝者を魅了してやまない不思議な魅力を持っています。今回は、京都東山麓に建立された東山慈照寺「銀閣寺」の魅力をご紹介します。2020年09月15日作成

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銀閣寺とは?

「銀閣寺」の名で親しまれている東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)は、1490年に室町幕府8代将軍足利義政によって建立された臨済宗の仏教寺院で、世界遺産に登録されています。
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「銀閣寺」の名で親しまれている東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)は、1490年に室町幕府8代将軍足利義政によって建立された臨済宗の仏教寺院で、世界遺産に登録されています。

この銀閣寺の観音殿(銀閣)は、足利義政が、鹿苑寺の舎利殿(金閣)に対抗して建てたことでよく知られています。しかし、鹿苑寺の舎利殿(金閣)に金箔が貼りめぐらされているのに対して、銀閣寺の観音殿には銀箔が貼られておらず、貼られた形跡もなく、むき出しの木のままとなっています。
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この銀閣寺の観音殿(銀閣)は、足利義政が、鹿苑寺の舎利殿(金閣)に対抗して建てたことでよく知られています。しかし、鹿苑寺の舎利殿(金閣)に金箔が貼りめぐらされているのに対して、銀閣寺の観音殿には銀箔が貼られておらず、貼られた形跡もなく、むき出しの木のままとなっています。

「銀閣」として建てられたにもかかわらず銀泊が貼られていない理由は、「当時の室町幕府の財政が相当悪化していたため」「銀閣寺の観音殿が完成する前に足利義政が他界し、銀泊を貼る必要がなくなったため」など様々な説が唱えられています。
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「銀閣」として建てられたにもかかわらず銀泊が貼られていない理由は、「当時の室町幕府の財政が相当悪化していたため」「銀閣寺の観音殿が完成する前に足利義政が他界し、銀泊を貼る必要がなくなったため」など様々な説が唱えられています。

銀閣寺の観音殿は、木がむき出しのままとなっているため、一見質素に見えますが、素朴な美しさと詫び寂びの趣を感じることができます。また、規模が小さいながらも美しい日本庭園、詫び寂びの趣が漂う銀閣寺、背後に迫る東山が織りなす風景を眺めていると、まるで水墨画の中に入り込んだかのような気分を味わうことができます。
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銀閣寺の観音殿は、木がむき出しのままとなっているため、一見質素に見えますが、素朴な美しさと詫び寂びの趣を感じることができます。また、規模が小さいながらも美しい日本庭園、詫び寂びの趣が漂う銀閣寺、背後に迫る東山が織りなす風景を眺めていると、まるで水墨画の中に入り込んだかのような気分を味わうことができます。

山門

銀閣寺の山門は、素朴で静かな佇まいをしています。瓦屋根の山門は、私たち日本人がどこか懐かしく感じる詫び寂びの風情と世界観が漂う銀閣寺への誘導口となっています。
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銀閣寺の山門は、素朴で静かな佇まいをしています。瓦屋根の山門は、私たち日本人がどこか懐かしく感じる詫び寂びの風情と世界観が漂う銀閣寺への誘導口となっています。

銀閣寺垣

銀閣寺の山門を通り抜けると、中門まで続く約5メートルの参道があります。竹垣で囲まれた細いこの参道は、銀閣寺垣と呼ばれており、外の喧騒と銀閣寺境内の浄土世界をつなぐ道でもあります。
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銀閣寺の山門を通り抜けると、中門まで続く約5メートルの参道があります。竹垣で囲まれた細いこの参道は、銀閣寺垣と呼ばれており、外の喧騒と銀閣寺境内の浄土世界をつなぐ道でもあります。

方丈

銀閣寺の方丈(本堂)は江戸時代中期に建立されたものです。ここでは、銀閣寺本堂の御本尊として釈迦牟尼仏が安置されているほか、建物内部には江戸時代に活躍した絵師、与謝蕪村、池大雅の襖絵が所蔵されています。
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銀閣寺の方丈(本堂)は江戸時代中期に建立されたものです。ここでは、銀閣寺本堂の御本尊として釈迦牟尼仏が安置されているほか、建物内部には江戸時代に活躍した絵師、与謝蕪村、池大雅の襖絵が所蔵されています。

銀沙灘と向月台

本堂である方丈の前には、白砂をストライプの段状に盛り上げた銀沙灘が広がっています。白砂だけで表現された庭園風景は、独特の景観美をつくり出しており、参拝者を魅了してやみません。
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本堂である方丈の前には、白砂をストライプの段状に盛り上げた銀沙灘が広がっています。白砂だけで表現された庭園風景は、独特の景観美をつくり出しており、参拝者を魅了してやみません。

