コロンジュ・ラ・ルージュ(Collonges-la-rouge)/フランス
フランスに『フランスの最も美しい村』という協会があるのをご存知ですか。パリなどの大都市だけでなく地方の田舎町への観光誘致のために設立された協会です。その協会本部、そしてその第一号として活動を始めたのがコロンジュ・ラ・ルージュ村。
リヨンの北西にあるコロンジュ・ラ・ルージュ村は名前に『ルージュ(赤)』と入っているように地元産の溶岩でできた赤いレンガ作りの家屋が美しい村です。お家だけでなくレストランやカフェなども昔の建物をそのまま使っているので、ぶらぶらと町歩きをするだけで隠れ家的なカフェを見つけたり嬉しい発見があるかもしれません。
サン・ピエール教会はロマネスク様式の教会。コロンジュ・ラ・ルージュのシンボル的存在です。ここもやっぱり赤いレンガが美しいですね。
ヨーロッパ全体に言えることですが夏は絶好の観光シーズン。緑が美しくお花は咲き乱れ、赤レンガとの色のコントラストがとってもフォトジェニック！どこを撮っても絵になっちゃいます。
紅葉シーズンの秋はロマンチックな雰囲気が楽しめます。観光客いっぱいの夏シーズンとはまた違った、しっとりと落ち着いた趣の町歩きが楽しめます。旅行代金も少し落ち着く頃なのでその分美味しいご飯を食べたりお土産を買ったりするのもいいですね。
サン・ポール・ド・ヴァンス（Saint-Paul de Vence）/フランス
ニースで有名なコート・ダジュールにあるサン・ポール・ド・ヴァンスは芸術家に愛された村としても有名で画家のマルク・シャガールはこの村で20年暮らしたそうです。
村の中心部は車両進入禁止になっているのでのんびりとゆっくり散策する事ができます。ネコちゃんものんびりお散歩♪歩いていると小さなギャラリーやクラフトショップ、お土産屋さんなどもたくさん連なっているのでショッピングも楽しめますよ。
こちらは旧市街にあるハーブのお店♪ハーブや調味料の瓶は彩り豊かで見ているだけで楽しそう。お土産探しのショッピングも旅の楽しみの１つですね。
中世に作られた城壁が村を取り囲み、夏の暑い日であっても石畳の道と石造りの家、生い茂った緑のおかげで路地はひんやりと涼しいようです。日本の夏と違ってからっとしたヨーロッパの気候だからこその過ごしやすさを味わって。
小さな村ですがミシュラン１つ星レストランもあります。本場フランスのミシュラン！というとちょっと気後れしてしまいそうですがレストラン”Le Saint Paul”では比較的お手頃な価格帯でお食事が楽しめます。シェフのおすすめコースで100ユーロ前後となっています。ホテル内にあるレストランなのでこちらに泊って町を散策するのもいいかも。
現代アートがお好きな方もそうでない方もおすすめなのがマーグ財団美術館。マーク・シャガールの絵も多数展示されており『本物』を目に焼き付けるチャンス。普段なかなかアートに触れ合う機会がない方も旅先であればじっくり鑑賞できるはず。
こちらがマーク・シャガールのお墓、今では観光スポットの１つとなっています。お墓の周りにお花の代わりに石を置くのはユダヤ流のお墓参りの方法なのだそう。（マーク・シャガールはロシア生まれのユダヤ人です）
レーヌ村（Reine）/ノルウェー
ノルウェーと聞くとオーロラやフィヨルドなど自然いっぱいのイメージがありますよね。そんな自然豊かな場所にも小さなかわいらしいレーヌ村があり、ノルウェー最大の雑誌「Allers」で「ノルウェーで最も美しい村」にも選ばれたことがあるそうです。またトラベル雑誌の表紙にもなったことがあるそうですよ。
人口は350人にも満たないこじんまりとした漁村ですが、美しい自然と融合した村を一目見ようと毎年数千人の観光客が訪れるそうです。ノルウェーの北部にあるので夏には白夜が体験できたり冬にはオーロラも楽しめます。
逆さ富士ならぬ逆さレーヌブリンゲン山も絶景！連なる山々が海に反射する景色は息を呑む美しさです。赤いカラフルなコテージもかわいらしくまるでおもちゃ箱から抜け出してきたような町並みです。
レーヌブリンゲン山は標高450mで登山も出来る山です。足腰に自信がある方は登ってみては？山頂の崖から眺める景色もとっても素敵だと大評判です。
大都市のきらびやかな夜景とは真逆ですが、必要最低限のほのかな光りはここでしか見られない厳かな雰囲気を生み出しています。
いかがでしたでしょうか？
ぜひ一度行ってみたいと思える町や村は見つかりましたでしょうか？世界にはまだまだ素敵な場所がいっぱいありますね。次回の旅行計画の参考にしていただけたら幸いです♪
各国の中心都市だけでなく、絵になる田舎町でのんびりと過ごしてリフレッシュするのも大人の旅行の楽しみ方ですね。