観音崎・久里浜は海とアートが楽しめるスポット
海を一望できる観音崎公園の他、眺めの良い横須賀美術館など日帰り旅を満喫できるスポットもたくさん。おいしいカフェやレストランもあるので、一日中楽しめますよ。
アートと自然を感じるひととき
横須賀美術館
屋上から見える景色は圧巻。遠くに見える大型船が行き交う姿も絵になります。
横須賀・三浦半島や海をテーマにした作品を多く所蔵しているのが特徴。また、週刊新潮の表紙絵を展示している「谷内六郎館」も併設されていて、ゆっくりと時間をかけて鑑賞したい美術館です。
年に数回開催されるワークショップも人気。大人から子どもまで楽しめるイベントが企画されているので、HPをチェックしてみては？
白を基調としていて、すっきりとした館内。吹き抜けの天井から差し込む陽の光がやさしく照らしています。窓の向こうに見える海の色も白い壁に映えてとてもキレイです。
アートに詳しくない方も、おしゃれな空間を楽しむ感じで訪れてみてはいかがでしょうか？
観音崎公園
横須賀美術館の裏手にある遊歩道を上って15分ほど歩くと、小鳥のさえずりや木々の音だけが聞こえる静かな森へ。まるでジブリ映画の世界に迷い込んだかのような不思議な気分になります。
園内には、旧日本陸軍が明治10年代から20年代にかけて建設した砲台と弾薬庫跡がそのままの姿で残っています。
日本最初となる洋式灯台が設置されたのが、ここ観音崎公園。現在3代目となる観音埼灯台は、浦賀水道を航行する船舶を見守ります。
浦賀の渡し船
浦賀港の東西を結ぶ約230mを渡す船「愛宕丸（あたごまる）」に乗って約3分の船旅を楽しんでみませんか？地元で“ポンポン船”の愛称で親しまれていて、その歴史は古く(享保10年)頃から運行されているそうです。
穏やかな海を渡る船からは、浦賀造船所跡地に建つクレーンやドックを見ることができます。運行ダイヤはなく、乗りたい時は渡船場のブザーを押すと対岸から迎えに来てくれるという、のんびりした感じも良いですよね。
ランチは居心地抜群の絶品レストランで
ACQUA MARE（アクアマーレ）
横須賀美術館の併設されたイタリアンレストラン「アクアマーレ」。東京・広尾に本店を構える「リストランテ アクアパッツァ」の日高良実シェフが総料理長を務めています。
イタリアの家庭料理をベースにした料理が気軽に味わえると、美術館鑑賞のあとに立ち寄る方も多い人気店です。大きなガラス窓のある開放的な店内。
採れたての新鮮な野菜など地元の食材を活かしたメニューがいただけます。
三浦半島や横須賀の新鮮な魚介、 写真のサラダとパスタのセットの他、本格的なコースまでメニューも豊富。
テラス席からの眺めはまた格別。季節によって海の色の違いが楽しめます。美術館に入らずレストランだけの利用もできるので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか？
かねよ食堂 -KANEYO ART STUDIO-
京急の馬堀海岸駅から“観音崎行き”のバスで伊勢町を下車。海水浴場へ向かう細い道の突き当りにあるのが「かねよ食堂」。決して目立つ場所にあるわけではないのに、行列ができるほどの人気店なんです。
古い漁師小屋をリノベーションしたお店はトタン屋根の外観がなんともレトロ。夏は窓もドアも外して開けっ放しにしているそうで、開放感たっぷり。
冬はストーブを焚いてあたたかくしているのでご安心を。家具や内装のほとんどをスタッフの方たちが手作りしていて、木の温もりが感じられます。オブジェやサーフボード、観葉植物などセンスの良さを感じます。
撮影、ギャラリー、ライブなど様々なアートイベントにも使われているんですよ。イベントの詳細はHPやSNSをチェックしてくださいね。
名物の「特製プレート」。メインディッシュとライス、サラダなどがワンプレートに盛り付けられています。日本にいながら海外のカフェを訪れたような気分になれるランチが味わえますよ。
