趣きがある街並みで多くの人を魅了する、神奈川県の「鎌倉」。素敵なカフェや食事のお店がたくさんあり、なかには早朝から営業して、美味しい「朝ごはん」を提供してくれるところも。定番人気の焼き魚や味噌汁、卵かけごはんなど…鎌倉の豊かな自然や海を身近にいただく「朝ごはん」は、格別の美味しさです♪おすすめのお店をまとめましたので、たまの休日はちょっと早起きして、鎌倉で朝食をいただいてみてはいかがでしょう。2018年02月25日作成
有名なお寺が点在し、多くの観光客で賑わう鎌倉ですが、“朝の風景”をご存知でしょうか。朝の少し冷ややかで澄んだ空気のなかで、寺社仏閣はしんと静か。参道を歩けば、周りの自然が朝の光に照らされて、生き生きとした美しさを見せてくれるでしょう。海は穏やかで、海岸を歩けば、やさしい潮騒に心が和みます。早起きしてでも見る価値のある景色が、朝の鎌倉にはたくさんありますよ。
春の鎌倉、訪れてみたくなりませんか*今回は、そんな朝活にぴったり♪鎌倉の美味しい朝食をいただけるお店を5軒ご紹介します。エリアは「鎌倉駅」周辺から、江ノ電にのって、海に近い「稲村ケ崎」くらいまで。周りに素敵な散策スポットもたくさんあります。
どこも店主とお客さんとの距離感が心地よく、あたたかな交流の場になっています。ぜひ地元の方と一緒に、美味しくて元気になれる、朝の時間を楽しんでください♪
「おはよう、かまくら。」あたたかみ溢れる言葉を掲げて、お客さんを迎え入れてくれるのは食堂「COBAKABA」。鎌倉駅東口を出てすぐ、鶴岡八幡宮に通ずる若宮大路に面したところにあります。ずっと地元の人々に愛され続けてきた定食屋が、2017年10月、朝をメインにした「朝食屋」としてリニューアルしました。
営業は7:00~14:00まで(13:30ラストオーダー)。朝ごはんでは、卵かけごはんや目玉焼き、納豆などを、定食セットとして提供います。そのほかに、小鉢、冷奴などを単品で追加することもできますよ。ちなみにお店の隣には、鎌倉野菜が豊富に並ぶ「鎌倉農協連即売所(通称レンバイ)」があります。たいてい、朝の店内はレンバイの買い物客で賑わっていますが、そんなローカルな活気も美味しく堪能して♪
朝食屋を謳ってはいますが、しっかりとした食事の定食メニューも提供していますよ。こちらは茨城県波崎・越田商店さんの「もの凄いサバ定食」。熟成させたつけ汁で作った鯖の文化干しは、ご飯がずっとすすむほどの美味しさ。まわりを散策してお腹をとことん空かせてから、ランチとしていただいてもよさそうですね。
日替わりメニューには、メインのおかずに、味噌汁、小鉢3つが付きますよ。豚しゃぶ、魚のフライ、鶏のグリルなど…ボリュームもあって、満足できるはず♪調味料は手作りしょうゆや無添加のみそなどが使われていて、店舗で購入することもできます。
ちなみに、同じ鎌倉市内のドーナツ屋さん「べつばらドーナツ」のドーナツを店頭販売しているのも嬉しいポイント。金土日月しかオープンしていなくて、イベントなどでもすぐに売り切れてしまうほどの人気店なんです。名前の通り、朝食のあとにべつばらで食べ歩きしながらお散歩するのも、いいかもしれませんね♪
帰りは、お隣のレンバイへ。美味しい野菜のお土産を買うのもお忘れなく◎
「ミルコーヒー&スタンド」は材木座海岸の入り口、魚屋さんやおもちゃ屋さんなど、昔ながらの風景が残る路地に佇んでいます。鎌倉駅から歩いて、だいたい20分程度で到着。少し時間がかかりますが、次第に近づく海の気配を楽しみながら進めば、きっとちょうどよい距離感のはず♪
材木座海岸のすぐそばということもあり、サーファーたちや地元住民の方も多く立ち寄る、ローカルに愛されるカフェとして知られています。こじんまりとした店内のいたるところには、ちょっとレトロなインテリアが。どこを切り取っても絵になるような、オシャレでかわいい空間です。
カウンターにはいつも、手作りのスイーツが並びます。マフィンやブラウニー、チーズケーキ、スコーンなど。どれを選ぶか迷ってしまいますね。
営業は平日7:30~、土日祝は8:30~。カウンターにならぶスイーツのみならず、このようなボリューミーなサンドイッチもいただけます。なによりも、エスプレッソマシンを使用した本格コーヒーは、ぜひ、海風が気持ちいいこの場所で飲んでみてほしい一杯。丁寧に抽出されたこだわりのコーヒーが、至福のひと時をもたらしてくれますよ。
