東京都文京区に鎮座する根津神社は、日本史上の英雄、日本武尊（ヤマトタケル）が創建したと伝えられている古社です。

根津神社は、東京都内でも屈指のつつじの名所として知られています。境内のつつじ苑には約100品種3000株のつつじが植栽されています。

色とりどりのつつじが大地を覆う様は壮観です。競うように咲き誇るつつじと朱色の鳥居が織りなす根津神社境内は、まるで絵画のようです。

つつじが見頃を迎える時期になると、根津神社では「文京つつじまつり」が開催され、大勢の参拝者で賑わいます。

東京都練馬区の平成つつじ公園は、久留米つつじを中心に約10000株のつつじが植栽されています。つつじ見頃を迎えた満開のつつじは、緑あふれる公園の魅力をつつじ引き立てています。

平成つつじ公園に植栽されているつつじは、約600品種です。そのため、つつじの開花時期が長いうえに、様々な種類のつつじ観賞を楽しむことができます。

六義園は、元禄8年（1695年）に、江戸幕府5代目将軍、徳川綱吉の家臣・柳沢吉保によって造園された大名庭園です。造園時から300年以上もの時間を経た今尚、往時の面影を色濃く残している六義園は、国の特別名勝に指定されています。

87000平方メートルを超える広大な敷地には、つつじの他に、松、モミジ、ケヤキ、クスノキ、サクラなどの樹々が植栽されています。そのため、六義園は、都心でありながら、緑豊かな森林浴スポットにもなっています。

なだらかな起伏がある六義園では、つつじの群生地を高台から眺めることができます。満開に咲き誇る色とりどりのつつじが、晩春の六義園に彩りを与えています。

濃ピンク色をしたミツバツツジが満開に咲き誇り山肌を覆う様は圧巻です。

つつじ、あじさい、やまゆり、彼岸花、萩など四季折々で美しい花々が開花する花の寺・塩観音寺は、7世紀中頃に開基された真言宗の寺院です。

塩観音寺の花々の中でも、つつじは特に有名で、境内には約15種類17000本のつつじが植栽されています。

つつじが見頃を迎える時期になると、「つつじまつり」が開催され、大勢の参拝者で賑わいます。抜けるような青空の下で、なだらかな傾斜をした境内をつつじが覆い尽くす景色の素晴らしさは傑出しています。

1961年に開園された神代植物公園は、桜やバラの名所として知られているほか、敷地内には約10万株もの植物や樹々が植栽されています。毎年4月下旬から5月上旬にかけてつつじが見頃を迎え、緑あふれる園内の魅力を引き立てています。