蔵王温泉のシンボル的存在となっている名物風呂が、こちらの「蔵王温泉大露天風呂」。高台にあり、こちらの入り口から、階段を降りて向かいます。

女湯が2つ（上流）、男湯が2つ（下流）あり、合わせたら一度に200人が入浴できるほどの広さ！こちらの沢に湧き出る温泉を利用しており、そのため湯量/毎分約735Lと、湯量がたっぷり。

渓流と源泉の迫力ある音、周りは木々に囲まれて、野趣満点。人が少ないタイミングをしっかり見計らって訪れれば、貸切気分で入浴できるかも♪

地元の方に愛される共同浴場を利用するのも、温泉地の大きな楽しみですよね。蔵王温泉バスターミナルから約5分ほどの徒歩圏内で、3つの共同浴場「上湯」「下湯」「川原湯」を利用できます。いずれも、朝6時～22時まで。

こちらは「上湯（かみゆ）」。酢川温泉神社のすぐそばにあります。

「下湯（しもゆ）」もまた、木造。そばには湯壷がありますよ。

浴室は上湯と同じようなつくりですが、湯の熱さは、若干上湯よりもぬるいそうです。ぜひ両方浸かってみたいですね。

「川原湯（かわらゆ）」も立ち寄りたい共同浴場。3箇所のなかで、一番熱いとの声が多いです。常に湯量たっぷりで、寒い日にゆっくり浸かりたいお風呂です。

こちらは、朝9時から営業の日帰り湯施設「源七露天の湯（げんしちろてんのゆ）」。強酸性の硫黄泉の、源泉かけ流しを満喫できますよ。

露天風呂は、蔵王温泉大露天風呂と同じく、岩造り。まわりに緑があって、野趣たっぷり。 冬は真っ白な雪に囲まれながら、ほっこりできます♪

こちらは、小さいお子さん連れのファミリーの方でも、ゆっくりと安らげそう。日帰り温泉・お食事処・お土産処も備える「湯の花茶屋 新左衛門の湯」です。

こちらの写真のように、趣向を凝らしたお風呂を楽しむことができますよ。もちろん、源泉100%。

施設の入り口そばには、足湯も用意されています。

サービスが充実していて、おのずと会話がはずみそう。仲間同士の親睦を深めるための旅行などにも良さそうです。

蔵王温泉バスターミナルバスターミナルすぐ向かいの宿が、「五感の湯 つるや」。温泉旅館ですが、大人600円で日帰り入浴も可能です。

ポンプは使わず、自噴する自家源泉100%。たっぷりな湯量で、かけ流しを満喫できますよ。

こちらの手前の施設は、先述の「上湯共同浴場」。そこからすぐの、右手奥のほうに佇むのが、「おおみや旅館」です。100%源泉かけ流しの、硫黄泉の温泉を楽しめますよ。

館内は、全て畳敷き。どこへでも素足で心地よく歩けるのが嬉しいですね。

旅館ですが、大人約650円で立ち寄り入浴ができるそう。ただし、注目すべきが、宿泊者の特典です＊
姉妹館である「蔵王国際ホテル」「四季のホテル」のお風呂に無料で入れる湯めぐり手形や、上湯・下湯・川原湯共同浴場の無料入浴券などを頂けます。

とことん湯巡りを楽しみたい方は、宿泊するのも良いかもしれませんね。

「蔵王温泉 四季のホテル」も、源泉かけ流し天然温泉の宿。和室もありますが、広々としたベッドを備えた洋室があったりと、さまざまなお客様のニーズにこたえてくれます。ご高齢の方にも、きっと喜ばれるはず。

ホテルから歩いて“108歩”の場所にあるのが、「四季のホテル」の天然温泉「離れ湯 百八歩」。雄大な山並みを一望する露天風呂を楽しめるほか、内風呂、そして足湯もあります。