材木座海岸の穏やかな朝の海を眺めに、のんびり訪れてみてはいかがでしょう。地元住民の方たちが次々に訪れては、コーヒーをテイクアウトし、あわせて店主に近況報告していく姿を眺めるのも、心がほっこりする時間になるはず。自分のペースでゆったりとした時間を満喫してくださいね。
鎌倉駅西口より歩いて7分程。鎌倉と長谷を結ぶ由比ヶ浜通り沿い、六地蔵の交差点の近くにあるのが、山形料理のお店「ふくや 六地蔵店 」です。こちらは宿泊施設「HOSTEL YUIGAHAMA」に併設された食事処ですが、宿泊客以外でも気軽に利用することができます。
7:30~10:00までの朝食は、山形直送のお米と、手作り味噌のお味噌汁を中心にした和定食。旬のお惣菜が小鉢に盛られた、体が喜びそうな朝ごはんです。
「山形のだし」など、白いごはんがついつい進んでしまう小鉢がたくさん。しっかりと、自然のものをいただいている、という気持ちになれそうです。由比ヶ浜通りは昔ながらの商店や、新しくオープンした雑貨屋さんなども多くて楽しいエリア。一日の始まりにぴったりな場所ですよ。
江ノ電・長谷駅を降り、海に向かって歩くこと約5分。古民家カフェやパン屋さんなどが並ぶ、人気の「坂の下エリア」にあるのが、「福日和カフェ」です。
朝の光がたっぷりと入る店内は、ゆっくり朝食を楽しむのにぴったり。一本路地を入ったところにあるため、店内は静かで、日常の喧騒を忘れさせてくれます。あたたかい季節にはテラス席もオススメです。
営業は8:00~。見た目も楽しい、玄米お手まりプレートをいただけます。色とりどりの野菜がたくさん食べられるのが嬉しいですね。甘めに味つけされた卵焼きは、なんともいえない懐かしい味ですよ。
食べることの大切さを諭してくれるような、一つ一つ手間を惜しまずに作られた料理の数々を味わえるのが、「発酵朝食プレート」。自家製の醤油麹でいただく卵かけごはんは絶品ですよ。器の使い方や盛りつけなど、真似したくなるセンスが詰まった一皿です。
スパイス香る、オリジナルのチャイもオススメ。朝食プレートを頼んだ方は、+100円で注文できますよ。スパイスやお砂糖の量を好みで調節してくれる、うれしいサービスも♪やさしく体をあたためてくれる、一杯をどうぞ。
江ノ電に揺られて稲村ガ崎まで、少し足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。稲村ガ崎駅から徒歩約2分、びっくりするくらい線路沿いに佇んでいるのが、「ヨリドコロ」です。
カウンター席の大きな窓の向こうにあるのは…江ノ電の線路と鎌倉の日常風景。ガタゴト通る電車を、間近で体感することができる特等席です。
朝ごはんは、7:00~9:00。卵かけごはん定食はワンコインで、そのほか、あじやさばの干物定食が600円と、リーズナブルなメニューがうれしいですね。
こだわり卵の卵かけごはんは、ぜひ店員さんに食べ方を聞いてみて。美味しい卵かけごはんの作り方を伝授してくれますよ♪
お店の前の道をそのまま歩いて行くと、3分程で海岸に出られます。高台になっている稲村ガ崎公園からは、天気がよければきれいな江ノ島と富士山が見渡せますよ。朝の冷たい空気の中に浮かび上がる風景は、心を穏やかにしてくれる美しさです。
いかがでしたか。ちょっと早起きして、海風を感じる特別な場所で朝食を食べながら、「鎌倉のどこに行こう?どんな体験をしよう?」と、今日のプランをあれこれ考えるのも楽しいですよ。鎌倉の魅力をまるっと一日かけて、思い切り満喫するために。ぜひご紹介した素敵なお店で、一日の始まりを過ごしてみてくださいね。
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有名なお寺が点在し、多くの観光客で賑わう鎌倉ですが、“朝の風景”をご存知でしょうか。朝の少し冷ややかで澄んだ空気のなかで、寺社仏閣はしんと静か。参道を歩けば、周りの自然が朝の光に照らされて、生き生きとした美しさを見せてくれるでしょう。
海は穏やかで、海岸を歩けば、やさしい潮騒に心が和みます。
早起きしてでも見る価値のある景色が、朝の鎌倉にはたくさんありますよ。