名古屋に伝わる独特の食文化。例えば八丁味噌を代表とする愛知県の赤味噌は、色と香りが特徴的な東海地方にみられる豆みそです。この味噌を使った味噌煮込みうどんや味噌カツ、どて煮は名古屋ならではのメニューですよね。
他にもひつまぶし、台湾ラーメン、小倉トーストなど…ここ名古屋にしかない名物グルメを、おすすめの名店と一緒にご紹介します。

ひつまぶしの発祥の店と知られている「あつた蓬莱軒」。行列が絶えない神宮店は、熱田区・伝馬町駅より徒歩3分のところにあります。

ぜひとも、こちらでいただきたいのが肝入りのひつまぶし。肝焼きとして別に注文もできる肝が、ひつまぶしの上に。香ばしいうなぎと苦味のある濃厚な肝を、一緒にどうぞ。

魚屋さんから始まった「まるは食堂」は、旬の新鮮な魚介類をいただくことで人気です。エビフライは1本から注文することができます。その大きさにびっくりしますが、身が大きく衣は薄め。食事でいただくのなら、エビフライ2本、刺身の付いた「Wまるは定食」がおすすめです。

「りんくう常滑店」の窓から臨む橋の向こう側は、中部国際空港セントレア。オーシャンビューの気持ち良い景色を眺めながら、食事を楽しめますよ。

ハンバーグやオムライスなど昔ながらの洋食メニューは、すべて手作り。ジャンボ＆ジャンボエビフライ定食は、鉄板いっぱいの長さのエビフライがなんと2本！タルタルソースがたっぷりとかかっているのも嬉しいですね。

せっかくですから台湾ラーメン発祥のお店で本場の味をいただきましょう。中国台湾料理店の「味仙」は大衆食堂のような雰囲気で多くの人が賑わう人気店。ニンニクと唐辛子をしっかりときかせたラーメンは、見た目もかなり辛そう！口にすると、はじめその辛さがガツンときます。

他にもたくさんの中華料理がいただけますが、台湾ラーメンの具材そのままに楽しめる丼もおすすめ。

東京・大阪にも進出している「矢場とん」。シュールでかわいい横綱ぶたが目印の知る人ぞ知る名店です。

特大のわらじとんかつから、少量の串かつまでメニューがいろいろあって目移りしてしまいそうですが、おすすめは鉄板とんかつ。アツアツの鉄板の上にのせられた揚げたてのとんかつに、テーブルで味噌だれをかけいただきます。

元祖みそかつ丼のお店として知られる「味処 叶」。あっさり味をいただきたい方におすすめのお店です。

一般的には、サクサクのとんかつに、どろりとしたソースがかけられるイメージのみそかつですが、ソースがあっさりとしているので衣にしみこんで、これもお肉によく合うのだとか。

名古屋駅の西側、中村区にある「山本屋本店 大門本店」。メニューの種類が豊富なのがポイントで、四季に合わせた限定メニューも登場します。

創業なんと大正14年！歴史ある「山本屋総本家 本家」。栄にあるこちら本家が本店になります。歴史を感じさせる器で提供される煮込みうどんは、フタを取り皿にしていただきます。

食材として見落とされがちだった手羽先を名古屋名物にしたといわれる「風来坊」。ここでは手羽先は先の部分を切り落とし、棒状になっているのが特徴。そのため骨から身が離れやすく食べやすくて◎。2度揚げしてある手羽先は皮が香ばしくカラっとしているのに、肉はとってもジューシー。甘めのタレがクセになる手羽先唐揚げです。

今や海外にも支店のある、その名の通り「世界の山ちゃん」、その本店は栄の東急ホテルの前にあります。山ちゃんの手羽先唐揚げは、手羽先を丸ごと味付けしてあげたタイプ。骨までしっかりとしゃぶって食べたい人にはうれしいですね。

お土産にも人気のこちらの手羽先は、コショウをしっかりときかせたスパイシーな味付けが特徴です。

昭和の雰囲気ただよう「どての品川」。大きくない店内はいつも人でいっぱい、混みあってくると外で立ち飲みを楽しむ方も。串カツなどのメニューも人気なのですが、やっぱり注文したいのはどて。

ぜひともいただきたいのが、「シャンティー ルージュ スペシャル」。小倉トーストの上に自家製のコンフィチュールが乗っています。このコンフィチュールだけを求めに訪れる方も多いというとっておきの味お4種類楽しむことができますよ。

全国展開している「キハチ カフェ」の名古屋名鉄店では、こちらでしか味わうことのできない限定メニュー「小倉あんトースト」をぜひ。トーストしたパンにマスカルポーネチーズを塗り、あんの上には抹茶パウダーがかかっています。とっておきの組み合わせをぜひ楽しんでみては。