庭園や神社仏閣のなかにひっそりとたたずみ、癒しの音色を奏でる"水琴窟（すいきんくつ）"をご存知ですか？
地中に彫った窟に水が落ちてうまれるその音は、自然の優しい響きで心にしみわたるように気持ちよく、どこか心を穏やかにしてくれる魅力があります。

水琴窟（すいきんくつ）のおもな仕組みはこんな感じになっています。

水琴窟（すいきんくつ）の音色を楽しむお散歩の醍醐味とは？古都"鎌倉"では、桜や紫陽花（あじさい）の花々、秋の紅葉など、その時々の季節が織りなす景色とともに水琴窟の音色を楽しむことができます。

枯山水（かれさんすい）のお庭が美しい、1570年頃に建立された茶室 喜泉庵を復興した由緒あるお茶室"浄妙寺 喜泉庵（きせんあん）"。

浄妙寺の一画にある喜泉庵（きせんあん）にはJR鎌倉駅から徒歩かバスで向かいます。お天気のいい日は鎌倉駅からのんびり歩きながら名所めぐりをしてもいいですね。

庭園には、まるで京都に来たような趣ある景色が広がります。こんな素敵なお庭をゆっくりと眺めていたら心が洗われて、日頃の疲れも癒されそうです。

喜泉庵（きせんあん）の水琴窟（すいきんくつ）は、甕（かめ）から長く竹筒が伸びています。その竹筒に耳を近づけると優しい音色が心地よく響いてきます。

元々お茶室だった喜泉庵（きせんあん）では、お庭を眺めながらお抹茶や和菓子をいただくことができます。

夏にはひんやりとしたお茶や冷菓がお目見えします。ホッとできる優しい味わいです。

窓からの景色は季節ごとにその表情をかえて私たちを楽しませてくれます。その美しい景色は人々を魅了し、鎌倉の観光スポットとして旅行・紫陽花のシーズンには賑わいを見せています。

こちらが明月院の境内にある喫茶店、明月院月笑軒（めいげついんげっしょうけん）の水琴窟（すいきんくつ）。しっとりと苔むした様子も風情があっていいですね。突き出ている竹筒に耳を寄せると美しい水琴窟の音色を楽しむことができます。

店内にはあたたかみのあるインテリア照明が目をひきます。ノスタルジックな趣でくつろげる和空間ですね。

石窯で焼き上げたできたてのパンは店内で食べられるほか、テイクアウトもできます。石窯ガーデンテラスで丁寧に作られたパンにはホップ種が使われていて、小麦の自然な甘さと奥深い味わいのある焼き上がりが絶妙！

鎌倉野菜や鎌倉ハムなど、石窯ガーデンテラスでは地元の素材をふんだんに使ったお料理が味わえます。お食事を楽しんで、お土産にパンを買って帰る、なんていうのもいいですね。

北鎌倉駅より歩いてすぐのところにあるイタリアンレストラン"タケル クインディチ"。古民家を改装たお店はとても雰囲気がよく、なかなか予約が取れないほどの人気ぶり。

何を食べても美味しいと評判のお店ですが、中でも特におすすめなのが、もっちもちの生地のナポリ風ピッツァ！中はトロトロ、外側はふっくらと香ばしく、中心の生地はモチモチ。一度食べたら忘れられない美味しさです。

何度も足を運んだ鎌倉も、水琴窟に焦点をあてるとまた違った表情が見えてくるのではないでしょうか。ぜひ、自然の木々や花々、神聖なスポットをめぐるお散歩に"水琴窟（すいきんくつ）"の癒しの音巡りをプラスしてみて下さいね♪