手仕事にこだわったもの作りで注目されている蔵前・浅草橋エリア。アーティスティックな感性を磨きたいと訪れる方も多い人気の街です。お店めぐりを満喫したら後は、素敵な「ビストロ」でこだわりの料理とお酒を楽しみませんか？

都営浅草線、大江戸線どちらの蔵前駅からも3～4分ほどのところにある「Bistro Campagne（ビストロ カンパーニュ）」は、大通りから1本路地に入った隠れ家フレンチ。フランスの下町にあるようなアットホームな外観がステキです。

店内は、アンティークのシェードやぶどうを摘むカゴなど、シェフがパリやフランスの片田舎で買い付けたアイテムがセンス良く飾られています。

メニューは、本場フランスの郷土料理や家庭料理が中心で、生産者の顔が分かる有機野菜、農家さん手作りのチーズや生ハムなどがいただけます。「オニオングラタンスープ」は、玉ねぎの甘さとチーズのコクが最高です。

メイン料理の人気「ほたて貝のポワレ」は、大粒のホタテの軽やかなソースがおいしいと評判です。お野菜の味もしっかり感じられる繊細な味付け。お料理に合うワインも、自然派ワインに限定したものが約80種類。ほかにもフランス地ビールや修道院ビールなど、珍しいお酒がいただけますよ。

ディナーの最後はおいしいデザートで。「クレーム・ダンジュ」という、フランス産のレアチーズムースに木いちごのソースをかけた1品は、見た目もキレイで乙女心をくすぐります。

厩橋（うまやばし）の手前のビルにある「Pinzo（ピンツォ）」は、イタリア・トスカーナの地方料理をベースにしたトラットリアバル。

明るくスタイリッシュな店内は、いつもたくさんのお客さんでにぎわっています。オーナーシェフは、イタリアのひとつ星レストランでの修業を経験した実力派。

イタリアから取り寄せたスライサーでカットした生ハムは、口の中でとけていくほどのやわらかさです。

ディナーはアラカルトで注文できるので、おなかの空き具合に合わせて調整できるのがうれしいですね。この日のお魚料理は、皮がパリパリで絶妙な焼き加減の「スズキの香草焼き」。

濃厚なゴルゴンゾーラソースがかかった「サツマイモのニョッキ」など、ワインがすすむお料理が多いのもここの特徴。オーガニックワインにこだわり、サングリアやリモンチェッロなども自家製です。

本格的なお料理がいただけると、遠方からはるばる訪れるお客さんもいるほどの人気店。12席と限られたスペースなので、できれば予約しておくのがおすすめです。

大江戸線の蔵前駅から川沿いに3分ほど歩いたところにある「TROIS CUIT ASANUMA（トロワキュイ アサヌマ）」は、お料理とお酒が楽しめるビストロバルです。

窓の外には隅田川という絶好のロケーションで、スカイツリーも間近に見えます。「今おいしいものをおいしく食べてもらいたい！」という思いから、グランドメニューを決めずにその日の仕入れによってメニューを考案しているそう。

「3種の火入れ」という意味を持つ店名通り、炭火、鉄板、オーブンの3種を使い分けたお料理がメインです。たとえば、ある日のディナーでは「淡路牛のハラミの炭火焼き」が登場。絶妙な焼き加減は、まさにプロの技。添えてあるグリル野菜も格別のおいしさです。

夜景を見ながらゆっくりワインを味わうのも大人ディナーの醍醐味。自然派ワインを中心に、いろいろ揃っていますよ。

カニの身がたっぷり入ったクリームパスタなど、シェフの創作料理が楽しめるのも人気の理由のひとつ。週末などは予約でいっぱいになってしまうこともあるので、事前に問い合わせてみてくださいね。

JR、都営浅草線どちらの浅草橋駅からも5分ほどのところにあるフレンチ「LE PETIT GARCON（ル プティ ギャルソン）」は、オフィスビルが立ち並ぶエリアにある穴場のお店。

フランスの田舎町にあるような雰囲気の店内は、赤と白のギンガムチェックのテーブルクロスが印象的。壁にはフランス在住のアーティストの作品が飾られています。

本場フランスでの修業を積んだシェフが手がけるフレンチは、どれも絶品。たとえば、こちらの「牛ステーキとフリット」は、表面は香ばしく中はミディアムレアの牛肉を赤ワインソースでいただきます。

厳選した自然派ワインを中心に、赤白合わせて約30種類からセレクトできます。お料理に合わせておすすめのワインを提案してもらえるので、気軽に相談してみても。

食後に甘いものが欠かせないという方におすすめなのが、「プリン・ア・ラ・モード」。どこか懐かしいビジュアルの自家製プリンは、ほろ苦いカラメルと旬のフルーツの組み合わせがうれしい1品です。

浅草橋駅から徒歩3～4分のところにある「Gentil（ジョンティ）」は、フランスと国境を接するドイツの影響を受けた「アルザス料理」を楽しめる話題のお店です。

アルザス地方の美しい空気や水、素朴なお料理の雰囲気を思わせるアットホームな店内。

アルザスを代表する家庭料理のひとつ「シュークルート」は、発酵したキャベツの上に、アイスバインとベーコン、ソーセージが盛り付けられていて、ビールとの相性も抜群です。

ワインもアルザス地方のものにこだわっています。すっきりした辛口のアルザスワインは、90％以上が白ワインなのが特徴。ワイナリーによって異なる味わいを堪能してみてはいかがでしょうか？

JRの浅草橋駅を出てすぐのところにある「CAMELEON（カメレオン）」は、フランス国旗が目印のビルの7階にあるビストロです。

「天空の隠れ家」とたとえられる店内。エレベーターを降りると、シックな空間が広がります。テラス席もあり、星空を眺めながらお食事をいただくこともできます。

見た目が楽しい「鮎のコンフィとバジル風味のタブレ」は、まるで泳いでいるかのような盛り付けが秀逸。オイル煮した鮎はしっとりしていて、とても上品な味わいです。