フレンチを学んだシェフの作るお料理は、地元の魚や野菜をふんだんに使ったものばかり。
手作りスイーツも絶品。テラス席もあるので、海を眺めながらゆっくりと過ごしてみては？寒い日はブランケットを貸し出しや、ストーブに近い席を案内してもらえたりとスタッフの方の細やかな気遣いもうれしいお店です。
TANTO TEMPO Cucina（タント テンポ クッチーナ）
観音崎公園や横須賀美術館から海沿いに歩いて数分、走水小学校の校門脇にある「タント テンポ クッチーナ」。目の前に小さな浜辺がある可愛らしいイタリアンレストランです。横須賀市子安の野菜や地元走水の地魚を積極的に食材に取り入れつつ、自由奔放に手作りした料理がいただけます。
もともとは葉山にあるのイタリア食材店「タント テンポ」の隣で営業していましたが、縁あって横須賀に移転。アットホームな雰囲気の店内は、都会の喧騒から離れたリラックスタイムが過ごせます。
朝8時から営業しているので、海辺でモーニングもおすすめ。人気の「農場風目玉焼きセット」はパクチーの香りとトマトの酸味が爽やかなサルサライスがセットになっています。朝からサルサ…？と思われるかも知れませんが、さっぱりしていていくらでも食べられそう。わざわざ早起きして訪れる人も多いんですよ。
こちらもモーニングメニューのひとつ。自家製パン、スコーン、パイナップルジャムとマスカルポーネが木のトレイに並んでいます。焼きたてパンの香ばしい香りで幸せな気分に♪
ランチのパスタは自家製トマトソースが絶品。
営業時間が17時までと早めですが、日帰り旅なら十分。モーニングやランチにぜひ立ち寄ってみては？
ダイニングカフェ風
観音崎エリアには海沿いのカフェやレストランがいくつかありますが、「ダイニングカフェ風」もそのひとつ。横須賀美術館から車で6～7分の道沿いにあるので、初めての方もすぐに気づくはず。カウンターからは、青い海を眺めることができ、ひとりでも入れるカジュアルな雰囲気が人気です。
コリコリ食感とガーリックの風味がたまらない、人気ランチの「サザエガーリックパスタ」。真っ白なプレートにこんもり盛り付けてあるのも食欲をそそりますよね。
和定食もおすすめ。朝獲れの魚にこだわっているだけあって、その新鮮さは格別。その日の仕入れによって使うお魚や料理の内容が変わります。写真は、鯵のたたき丼とアジフライ定食。
カフェアンドワインみやまさ
京急浦賀駅から徒歩10分ほどのところにある「カフェアンドワインみやまさ」は、知る人ぞ知る隠れ家のようなカフェ。というのも、「ワインセラーみやまさ」という酒屋さんの奥が入口なんです。アンティーク風の茶色いドアが目印。
老舗酒店の倉庫をリノベーションしています。天井や壁は倉庫の時の状態をそのまま残していて、打ちっ放しの白い壁とのコントラストが大人っぽいインテリア。薪ストーブの火は、ほっこりと冷えた体をあたためてくれます。
パティシエの作るケーキは、旬のフルーツが味わえると女性を中心に人気なんですよ。
土日限定のチーズケーキは、しっとりふっくらしていて口どけの良さがたまりません。
お隣のワインセラーで買ったワインは、カフェで飲むこともできるんです。お手頃価格のワインも多いので、ワインとスイーツで午後のひとときを過ごすのも良さそう。
BiBi Cafe（ビビカフェ）
馬堀海岸駅から歩いて2～3分にある「BiBi Cafe」は愛犬家の方におすすめのカフェ。都心から近い海岸エリアは、ワンちゃんと一緒のお出かけにもおすすめ。海沿いのお散歩のあとは、ドッグカフェでランチやお茶を楽しみませんか？
アジアンテイストのインテリアがおしゃれな店内。外観のカラフルなイメージとは違い、落ち着いた感じの空間です。テーブルの間隔にゆとりがあるので、満席でもゆったりと過ごせます。
