「手作り市」とは、ハンドメイド作品を作家さんが自ら販売するマーケットのこと。お寺や公園など、都内のさまざまなスポットで開催されています。アクセサリーや雑貨のほか、フードを販売しているお店も。ただ商品を買うだけではなく、作家さんとのおしゃべりしてコミュニケーションを楽しむことができるのも魅力です。

手作り市の開催時間は、だいたい朝～夕方くらい。人気のお店だと商品がすぐに売り切れてしまうこともあるので、早めの時間に訪れるのがおすすめです。また、屋外で行われる手作り市は、ほとんどの場合雨天中止となります。天候が不安な場合は、HPで開催情報をチェックしてから訪れると安心です。

100以上のブースが立ち並ぶ「鬼子母神」会場。アクセサリーや小物、器のほか、パンやお菓子などを販売する食品ブースもありますよ。緑豊かな落ち着いた境内で、ゆったりとお買い物を楽しむことができます。

鬼子母神の入口に佇む「上川口屋」。実はこのお店、1781年に創業した日本最古の駄菓子屋なのだそう。きなこ棒やふ菓子、ポン菓子など、昔懐かしい駄菓子がずらりと並んでいます。手作り市のついでに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

30ほどのブースが出展する「大鳥神社」会場。鬼子母神のすぐ近くに位置しています。鬼子母神会場よりもこぢんまりとしていますが、こちらでも多数の雑貨や食品などを購入することができますよ。

千駄木の養源寺にて、隔月（偶数月）の日曜日に開催される「＆SCENE手創り市」。会場の養源寺は、東京メトロ南北線の本駒込駅から、徒歩3分ほどの場所にあります。手創り市以外にも、コンサートやフリーマーケットなど、さまざまなイベントを開催しているお寺です。

会場内には、アクセサリーや雑貨などを販売する一般ブースと、テーマにまつわる作品を販売する企画ブース、焼き菓子やパンなどを販売する食品ブースがあります。さらに、本堂では「&music」ライブを開催！ハンドメイド雑貨が好きな方だけではなく、音楽好きの方にもおすすめのイベントです。

企画ブースでは、開催月によってそれぞれ異なるテーマが設定されています。たとえば過去には、「植物園（4月）」や「冬のおくりもの（12月）」などの企画が行われました。次回はどんな企画が行なわれるのか、公式サイトでチェックしてみてくださいね。

養源寺は千駄木にあるため、手作り市と一緒に谷根千観光を楽しむこともできます。人気の根津神社や谷中銀座へも、徒歩で15～20分程度です。谷根千エリアにはおしゃれなカフェが多いので、途中で休憩しながらのんびりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「青空個展てづくり市」は、都内近郊でほぼ毎週開催されている手作り市です。渋谷の代々木八幡宮からスタートし、現在は池袋、下北沢、中野、お台場など、さまざまな場所で開催されています。開催頻度も開催場所も多いので、ちょっと時間が空いたときに気軽に立ち寄ることができますよ。

渋谷の代々木八幡宮・参道で開催されている「奥渋谷 杜のてづくり市」。緑に囲まれた静かな境内に、小物や食品を販売する50のブースが並びます。“まったり・ゆったり・楽しめる”をコンセプトにしているので、落ち着いた空間でゆったりとお買い物をしたい方におすすめです。

人気観光スポット、根津神社で開催される手づくり市です。60の小物ブースと、2つのワークショップブースが出展します。買い物をするだけではなく、ワークショップも楽しめるのが魅力的。谷根千散策のついでに立ち寄るのもおすすめですよ。

池袋西口公園で開催される手作り市です。手作りの作品を販売する「MOTTAINAIてづくり市」のほか、使わなくなったボタン・ハギレなどを回収する「MOTTAINAI材料市」や、ワークショップ「MOTTAINAIてづくり教室」なども開催。駅近で交通の便も良いので、気軽に立ち寄ることができますよ。

「井の頭恩賜公園アートマーケッツ」は、吉祥寺の井の頭恩賜公園で土・日・祝に開催されているイベントです。手作り作品のほか、パフォーマンスの出展も行っています。

井の頭恩賜公園アートマーケッツは公園全体を使って開催されるため、各ブースがゆとりのある配置になっています。公園散策を楽しみながら、気になる作品をゆっくりと見て回ることができますよ。

個性豊かなパフォーマンスを楽しめるのも、井の頭恩賜公園アートマーケッツの特徴です。音楽や大道芸、手品、紙芝居、バルーンアートなど、さまざまなパフォーマンスが行われます。

井の頭恩賜公園は、アートマーケッツ以外にも見どころが盛りだくさん！のんびりとボートに乗ったり、動物園でかわいい動物とふれあったり、公園内にあるカフェでお茶をしたり。さらに、少し歩いて「三鷹の森ジブリ美術館」に行くのも良いですね。アートマーケッツと一緒に、ぜひ周辺観光も楽しんでください。

調布市にある深大寺で、ほぼ毎月開催されている「深大寺手作り市」。小物やアクセサリー、フードの販売のほか、出張整体やパフォーマンスなども行われています。

会場は、深大寺の深沙堂に隣接する「深沙の杜（じんじゃのもり）」です。静かな森の中に、毎回40～60ほどのブースが並びます。作家さんとのおしゃべりを楽しみながら、のんびりとお買い物を楽しむことができますよ。

お昼ごはんには、名物の「深大寺そば」がおすすめ。深大寺周辺では江戸時代からそば作りが行われており、現在でも20軒以上のそば屋が軒を連ねています。お好みのお店を探してみてくださいね。

ちょっと一息つきたいときには、妖怪をモチーフにした甘味を味わえる「鬼太郎茶屋」へ。その名の通り「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフにしたお店で、喫茶のほかショップやギャラリーも併設されています。「目玉おやじの栗ぜんざい」や「一反もめんの茶屋サンデー」など、かわいらしい妖怪スイーツを楽しむことができます。

都内で開催されている手作り市を5つご紹介しました。どの手作り市でも、作家さんの想いが込もった素敵な作品と出会うことができますよ。手作り市だけではなく周辺観光も楽しめるスポットが多いので、週末などにぜひ訪れてみてくださいね。