夏の山梨で、自然とおいしいものを満喫しよう♪
太陽の下で夏を満喫！
北杜市明野サンフラワーフェス／北杜市
山梨県北杜市明野町は、日照時間日本一の町。中央道の韮崎または須玉ICから約15分ほど走ると、目の前に一面のひまわり畑が広がります。その数、なんと60万本！
ひまわりのバックには南アルプスや八ヶ岳、富士山が広がります。この景色が楽しめるのは明野だけ。毎年夏に「明野サンフラワーフェス」が開催され、多くの方が訪れます。（2018年は、7月21日～8月19日）太陽に向かって咲くひまわりと青空はカメラ女子でなくても写真に収めたくなる美しさ。
夕方の風景も昼間とは違った表情を見せてくれます。お天気の良い空気の澄んだ日には、南アルプスと八ヶ岳の裾野の間に北アルプスも望めます。日中にくらべると、少し人が少なくなるのでゆっくり見たい方におすすめですよ。
ハイジの村／北杜市
先ほどご紹介した明野のサンフラワーフェスの場所からほど近いところにある「ハイジの村」は、その名の通りハイジの世界観を楽しめる広大な施設。たくさんの草花は、まるでスイス・アルプスの大自然のよう。
スイス国旗や赤いレンガなど、まるで海外にいる気分♪ハイジがアルムおんじと過ごした山小屋を再現した建物もあり、歩いているだけでも楽しめます。
園内の花で作ったドライフラワーや、山梨県内の農家から届いたぶどうのつるや桃の木の枝などを使ったリース作り体験もできます。
こちらは、村を一周できるロードトレイン。レトロな見た目が可愛らしいですね。敷地面積は約10haもあるので、地図を見ながらお目当ての施設をまわるのもおすすめですよ。
尾白川渓谷
JR中央本線・長坂駅、小淵沢駅、日野春駅からタクシーで30分のところにある「尾白川渓谷」は、南アルプス・甲斐駒ヶ岳を源とする清流です。日本名水百選に選定された北杜の名水のひとつ。
初心者の方は、駐車場付近を散策するのがおすすめ。川に降りることもできるので、足を水につけて涼んでみては？
駐車場から15分ほどの千ヶ淵までは整備されているのでお子さん連れでも歩けますが、千ヶ淵から先は登山道に。トレッキングする際は、適した服装で歩きましょう。鳥のさえずりや風の音を聴きながらのトレッキングは、思ったよりも涼しく気持ち良いですよ。
駐車場から2時間ほど歩いた先にある神蛇滝は、3段になって流れ落ちる姿が美しいと評判。秘境の中の滝はエメラルドグリーンの水を青々とたたえています。
笛吹川フルーツ公園／山梨市
「笛吹川フルーツ公園」は、甲府から国道140号線経由で約30分走ったところにある大きな公園です。古くから山梨の特産として栽培されてきたとブルーベリーやラズベリーをはじめ、梅や桃の花、銀杏や柚子までさまざまな果樹が広い敷地に植えられています。噴水を眺めながら、ゆっくり散策してみませんか？
なだらかな遊歩道を歩くと、両側に様々な果樹が見えてきます。季節によっては果実がなっていることも。深呼吸して、草木の香りを胸いっぱいに感じてリフレッシュ！
敷地内には、半円球のガラスドームが3つ。ドームのひとつ「くだもの広場」は、高さ10m、直径55m、床面積1,800平方メートルあり、イベントやコンサートを行ったり、子ども向けの屋内型遊具施設、お食事や休憩ができるスペースとして利用されています。
大人の日帰り旅の締めくくりは、ステキな夜景がおすすめ。「笛吹川フルーツ公園」から甲府盆地を望む夜景は、日本で特に美しい3か所の夜景「新日本三大夜景に選定」に選定されています。日没後に公園に向かうと、道の外灯がぶどうや桃の形で紫色やピンク色の光を放っているので、こちらも要チェックです。
おいしいグルメでおなか大満足！
シャトレーゼ 白州工場／北杜市
和洋菓子で有名な「シャトレーゼ」の工場が、北杜市にあります。場所は中央道の小淵沢ICから約15分の森の中。夏はセミの声が響く、自然豊かなところにあります。
シャトレーゼでは、おいしいお菓子づくりに最適なお水を求めて白州に工場を建てたそうです。そのこだわりと作り手のやさしさが伝わるような看板ですね。
7月1日からは完全予約制の工場見学ができます。小豆が餡子になっていく過程や次々と製造されるアイスバーのラインなど、初めてみる工場の内部は、驚きがたくさん。お子さんと一緒に社会科見学するのも良さそう。
見学のあとは、工場内で作ったアイスの試食ができます。大好きなあのアイスや、まだ食べたことがないアイスなど、思わず大人もわくわくしてしまいますね。しかも、無料。夏の暑さが吹き飛びそうです。
せっかくなら、クリーム系とシャーベット系、どちらも味見してみてはいかがでしょうか？くれぐれもよくばって残すことがないように気をつけていただきましょう。工場を出る頃には、ますますシャトレーゼのファンになりそうですね。
桔梗屋本社／笛吹市
