東伊豆のシンボル、大室山のふもとにある「伊豆シャボテン動物公園」は、その名のとおりサボテンと動物に出合えるスポット。冬季限定の「カピバラの露天風呂」では、気持ちよさそうにお風呂に浸かる姿に癒されます。

世界各国から集めた1,500種類ものサボテンが展示されている温室も見ごたえがありますよ。トゲがあるもの、強いニオイがするものなど、ここでしか見られないものがたくさん。寄せ植えコーナーもあり、お土産にもおすすめです。

リスザルは放し飼いで、園内のあちこちで出合えます。時期によっては赤ちゃんをおんぶしたお母さんリスザルたちを見かけることも。有料の「モンキー島上陸コース」に申し込むと、ボートでリスザルかワオキツネザルの島へ渡ってエサやり体験もできます。人懐っこく肩や頭にのってくるかわいらしさを楽しめるのも、ここならでは。

広い敷地には、チンパンジーやナマケモノなど約140種類の動物がいて、それぞれ工夫を凝らした展示が行われています。お気に入りの動物をゆっくり眺めるのも良いですね。

1日に数回行われる「アニマルショー」では、動物の意外な能力に驚いたり、司会者との軽妙なやり取りを楽しめます。1日たっぷり遊べますからここを目当てに東伊豆を訪れても良いですね。

稲取にある「伊豆アニマルキングダム」は、動物園と遊園地の複合施設。今回は、その中でも「アニマルゾーン」をご紹介します。アニマルゾーンをぐるっと囲む「ウォーキングサファリ」では、野生に近い環境で自由に過ごす動物たちを間近に見ることができます。ここにはサイやシマウマ、ムフロンなどの草食動物たちが放し飼い。まるで動物の群れの中を歩いているような感覚になれますよ。

キリンなど、ほかにもさまざまな動物のエサをあげることができます。ゆったりと近づいてくるキリンは、長い首を曲げて大きな舌でぺろり。こんなに間近で触れ合える機会はなかなかないので、大人もワクワクすること間違いなしです。

動物をモチーフにしたキッズカレーやオムライスなど、お子さんも一緒に食べやすいメニューが多いのでご家族連れにもおすすめです。

熱川の少し先にある「iZoo（イズー）」は、日本最大規模を誇る爬虫類・両生類の動物園。ちょっと怖いイメージをもつ方が多いかも知れませんが、誰もが思わず夢中になってしまうような展示方法が人気です。また、館内案内図がないのも特徴で、訪れるたびに常に新化する展示を楽しめます。

鮮やかなブルーが美しいこちらのヤモリは、別名コバルトブルーゲッコーやターコイズブルーゲッコーとも呼ばれているんですよ。南国の海のようなブルーは、まさに自然が生み出した神秘。ほかにも、希少な爬虫類や両生類もたくさん見かけることができます。

小さなカメレオンは室内で放し飼いされています。といっても、動きはとてもゆっくりで目を凝らさないとどこにいるのか分からないほど。木の枝や土の上をじっくり観察してみましょう。

小さなワニやトカゲの触れ合いコーナーにもぜひ寄ってみませんか？持ち方や触って良い場所はスタッフの方がきちんとレクチャーしてくれるので安心ですよ。ひんやりとした肌触りや、意外におとなしい姿に驚くかも知れません。

ゾウガメにはエサやりもできます。 のんびり歩いてくるカメたちに青菜を差し出すと、モシャモシャと食べてくれますよ。

伊豆熱川駅から歩いてすぐのところにある「熱川バナナワニ園」は、1958年（昭和33年）に開園した歴史のあるスポット。創業当時は、バナナを展示する園を計画していたものの、それだけではなく一緒にワニも展示したらどうかという提案を受け、誕生したそう。

ワニと並んで人気なのが、つぶらな瞳とふわふわの毛がキュートなレッサーパンダ。13頭の飼育頭数は国内でも有数だそう。1頭1頭性格が違うので、表情や動きもさまざま。1日2回のお食事タイムでは、リンゴを手に持ってかじる姿が見られますよ。

日本で唯一飼育展示を行っている「アマゾンマナティー」にもぜひ見てみてください。温厚な性格のマナティーは、小さなお子さんや女性が大好きだそうで、ガラス面に向かって何度も近寄ってきてくれることもあるんですよ。

「熱川バナナワニ園」は、本園・ワニ園、本園・植物園、分園と3つのエリアに分かれています。本園・植物園と分園の行き来は無料のバスがあるので、ぜひ利用しましょう。高台からは遠くに伊豆大島を眺めることもできますよ。

温泉熱で育ったバナナは約20種類ほど。普段なじみのある食用のものから鑑賞用のものまでさまざま。ぜひ木になってる様子を見てみてくださいね。

先ほどご紹介したバナナは、館内のフルーツパーラーで食べることができます。濃厚な甘さと香りがたまらない「バナナジュース」やバナナをはじめ、ボートからこぼれそうなほどフルーツをたっぷり盛り付けた「パインボート」も、もぜひ味わってみましょう。