ボリュームのあるランチは、ワンちゃんとたっぷり遊んだあとのおなかも満足できます。サンドイッチは野菜たっぷりなのでヘルシー。気取らないアットホームな雰囲気で居心地の良さ抜群です。
スイーツメニューもおすすめ。和の器に盛り付けられたシフォンケーキは自家製で、ココアや塩キャラメルなど季節によって違う味わいが楽しめます。写真にはありませんが、ワンちゃん用のメニューもありますよ。
RIVER STONE（リバーストーン）
馬堀海岸駅から歩いて6分ほど、大きな団地の向かい側に「リバーストーン」があります。白と緑の外観が目印。近くにある大学の学生さんもよく訪れる地元に愛される喫茶店です。店名は、オーナーのお名前が「石川さん」だからだそう。シャレがきいていると思いませんか？
店内は昭和レトロな雰囲気。よく磨かれたカウンターと床は清潔感があり、よくお手入れされていることが分かります。写真には写っていませんが、吹き抜けのロフトもあって広々とした空間。天井が高いので室内でも開放感があるのが良いですね。
太麺にケチャップで味付けした昔ながらのナポリタンは、子どもから年配の方まで人気のメニュー。中に目玉焼きが隠れているのがリバーストーンオリジナル。
焦げ目がおいしそうなシーフードドリアは女性に人気。シンプルな味つけで食べやすいと評判なんですよ。懐かしい雰囲気のお店でいただく定番の洋食で、タイムスリップしたかのような時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？
お外ごはんならテイクアウトのパンがおすすめ
zacro（ザクロ）
久里浜駅からバスで15分ほどの住宅街にある「ザクロ」。目立つ場所にあるお店ではありませんが、メディアに紹介されることも多い人気のパン屋さんです。ネイビーとダークブラウン、白い外観が目印。
店内には、たくさんの種類のパンが並んでいます。ザクロでおこした自家製の天然酵母と低温で10時間以上もかけて発酵させるています。本場フランスの名店で修行をしたオーナーブーランジェこだわりの製法で作られたパンは、“しっとりもっちり”とした食感です。
バゲットの外側は皮のパリパリ感が際立ちます。中身はもっちりしていてそのままでOKですし、軽く焼いてもまた違ったおいしさが楽しめます。
幅広い年代に人気のみるくパン。レーズンやチョコチップ、くるみなど種類も豊富です。いろんな種類を買って食べてみたくなりますね。
ランチにするならサンドイッチもおすすめ。「ザクロスペシャルセット」は、ハーフサイズのフランスパンのサンドイッチが2種類とハーフサイズのクロックムッシュとキッシュなどが入っています。女性ならこれだけでもおなかいっぱいになりそう。売り切れてしまうこともある人気メニューなので、早めに訪れるのがおすすめです。
One-Copain（ワンこぱん）
浦賀駅から2分ほどバスに乗ったところにあるサニーサイドマリーナの中にある「ワンこぱん」。先ほどご紹介した“浦賀の渡し”の乗船場から歩いて行けるので、観光しながら立ち寄れるアクセスの良さが魅力です。2階のお店は太陽に光がサンサンと降り注ぎ、明るく気持ちが良い空間です。
ワンこぱんの特徴は、パン生地に油脂と砂糖を使っていないこと。ハード系のパンが多く、小麦の味を存分に味わえます。代官山の有名パン屋さんで修業を積んだオーナーが、一から手作りしたこだわりの味を求めて多くの方が訪れています。
地元の食材を多く使ったサンドイッチは、オーダーを受けてからその場で作ってくれるので、できたての味を楽しめます。野菜たっぷりでボリューム満点。外で食べるのが楽しみになりますね。店内にはカフェスペースもあるので、ここでランチすることもできますよ。
観音崎・久里浜を満喫しよう♪
京急浦賀駅から“観音崎行き”のバスで終点まで行くと見えてくるのが広い芝生が特徴の「横須賀美術館」。建物の約半分を地下に埋め込み、地形と一体化しているので圧迫感がなく後ろの山と溶け込んでいます。