中央道の一宮・御坂IC近く見える紺色の文字が印象的な「桔梗屋」。全国的に知られる山梨土産「桔梗信玄餅」の製造・販売を行っている施設です。ここでは、工場見学と桔梗屋の商品やスイーツを購入することができますよ。
1日7回行われている工場見学。個人の方は予約なしで参加できるがうれしいですね。しかも、入場無料。あの独特のパッケージは、一つひとつ手で作られているなんて驚きだと思いませんか？
施設内の店舗「グリーンアウトレット1/2」では、梗信玄餅や塩豆大福などの詰め放題が開催されています。週末など、早朝から整理券待ちの行列ができるほどの人気。お菓子はその日によって異なりますが、お得でおいしいと遠方から訪れる方も多いとか。
工場見学のあとは、甘いものでひと息つきましょう。2017年の発売以来大人気なのが「桔梗信玄ソフト+」です。香ばしいきな粉と濃厚な黒蜜がたっぷりの桔梗信玄ソフトに桔梗信玄棒をプラスしています。
桔梗信玄ソフトをさらに贅沢にいただきたい方は、「桔梗信玄ソフト吟造り+恋い抹茶」がおすすめ。濃い抹茶ソフトにプレミアム桔梗信玄餅吟造りをトッピングしたボリューム満点のスイーツ。他にも、季節限定のスイーツやカステラ、バームクーヘンなど桔梗屋のお菓子がたくさん並んでいるので、お土産にもおすすめです。
ぶどうの丘／甲州市
JR勝沼ぶどう郷駅から歩いて20分ほどの高台にある「ぶどうの丘」。山梨でおいしいワインを探したいという方は、ぜひこちらを訪れてみてはいかがでしょうか？駅前にはタクシーが常駐し、バスも通っているので歩くのが大変な方も安心です。
ぶどうの丘を訪れたら、ぜひ試していただきたいのが「地下ワインカーヴ」（地下ワイン貯蔵庫）です。すべてのワインを試飲できるという、まさに大人の休日の醍醐味がそこにあります。“タートヴァン”と呼ばれる専用の試飲容器をひとり1つ購入したら、ソムリエ気分でお好みのワインを探すことができますよ。
地元甲州市推奨の約200銘柄・約2万本のワインが揃っています。ひんやりと涼しい空間で、ゆっくりとワインを楽しんでみませんか？
ワイン樽の上に置かれた試飲用のワイン。お好みが見つかったら、そのまま購入することもできます。赤・白・ロゼ・スパークリング、どれも甲州市自慢のワインばかり。ついついたくさん飲んでしまいそうですが、くれぐれも飲みすぎには気を付けてくださいね。
台ヶ原金精軒（きんせいけん） 本店／北杜市
JR中央本線の長坂駅から車で15分ほどのところにある「台ヶ原金精軒（きんせいけん）」は、江戸時代に甲州街道の宿場として栄えた台ヶ原宿にあります。明治35年（1902年）の創業以来、多くの方に親しまれている老舗和菓子店です。
かつての旅籠屋を改装した風格あるお店。古き良き日本を感じることができますね。
「金精軒（きんせいけん）」を訪れたら、ぜひ食べていただきたいのが「水信玄餅」です。6～9月の土日限定販売で、しかも賞味期限はわずか30分という珍しいお菓子。名水の里、白州のお水を寒天で固めただけのシンプルな水菓子は、見るからに涼しげ。おいしさを保つために、お持ち帰りや宅配は一切できない限定スイーツは、午前中で売り切れてしまうので気になる方はお早めに！
とにかく柔らかく、ほんの少し揺れただけでもちゃぷちゃぷとするほど。きなこと黒蜜をかけたら、急いでお口の中へ…。ひんやりぷるんとした食感が、あっという間に口の中で溶けていきます。
他にも、季節の和菓子がたくさん並んでいます。こちらはお持ち帰りもできるので、おうちで夏の和菓子を楽しむのも良いですね。
おいしい学校（和食 古宮）／北杜市
中央道の須玉または長坂ICから清里方面に15分ほど走ったところにある「おいしい学校」。通りから離れた静かなエリアで、虫の声が懐かしく感じられます。明治・大正・昭和時代の校舎をリノベーションした施設には、レストランの他、パン工房、農産物やワイン土産物等の販売所、入浴施設などもあります。
廃校になった校舎を活かした造りで、板張りの廊下が気持ちいいですね。「和食 古宮」は宿泊施設と隣接したスペースにあります。
こちらでいただけるのは、懐かしい給食。昔ながらのアルマイトの食器で配膳されます。地元の食材にこだわり、栄養バランスに配慮した大人気の給食です。
昔懐かしい大きなコッペパン。昭和に建てられた木造校舎の教室で、木製の学童机と椅子に座っていただけば、小学校時代にタイムスリップしたかのよう。給食の食器は、昭和40年代に廃校になった小学校で実際に使用されていたものを使っているんだそう。
広い校庭を思い切り走りまわりたくなりますね。夜はホタルが飛ぶこともある里山で、童心にかえってみませんか？
夏休みは山梨で思い出をつくろう
首都圏から車や電車で2時間ほどで行ける山梨県。1年中楽しめる観光地ですが、せっかくなら夏ならではのスポットに足を運んでみませんか？涼を求めて自然に触れたり、おいしいものをおなかいっぱい食べたり、魅力いっぱいの山梨の日帰り旅に出発しましょう！