銀沙灘の近くには、向月台と呼ばれる高さ約1.8メートルの砂盛があります。俗説によると、銀沙灘は月の光を反射させ、向月台はここに座って月を眺める為の台座であったと伝えられていますが、室町時代以前からこれらの砂盛りがあったのかどうかは現時点では謎のままです。
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銀沙灘の近くには、向月台と呼ばれる高さ約1.8メートルの砂盛があります。俗説によると、銀沙灘は月の光を反射させ、向月台はここに座って月を眺める為の台座であったと伝えられていますが、室町時代以前からこれらの砂盛りがあったのかどうかは現時点では謎のままです。

東求堂

東求堂は、「銀閣」として知られている観音殿と共に、国宝に指定されている建築物です。銀閣寺が建立された往時の面影を色濃く残す東求堂は、春と秋に、一年間に2回、季節を限定して一般公開が行われています。
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東求堂は、「銀閣」として知られている観音殿と共に、国宝に指定されている建築物です。銀閣寺が建立された往時の面影を色濃く残す東求堂は、春と秋に、一年間に2回、季節を限定して一般公開が行われています。

東求堂の前は、美しい庭園となっています。静かな水面と、深い緑の樹々、季節の花々が織りなす景色は、まさに極楽浄土を彷彿とさせる趣を醸し出しています。
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東求堂の前は、美しい庭園となっています。静かな水面と、深い緑の樹々、季節の花々が織りなす景色は、まさに極楽浄土を彷彿とさせる趣を醸し出しています。

観音殿(銀閣)

「銀閣」の名で親しまれている東山慈照寺の観音殿は国宝に指定されています。ここは、銀閣寺建立当初の計画では、銀箔が貼られる予定だった建物ですが、銀箔は貼られておらず、貼られた形跡も残されていません。しかし、質素で素朴な佇まいをした観音殿は、詫び寂びの世界観をつくり出しており、銀閣寺拝観におけるハイライトとも言える場所となっています。
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「銀閣」の名で親しまれている東山慈照寺の観音殿は国宝に指定されています。ここは、銀閣寺建立当初の計画では、銀箔が貼られる予定だった建物ですが、銀箔は貼られておらず、貼られた形跡も残されていません。しかし、質素で素朴な佇まいをした観音殿は、詫び寂びの世界観をつくり出しており、銀閣寺拝観におけるハイライトとも言える場所となっています。

観音殿(銀閣)の四季

観音殿(銀閣)では四季折々で美しい風景を見せてくれます。春は、東山の豊かな新緑と境内で咲いている花々に彩られ、華やかな雰囲気を醸し出しています。
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観音殿(銀閣)では四季折々で美しい風景を見せてくれます。春は、東山の豊かな新緑と境内で咲いている花々に彩られ、華やかな雰囲気を醸し出しています。

夏になると観音殿(銀閣)は深緑に包まれます。深い緑の葉をつけた樹々、静かな水面、詫び寂びの雰囲気を醸し出す観音殿(銀閣)が織りなす景色は、まるで一枚の掛け軸のようです。
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夏になると観音殿(銀閣)は深緑に包まれます。深い緑の葉をつけた樹々、静かな水面、詫び寂びの雰囲気を醸し出す観音殿(銀閣)が織りなす景色は、まるで一枚の掛け軸のようです。

晩秋における観音殿(銀閣)の美しさは格別です。燃え盛る炎のように紅葉した色とりどりの樹々は、観音殿(銀閣)の美しさを引き立てています。
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晩秋における観音殿(銀閣)の美しさは格別です。燃え盛る炎のように紅葉した色とりどりの樹々は、観音殿(銀閣)の美しさを引き立てています。

冬になり、厳しい寒さがやってくると観音殿(銀閣)は雪化粧をします。雪化粧をした観音殿(銀閣)は白黒だけのモノトーンの世界のような風景をつくり出し、まるで水墨画の中へ入り込んだような錯覚を感じます。
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冬になり、厳しい寒さがやってくると観音殿(銀閣)は雪化粧をします。雪化粧をした観音殿(銀閣)は白黒だけのモノトーンの世界のような風景をつくり出し、まるで水墨画の中へ入り込んだような錯覚を感じます。

詫び寂びの世界観を味わいに…。

「詫び寂び」の世界観に魅せられて。世界遺産・東山慈照寺「銀閣寺」の見どころ
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いかがでしたか?東山慈照寺「銀閣寺」には、ご紹介した見どころ以外にも素晴らしい見どころがたくさんあります。世界遺産・銀閣寺を訪れ、日本人が好む詫び寂びの世界観に浸ってみませんか。
銀閣寺 | 臨済宗相国寺派
公式サイトはこちら

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