「青もみじ」で初夏の紅葉狩り
光明禅寺（福岡）
前庭は15個の石で光という文字を描いた「仏光石庭」、苔で陸を、白砂で大海を表現している「一滴海庭」は見応えがあります。日本のわびさびを感じられる和の風景が広がっています。
新緑の季節は青もみじと青苔それぞれが爽やかで美しい。若葉が茂る青もみじと青苔の美しさにしみじみと見入ってしまいます。
大興善寺（佐賀）
佐賀県三養基郡基山町にある「大興善寺」。契山の麓にある天台宗の古刹で、行基によって創建されました。春に5万本のつつじが咲き誇ることから、別名「つつじ寺」とも呼ばれ有名ですが紅葉も人気です。
境内には500本以上ものもみじが植えられています。春のつつじの時期は、青もみじとのコントラストがとっても綺麗。日差しによって、同じ緑でもいろいろな表情へと移り変わり訪れる人の目を楽しませてくれます。
初夏ならではの風景。爽やかな風を感じながら、新緑の下をゆっくり散策するとリフレッシュできそうです。
緑の青もみじに朱色の鳥居がよく映えますね。水面に移る神秘的な光景に心も洗われそうです。
御船山楽園（佐賀）
佐賀県武雄市にある「御船山楽園」は、武雄領主・鍋島茂義が3年の歳月をかけて造り上げた池泉回遊式庭園です。15万坪の総面積を誇り、国の指定記念物に登録されています。御船山楽園は御船山の南西麓に位置しており、御船山を借景に美しい景観を楽しめます。
春には桜やツツジ、夏には新緑、秋には紅葉、冬は光のアートなど、四季折々の風景を一年中楽しるのが魅力。どの季節に訪れても美しい風景に出合えます。
紅葉の名所としても知られる御船山楽園。園内にはもみじが植えられており、なかでも樹齢170年の大もみじが見事。秋の紅葉の時期に注目が集まりますが、初夏の青もみじも見逃せません。広大な園内をゆったりと散策しながら、青もみじの清々しい景色に癒されましょう。
九年庵（佐賀）
佐賀県神埼市にある「九年庵」は、明治時代に伊丹弥太郎によって造られた数寄屋造りの邸宅と日本庭園。1995年に国の名勝に指定されました。9年の歳月をかけて造られたことから命名されました。6,800平方メートルの敷地にはもみじなどの木々が植えられており、紅葉の名所として知られています。
庭園からは筑紫平野と有明海を眺められ、庭園と一体化した借景庭園として見事な景観を作り出しています。
初夏の九年庵は、美しい緑色に染まります。青もみじと青苔が作り出す青々とした風景に目を奪われますね。日本庭園の素晴らしさに気づくきっかけになりそうです。
以前は秋の紅葉の時期だけ一般公開されていましたが、春も一般公開されるようになりました。数日間のみで期間が短いので、公式HPでチェックしてから訪れてみてください。
寿福寺（長崎）
長崎県佐世保市にある「寿福寺」。1582年に早岐に長福寺という名前で創建され、1635年に現地に移築後に改名しました。家内安全・交通安全・疫病退散などのご利益があり、紅葉の名所としても知られています。そんな寿福寺には、“逆さ紅葉（新緑）”という珍しい青もみじスポットがあるんです。
水面に映っているように見えますが、実はお寺の畳を6畳ほどはがして、その床にアクリル板を設置しているんです。この美しい青もみじの光景は、寿福寺の名物となっていて、京都の「実相院」の“床もみじ”から発想を得たんだそう。
お寺の厳かな雰囲気と相まって、幻想的な青もみじを楽しめます。期間限定公開になっているので、必ず日程を確認してから訪れてみてください。
初夏の美しさを感じる「青もみじ」
福岡県太宰府市にある「光明禅寺」。1273年に鉄牛円心和尚によって創設された禅寺で、 太宰府天満宮の結縁寺としても知られています。別名「苔寺」とも呼ばれ、美しい青苔の庭を楽しめます。西鉄太宰府駅から徒歩5分でアクセスも良く、気軽に訪れられるのも嬉しいポイント。