入浴と、地産地消の食材を使ったお食事がセットになった「日帰りプラン（要予約）」もあるので、ぜひ日帰り時に利用してみてはいかがでしょう。

「蔵王温泉 四季のホテル」から歩いて10分ほどのところにある、「蔵王国際ホテル」。こちらも、100%源泉かけ流しの温泉ホテルです。

有名なのが、こちらの自慢のお風呂「八右衛門の湯」。天井は丸太の梁がむき出しになっていて、その天井高は最高6.5m。開放感たっぷりの空間で、硫黄泉100%かけ流しの天然温泉を満喫できます。

もちろん、露天風呂もありますよ。冬はこのように雪景色と硫黄の香り、湯けむりに包まれながら、情緒あるひと時を過ごすことができます。
蔵王国際ホテルも、日帰り入浴可能です。

歌人・斎藤茂吉ゆかりの宿として知られる「和歌の宿（うたのやど） わかまつや」。こちらも、すべて源泉100％かけ流しの温泉を設備しています。大人800円ほどで日帰り入浴可能です。

様々なお風呂がありますが、なかでも注目したいのが、岩風呂。御影石の「源泉内風呂」・「露天風呂」に、18tもの蔵王石を用いた、このような「大石くり抜き風呂」があるんですよ。自然の力強さが感じられて、より元気になれそう。

蔵王温泉からちょっと足を伸ばして、遠刈田温泉を訪れてみませんか。

おすすめの共同浴場が、こちら。比較的大きな規模の「神の湯」です。あつい湯、ぬるい湯の２槽が設けられているので、誰もが満足できるお風呂のはず。青森ひばの香る建物で、リラックス効果抜群。

「神の湯」から徒歩3分ほど、すぐご近所にある「寿の湯（壽の湯）」にも立ち寄ってみて。寿というだけあって、縁起がいいですよね。

ちなみに営業時間は、「神の湯」9時～21時30分、こちらの「寿の湯」は5時～8時30分、10時30分～21時30分です。寿の湯で早朝お風呂に入って、朝陽を浴びれば、きっと素敵な1日の始まりに＊

宮城県・蔵王町と、山形県・上山市を結ぶ山岳道路「蔵王エコーライン」、そして、蔵王エコーラインの最高点・刈田峠から分岐した2.5kmの有料山岳道路「蔵王ハイライン」は、人気のドライブルート（ともに、冬季は雪の影響のため閉鎖されます）。

秋には、このような紅葉を愉しむことができますよ。

「蔵王ハイライン」の道路を進むと、こちらの、エメラルドグリーンの火山湖「御釜（おかま）」へと向かうことができます。

山頂駐車場から数分歩けば、蔵王連峰「御釜」に到着。蔵王のシンボルとして親しまれている観光スポットです。

「お釜」の展望台から10分ほど歩くと、刈田岳山頂が見えてきます。そこには、刈田嶺神社（かったみねじんじゃ）がありますよ。蔵王は、古くから修験道の聖地。あわせて神社へ参拝してはいかがでしょう。

このロープウェイは、トレッキングなどの移動手段として、また、このように紅葉を眼下に眺める目的で利用される方も多いです。

温泉街側と蔵王連峰尾根側に6つのエリア、コース数は25本！とても広大なゲレンデで、実力派のスキーヤーや、スノーボーダーからも愛されるのが、「蔵王温泉スキー場」。

とにかく広いので大まかにですが、蔵王温泉バスターミナルからは徒歩約25分、タクシーを使えば約5分ほど（約800円）で到着します。

比較的アクセスしやすいのが、ゲレンデのひとつ、こちらの「上の台ゲレンデ」。蔵王温泉バスターミナルから徒歩約10分。温泉街のすぐ上部に位置していますよ。

積雪が多いエリアへ足を運べば「樹氷」を見ることも。「蔵王温泉スキー場」は滑るだけじゃない楽しみ方もたくさんあります。

雄大な自然に抱かれた、宮城・山形の両県にまたがる「蔵王エリア」、その蔵王の自然のパワーみなぎる「蔵王温泉」は、大人の癒し旅にぴったり。
ぜひ蔵王で体験したいこと・アクティビティを見つけて、温泉とセットで、訪れてみてくださいね＊

※画像は、蔵王四季のホテルの足湯